【7/7大阪レポート】達屋de野菜教室
【7/7大阪レポート】
野菜ソムリエ認定店『達屋 TAZ-YA』de野菜教室
【開催日時】7月7日(水)13:00~15:00
【テーマ食材】ナス
【講師】KIYOMI先生(野菜ソムリエ、FMCOCOLO DJ)
認定レストランでの初の試みという野菜教室で、野菜ソムリエであり、FMCOCOLOのDJをされているKIYOMIさんとの夢のコラボレーション企画に参加してきました。
野菜ソムリエ認定店「達屋TAZ-YA」は手間を惜しまずにつくる料理の数々が大変人気!
また、素材にこだわり、農園から取り寄せたこだわりの野菜は「無農薬栽培」で育てられたもの
だそうです。
今回の講師KIYOMIさんは野菜ソムリエであり、FMCOCOLOのDJであり、
他にも調味料ジュニアマイスター、家庭菜園2級などの資格を持ち、
またサルサダンスインストラクター、パーティースタイリスト講師など数えきれないほどの
御活躍をされ、パワフルでエネルギッシュな生き方をされている魅力的な先生です。
★講義内容★
野菜と果物って何?
どれくらい摂ったらいいの?
毎日の食生活をチェックしてみよう
テーマ食材、ナスの基礎知識
七夕ということもあり、講義が始まる前にキラキラ短冊にお願い事を書くという、
素敵な演出もあり、参加された方々も何を書こうかと話が弾み、和やかなムードに・・・・。
野菜でつくられたお酢のドリンクを頂きながらの講義もいつもと雰囲気が違います。
☆野菜と果物について
人間が食べるために育てられた植物、つまり『食べることが出来る植物』というわけですが、
日本の指定野菜14種類あるなかで、KIYOMIさんは、
ご自分ではあまり食さないサトイモが入っているのに初めは驚かれたそうです。
私にとってもサトイモはお正月など縁起の良い時に食べるイメージがあり、
一年中といった感じではなかったのですが、全国的には消費量が多いわけですよね。
☆緑黄色野菜について
色が濃い野菜、鮮やかな野菜と思われがちですが、
実は可食部100gあたりのカロテンの量が600μg以上含まれている野菜だということ。
代表的な野菜として挙げられている中で「大葉」が一番βカロテンが多いと教えてくださいました。
大葉はスーパーで買えば10枚100円くらいするので、ご家庭での栽培をお勧めしていました。
確かにその通りですよね!
☆淡色野菜について
簡単にいうと切った中身が白い野菜ということでした。
淡色野菜は「一度にたくさん食べられる」というわけですが、
とはいえ一度にたくさんどうやって食べたらいいの?とお悩みの方!
ちょっと蒸したりして、カサを減らして食べてみてはいかがでしょう。
☆いも類、まめ類について
ここでは堺の名物「くるみもち」の話。ズバリあんは何でできているか?
正解は『枝豆』でした。
ちなみに、くるみもちの「くるみ」とはお餅をあんでくるんだ餅だから「くるみもち」
というのだそうです。デザートで枝豆が食べられるなんて素敵ですよね。
まだ食べたことがないので是非、一度食べてみたいと思いました。
☆保存に役立つ分類
立ち野菜(アスパラ・はくさい・ほうれん草など)、
ぶらさがり野菜(トマト、ナス、キュウリなど)、
土つき野菜(ごぼう、人参、玉ねぎなど)と3つに分類。
野菜を買ってきて保存するには、成長した姿を想像しながらキープするのがコツだそうです。
立ち野菜は立てて、ぶら下がり野菜は上下は気にせず保存、土付き野菜は新聞紙で包んで土
の代わりにしてあげるのが良いとのこと。
☆果物について
朝食べる果物は脳のエネルギーになるそうです。また、夕方のおつとめ品はたとえ、栄養価
が落ちていたとしても食べないよりは食べたほうがマシ!?安くて美味しいのでお得です。
☆一日にどれくらいの野菜や果物を摂ったらいいの
『 摂取目標は野菜350g 果物200g 』
では一日の食事をチェックしてみましょうということで、自己採点。
参加者の方々も意外に果物やキノコ類が摂れてない悩みもでました。
KIYOMI先生はキノコはスープに合うのでたくさん煮込んで小分けしながら、タッパーに入れ
て保存し、キノコのビジソワース風やキノコご飯んに活用されているそうです。また、果物を
外食で摂るのは意外に難しいので、家でいかに果物を充実させるかが大事なようです。
朝、フルーツを1種類だけでも摂ると脳のエネルギーになるそうなので意識して積極的に
食べたいですよね!
☆テーマ食材ナスについてのミニ知識
ナスはナス科ナス属ということで、トマトやピーマン、じゃがいもの仲間。
原産地はインド。原産地はインド東部。旬は夏~秋で、夏は水分が多く秋は実がしまる。
主な産地は高知県、熊本県、群馬県、栃木県、愛知県。
ナスの種類もたくさんあります。テーブルの上に用意されたナスは(長ナス・馬場ナス・米ナス
・キヌカワナス・水ナス・マルナス)と(白ナス・ばってんナス・赤ナス・へびナス)。
テーブルごとにまわして観賞。私たちのテーブルも、ついでにナスの重さを量りました。
〈ばってんナスは57gほどで軽く、大きい白ナスは612gもありましたよ!!>
ナスは1本30カロリーと低カロリー、調理法も揚げたり、焼いたり、煮たりと便利な食材です。
機能性としては食物繊維(便秘の解消)、カリウム(余分なナトリウムを排出)、
アントシアニン(コレステロール値を下げ、動脈硬化防止、血液サラサラ、活性酸素消去)、
コリン(血圧を下げる、胃液の分泌を促すなど)こんなに良い効果があるといわれているナス。
『畑の赤ワイン』と言われている意味が分かりました。
ここでいよいよ、お待ちかねの試食タイム~『全員でいただきナス(*^_^*)』
☆ナスのそーめん
ナスの皮をきんぴら風にアレンジしたものがトッピングに!
『温かいですね~』『作りたいね~』『やさしい味~』など飛び交う会話。
簡単なのに絶品!これからの季節にピッタリだと思いました。
☆ナスのステーキ
赤ワイン、トマトソースで煮込んだミンチ肉のいわゆるミートソースとナスをくり抜いた実を
加えてナスの器にのせチーズをのせて焼いたステーキ。
オーブントースターだけでできるのが嬉しいです。
ボリュームもたっぷりあり、ザ・メイン料理!という感じです。
また、子どものおやつにも喜ばれますし、お酒の一品にも役立ちそうですね!
☆ナスのケーキ
達屋のシェフ、稲葉さんはジュニア野菜ソムリエの資格を取って、はるかにベジタリアンになったそうです。最近は野菜のデザートを作るのが楽しいとのこと。野菜のデザートはヘルシーですし、女性のお客様の満足度を上げますよね。
今回は特別に、野菜教室のためにテーマ食材のナスのデザートを作ってくださいました。
ビックリしたことに、このナスのケーキにはナスが4本も使われているんです。
皆さん大変、驚かれていました。抹茶が上にかかっていて、ゴマが底に敷かれてあり、
食感も楽しめました。
とっても盛りだくさんの内容で他にも、映画からも食を学べるので良かったら見てくださいと
「ザ・フードインク」「いのちの食べ方」「キングコーン」などの紹介もあったり、
知恵袋的なお話として、
『歯が痛い人はナスのヘタを黒く焼いて患部にシップ代わりにしてあてると
火傷の炎症を防ぐ効果があるといわれている』といったことなど、話題豊富なKIYOMIさん。
そして達屋のオーナー、松本さんは『野菜は形を見て食べることができる』と、
『命があって食べるということ。どのように作られているのかを知って、土とか、
地球とか体を大切にすること、また美味しいものを次の世代に繋いでいくのが飲食業の役目だ』と、
熱い心を伝えてくださいました。
私も生産者さん、農家の方々にも目を向けて明日からの食生活に生かしていかなければ!と
強く思いました。達屋のみなさん、KIYOMI先生、本当にありがとうございました。
*梅田朝市*
達屋阪急梅田店にて開催
7月25日(日)9:00~12:00
「達屋 TAZ-YA」が選ぶ無農薬野菜を販売
無農薬栽培農家さんをもっと知ってほしいから、直送のお野菜をそのまま販売します。
日本一の抹茶農家さんがお茶をたてる当日限定カフェも同時開催!
(抹茶カフェは14:00迄)
【レポート作成者】
平田ちかこ(野菜ソムリエ)
アロマテラピーインストラクター、ハーバルセラピスト、漢方スタイリスト
香りの教室『AROMA FIELD』を主催。
高槻市の小学校にてキッズアロマ教室を行い、
野菜や果物、お花など植物の香りを通じて五感教育に日々奮闘中。
家業である、『こだわりの野菜をプロデュース ㈱グッドフィールド 』にて、
レシピ提供、商品企画に携わる。