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【1/14大阪レポート】野菜教室 丸ごとダイコンで内からキレイに

1/14大阪レポート】野菜教室 
 『丸ごとダイコンで内からキレイに♪』

「野菜教室」に参加する度に、自分の食生活を振り返り、
“ドキッ!!”っとする事があります。

野菜ソムリエになって、毎日気を付けているはずの食事ですが、
昨日は?と思い返すと、野菜料理が意外に少なかったり、果物が足りて
いなかったり…。
基礎知識を再確認し、初心に戻れるのが、この「野菜教室」なんです。

本日の講師は、野菜ソムリエであり、
ベジフルビューティーアドバイザーでもある、宮崎希先生で、
関西で、この2つの資格を取得された方は、まだ数人しか居られないそ
うです。

今回は、ダイコンの基本情報のほか、
野菜&果物パワーで、体の中から美しくなる秘訣を伝授して下さるとの事。
楽しみに参加させて頂きました。

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【日時】1月14日(金)13:30~15:30
【場所】野菜ソムリエ協会 大阪教室
【講師】宮崎 希 先生(野菜ソムリエ・ベジフルビューティーアドバイザー)

まずは、
(1)野菜・果物についての基礎知識 から。
     ☆野菜とは? …「食べられる植物」のこと。
 ☆指定野菜14種について…
「指定野菜」とは、日本国内で出回る野菜のうち、特に消費量が多いも
ので、
 国民生活にとって重要な野菜として「野菜生産出荷安定法」で定めら
れた野菜。
 1年中、安定してどこでも入手出来る様に、生産、流通が調整されて
います。

「ハクサイ、キャベツ、ダイコン、ホウレンソウ、タマネギ、ネギ、レ
タス、
 キュウリ、ナス、ピーマン、トマト、ニンジン、ジャガイモ、サトイ
モ」

 宮崎先生もご指摘されていましたが、
「サトイモ」もそうなん?って、私も思ってました!
 14種の野菜の中では、食卓に登場する回数が1番少ないかも…。

 主な生産地は、千葉県、宮崎県、埼玉県などで、
 大阪市場では、宮崎県産や愛媛県産を良く見かけます。
 消費量が多いのは、山形県や鹿児島県だそうです。

 参加者の中では、若年者の方が「あまり食べない…」と共感。
 でも、ご年配の方々は、しょっちゅう料理するよ!と言っておられま
した。
 「手がカユくなる。ヌルヌルする…。」と、面倒くさがってはダメで
すね!

 ☆緑黄色野菜と淡色野菜の違いは?
  色が濃いから!と言っても「緑黄色野菜」とは限りません!
  「野菜に含まれるカロテンの量」で分類されるのですが、
  今回、学ぶ「ダイコン」は、淡色野菜ですが、
  ダイコンの「葉」は、緑黄色野菜。
  すなわち「葉付きダイコンは」一挙両得!の野菜なんですね。

 その他…
 「いも類」のビタミンCは、でんぷんに守られて加熱しても破
壊されにくい!
 「まめ類」のビタミンB2は、美容ビタミンとも呼ばれ、髪の毛
や爪、瞳などにも影響を与える!
 「果物」は、疲労回復に効果的な有機酸(クエン酸やリンゴ酸など)
や、抗酸化作用のあるビタミンC、ビタミンE、ポリフェ
ノールを含み、身体のサビ=老化を防ぐ!…など、ビューティーに関連する情報も。

では、
(2)野菜・果物、どれだけ摂れてるの?
 「健康の為に、毎日350gの野菜と200gの果物を食べよう」

  350gの野菜ってどれぐらいの量?
  参加者のテーブルごとに、思い思いの350gを乗せてみる。
  私たちのテーブルは100g近くオーバー!?
  「でも、少ないより多い方が良いよね!」っと開き直る明るいチーム
  でありました。

350

  
 宮崎先生からは、
 ☆「野菜・果物をバランス良く摂るコツ」について
  以下のアドバイスをいただきました。

 ・野菜果物のだいたいの重さを知ること。
 ・色とりどりの野菜を食事に取り入れる。
 ・野菜が余った時に加工して冷蔵庫等で保存しておく。
 ・スチームケースを使って簡単に調理する。
 ・スープやお鍋などにする。
 ・中食の場合でもサラダ等の惣菜を意識して加える。
 ・インスタント食品などにも野菜を加える。
 ・外食時は種類が多いお店を選ぶ。
 ・和食の基本である一汁三菜を意識する。
 ・朝食に意識を置く。(果物など)

 これからは、適当…では無く「重さ」も意識して食べます!
 冷蔵庫で萎びさせないように、干し野菜など工夫して保存します!
 栄養素を逃がさない様に、スープや鍋、蒸し料理などを多用します!
 中食や外食でも、野菜や和食の基本を意識したメニューを選びます!
 果物は夜よりも朝!ブドウ糖を効率良く摂取して朝から頭をフル回転!

 いっぱいの反省点…、明日から実践します!

(3)捨てるところのない「ダイコン」と「美肌」

 ☆ダイコンの基本情報
 ・1年中目にするダイコンですが、旬は10月から2月の
 冬ダイコン。
 ・「根」の部分には、アミラーゼなどの消化酵素が含まれ、
  胸やけや胃もたれを防止するので、寝る前に食事をする時などは、
      「大根おろし」を使ったメニューにすると、消化を促進するので
  良いそうです。
 ・辛味成分のイソチオシアネートは、皮と実の間に多く含まれ、
  辛さのピークは、すりおろしてから 7~8分後。
  20分以上置くと、辛味は減り、ビタミンCも7~
8割が失われてしまうそうです。
  辛味がお好きな方は、食べる少し前におろすのがコツなんですね!
 ・「葉」は、緑黄色野菜で「βカロテン」が含まれ、
  身体に必要な分だけをビタミンAに変化し、お肌の乾燥を防
いでくれる。
  またビタミンCは、根よりも豊富で、老化防止や美肌効果も!

 ☆お楽しみの食べ比べ! 
  「青首ダイコン」は、宮崎先生の野菜ソムリエの同期がおられる
  三田市の「おおにし農園」さんから。  
  教師を退職されたご主人が、息子さん、野菜ソムリエの奥様と
  丹誠込めて作るお野菜たち。
  肥料にもこだわって、コーヒーの粉や、ぬか、もみ殻、
  近所の豆腐屋さんから分けてもらうおからなどを発酵させて配合。
  堆肥や落ち葉は3年以上寝かせ、化学肥料や農薬は出来るだけ使わ
  ず、 安全なものにこだわった野菜を提供されているそうです。
  
  その他「辛味ダイコン」、「青ダイコン」、「黒ダイコン」を試食。

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  寒い時期の青首ダイコンは、甘みがあって、水分も充分含み、
  シャリシャリとした食感が最高ですね!  
  青ダイコンは、見た目も鮮やかで、サラダや漬物に良いかも。
  辛味ダイコンは、実がしまって歯ごたえもしっかり!
  でも辛味は、黒ダイコンの方がピリッと辛かったです。 

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☆さらに「うるおい♪大根葉炒め」の作り方を教えて頂きました。
《作り方》
 フライパンにゴマ油(大さじ1/2)をひき、
 細かく刻んだ大根の葉(1本分)と、
 かつおぶし(ひとつかみ)を入れて、
 醤油(小さじ1)で味付けたら出来上がり。

☆ご飯にまぶしたプチおにぎりを試食。

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ちょうど小腹が空いたおやつ時で、美味しゅうございました!

もちろん、美容に関するアドバイスもありましたよ!
「乾燥」はお肌にとって大敵!
生活習慣からくる「乾燥原因チェック!」や、
健康な肌、傷ついた肌についての基礎知識について勉強。

「肌は内蔵をうつす鏡」と言います。
食物から得た栄養は、まず生命維持に必要な内蔵へ。
その栄養がお肌に届くのは、1番最後なんですね。
だからこそ、お肌がキレイな方は、内蔵も美しい!
まさに「インナービューティー」ですね。

宮崎先生は、以前、アトピー性皮膚炎だったそうですが、
食生活の改善によって、今ではすっかり回復されて、
スベスベのお肌をキープされています。

私も幼稚園の頃から小児湿疹(当時はアトピーと言わなかったので…)
で、大人になれば自然に治る!と言われ続けて、
40代後半の今もアトピー性皮膚炎で通院しております(汗)。
でも、野菜ソムリエの勉強をしていなければ、もっと症状がヒドくなっ
ていたかも…と
今は、野菜や果物に、そしてバランスの良い食生活を知った事に、
感謝の気持ちでいっぱいです。

最後は、参加者全員で記念写真もパチリ!

優しい関西弁での楽しい講座。
宮崎先生の明るくてポジティブな元気パワー!を
いっぱい分けていただいた「野菜教室」でした。

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野菜ソムリエとビューティーアドバイザーの資格を活かして、
益々のご活躍を期待しております!

下記ブログも是非チェックしてみて下さいね。

宮崎希先生のブログ「山女の健康的ゴハン」
http://ameblo.jp/yamame-vfb/

「おおにし農園」のブログ
http://blog.livedoor.jp/onishi_nouen318/

レポート作成】 野菜ソムリエ ひろえみわこ
野菜ソムリエ「コミュニティおおさか」で企画・広報を担当。
関西の野菜ソムリエ・アラフォー軍団「マダム☆ベジ」所属。
趣味は、カフェ巡りと珈琲豆の自家焙煎、野菜果物ジュースの試作。
将来は、ベジフルで「旬」を感じるカフェの開業を目指しています!