【4/2大阪レポート】 調理法で大変身!素材の持ち味活かします
2009年4月2日(木)10:30~12:30 大阪協会本部 大阪支社
「調理法で大変身!素材の持ち味活かします」
講師は酒井美奈子先生です。
まずは指定野菜や緑黄色野菜、淡色野菜のお話を聞きました。
昔は緑黄色野菜のほうが栄養価が高くていい野菜と言われていましたが、
最近は淡色野菜がもつ抗酸化作用や免疫機能を調整という働きが注目され、
見直されてきたそうです。
つづいて野菜や果物の摂取量のお話。
みなさんご存知のとおり、1日の野菜の目標摂取量は350gです。
「では、このちりめんキャベツ(1/4個)は何グラムあると思いますか?」
という先生の問いに、みなさんの答えは「200g」と「250g」。
「では実際に量ってみましょう」とはかりに乗せると、なんと460g!
思っていた重さの約倍の重さがありました。
「へ~、そんなにあるんだ」とみなさんもびっくり。
350gなんて毎日食べられないよ~と思っていましたが、実際は食べているかも??
ちなみに他のお野菜1個あたりの重さは
トマト 160g
ミニトマト 16g
アスパラ 25g
ピーマン 40g
という結果でした。
そして、今回のテーマ野菜である「キャベツ」のお話へと続きます。
キャベツの原産地は地中海で、原種は青汁の素として知られているケール。
アブラナ科であり、仲間にはカリフラワーやブロッコリーなどがあります。
今ではよく使われる野菜として代表格的なキャベツですが、その歴史は意外と浅く、
日本で広まったのは大正時代だということでした。
キャベツの基本的なお話を聞いた後は、今が旬の春キャベツと、チリメンキャベツを生で食べ比べ。
チリメンキャベツは生で食べるより煮物など加熱して食するのにむいているキャベツです。
生で食べると苦味があるということでしたが、苦味というより、ちょっとくせがあるかな?という程度。
私はけっこう好きな味でした。
他の班の人たちも「食べ続けたらくせになってくる味」と言っていました。
そして春キャベツを「茹でる」「蒸す」「電子レンジ」でそれぞれ3分半調理し、その違いを比較。
私の予想では蒸したものが一番おいしいのかなと思っていたのですが、シャキシャキ感がなく、
味も薄い気がして私の好みではありませんでした。
そして一番期待していなかった電子レンジ加熱ですが、甘みが強く、食感もシャキシャキして
一番人気でした。
ビタミンなどの損失も少なく、お鍋などもいらなくてお手軽なのにおいしく仕上がるとは、
電子レンジってなんて優秀な調理器具なんでしょう!
ただ、野菜によってはおいしくできないものもあるそうです。
他の野菜でも調理法を変えて食べ比べをして、その野菜にあった調理法をさがしてみたいなと思いました。
レポート作成者
ベジタブル&フルーツマイスター 東内 恵子
8月の野菜教室で講師をする予定です。テーマは「ねばねば野菜(予定)」です。
ぜひ、皆さん参加してください