« 【名古屋】4/27効き目deトマト | トップページ | 【名古屋1月20日の様子】 »

【3/19大阪レポート】食べるときに役立つ玉ねぎのお話

Photo

2009年3月19日(木)10:30~12:30 大阪教室

講師:寺崎美緒 先生

今回の野菜教室のテーマは『タマネギ』

いろいろな料理に使われている『タマネギ』ですが、定番料理になってしまうという方が意外と多く、今回の参加理由も「料理のレパートリーを増やしたい」と参加した方が多いようでした
反対に「タマネギが苦手だからあえて…」という方も

まずは、野菜全体についてのお勉強

指定野菜…日本国内で特に消費量の多い野菜14品目
     葉菜…タマネギ・ハクサイ・キャベツ・ホウレンソウ・ネギ・レタス
     果菜…キュウリ・ナス・ピーマン・トマト
     根菜…ダイコン・サトイモ・ニンジン・ジャガイモ

※ここで『タマネギ』についての第1質問
「タマネギは、根・茎・葉のどの部分でしょう?」
ほとんどの方が「茎」と答え、不正解 (正解は「葉」)

次に「野菜の1日の摂取目標350gを実際に計ってみよう」ということで
カットされた数種類の野菜と秤が用意され2グループで対決!
両グループとも1回目はオーバー → 2回目でほぼピッタリに

Photo_2

続いて、前日の食事のメニューを書き出し、野菜・果物摂取についてのディスカッション
ほとんどの方が目標摂取量をクリアという優秀な結果でした
補助的手段としての野菜ジュースやサプリメントについては、元歯科衛生士の寺崎先生ならではのお話しが聞けました
 ≪ヒミコノハガイーゼ≫
  ヒ…肥満の防止
  ミ…味覚が発達
  コ…言葉の発達
  ノ…脳の発達
  ハ…歯の病気の予防
  ガ…がんの予防
  イ…胃腸快調
  ー
  ゼ…全力投球(全身が活発になり集中力UP)
【噛む】ことでこのような効能が期待できるので、なるべく食べ物で摂取して欲しいということでした

そしていよいよテーマの『タマネギ』です
★ タマネギの特徴
アメリカに次ぐ世界第2位の生産国
国内収穫量は、ダイコン、キャベツに次いで第3位

★ タマネギの旬
  秋蒔き…5~6月頃収穫され、乾燥させて1ヶ月ほど遅れて出荷
      新タマネギは3~4月頃早取りして出荷
      産地:大阪、佐賀、兵庫、愛知、香川など
  春蒔き…9~4月にかけて出荷
      産地:9割が北海道

★ タマネギの保存法
常温で直射日光を避け、風通しの良い暗いところで保存
使いかけのものは、ラップをして冷蔵庫で保存

★ タマネギの種類
◎ 黄タマネギ…通常、タマネギと呼ばれるもの
        球のしまりがよく、貯蔵に向き、辛味が強い
◎ 白タマネギ(サラダタマネギ)…やや扁平で外皮が白く、中も透明な白色
        水分が多く甘味があり、辛味や刺激臭が弱いので生食に向いている
◎ 新タマネギ…黄タマネギや白タマネギを春に早取りし、すぐに出荷したもの
        皮が薄く扁平で、水分が多くてやわらかく辛味が少ないが、
        腐りやすくすぐに風味が落ちる
◎ 赤タマネギ(紫タマネギ、レッドオニオン)…外皮は鮮やかな赤紫色で、
輪切りにすると中からも赤い輪が現れる
甘味があり水分が多く、辛味や刺激臭が弱いので生食に向いている
◎ 小タマネギ(ペコロス、プチオニオン)…直径3~4cmの小さなタマネギ
        黄タマネギを、同じ面積に10倍以上の苗を植えて小玉に育てたもの
◎ 葉タマネギ…根が大きく育つ前に葉つきのまま収穫したもの
          葉の部分は香りがよくやわらかで、ビタミンが多く含まれる

★ タマネギの栄養
・野菜の中で最も糖質が多い
・硫化アリル…血液さらさら効果(高血圧、糖尿病、動脈硬化、脳血栓、脳梗塞の予防)
         胃の消化液の分泌を高める、生臭みを緩和、強い殺菌力
         加熱により消失するので生食がよい
  ・グルタミン酸を多く含み、【西洋のかつおぶし】とも呼ばれている

最後はお待ちかね『タマネギのお勧めレシピ』の試食です

今回は3品紹介していただきました
☆ 蒸しタマネギ

丸々1個蒸されたタマネギが蒸し器から直接サーブされ、熱々です
とっても甘くてとろとろでそのままでも十分でしたが、ポン酢とごま油を混ぜ合わせた
たれをかけると、また違った味わいが楽しめました

1

☆ ツナとタマネギのそぼろ
甘辛くてご飯が欲しいと思わせる一品でした
サンドイッチの具としてもピッタリだと思います

☆ タマネギピクルス
少しシャリシャリ感が残っていて、ほどよい甘酢っぱさでした
こちらもサンドイッチの具やイタリアンの前菜になりそうです

Photo_5

少し時間が余ったので、タマネギの辛味を抜く実験をすることに
「タマネギを切って15分程おいておくと辛味が抜ける」ということですが…
約10分後、先生が試食
「辛いぃ~」 教室内は爆笑
時間が短めだったせいか、北海道産だったせいか、実験は失敗に終わりました

レポート作成者   田中 なぎさ

食べること、料理をすることが大好きな私にとって、幸せや健康を与えてくれる野菜や果物はとても大切な存在です
食べたら笑顔になってしまう、さらに心も体も笑顔にできる、そんなお料理を作れるようになれたらと思っています。