■第９回野菜ソムリエサミット■ レポート

昨日大阪教室では第９回野菜ソムリエサミットが開催されました！

テーマはカブ。
今回も品評会と展示試食会の２部形式で開催されました。

午前は事前に応募いただいた審査員の方１０名による品評会。

全国の生産者のみなさまに出展していただいたカブを
味や香り、食感などの観点で審査します。

今回は１４種類のカブが集まりました！

みなさん、香りをかおったり、


食感や味を確かめたり、、

真剣に審査をされています。

食味評価の後は、実際のカブを見て、
外観や価格、生産にまつわるストーリー性などの観点からみた
購入評価を行います。




カブと言えば、白くて丸くて、
スーパーに行くとだいたい１種類しか置いていなくて
選ぶ余地なしといった感じですが、

こんなに沢山種類があるんだなーとびっくりしました。

同じ白くて丸いカブでも、大きさが小さくてマッシュルームのようなものや
リンゴより大きなすごく大きいものがあったり、
実際に食べてみても、
果物のようなやさしい甘みのもの、辛みが強いもの、
果肉がやわらかいもの、シャキシャキしたもの、、、

と種類によって一つ一つに違った特徴があったようでした。

そしてさすが野菜ソムリエのみなさん！
このカブは生でサラダがよさそう！
薄い味付けで煮物にしたい！
シャッキリした歯ざわりなのでピクルスに！

などなど、それぞれのカブに合わせた調理方法も
想い浮かべられているようでした。

また今回は普段よく見かける白いカブ以外にも


うっすらオレンジ色をしたカブや

上部がきれいな紫色のカブなど

あまり見たことのない珍しいカブも登場しました。

そして午後からは展示試食会です。

１４種類のカブに、ピクルスや糠漬けなどの加工品も加わり、
みなさんそれぞれに味わっておられました。



そして試食会には今回遠野かぶを出展してくださった
生産者でシニア野菜ソムリエでもある高橋　義明さんが
奥さんの節子さんとご一緒に遠く岩手県よりお越しくださいました！


生産者の方に直接お話を聞ける、貴重な機会ということで
みなさん熱心に話を聞かれていました。

遠野かぶはカブとしては珍しく大根のように長い形をしていて
辛みが強く、薬味にぴったりだそうです。

岩手県遠野の伝統野菜で戦国時代に近江から伝来したと
いわれているそうです。

高橋さん自ら、かぶをすりおろして参加者の皆さんに提供してくださいました。
試食された皆さんは
「無性に冷たいそばが食べたくなった！」
「焼き魚にこのおろしたかぶを乗せたら美味しいだろうな」

と口々におっしゃっていました。

こうして今回も野菜ソムリエサミットが終了いたしました。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました！

次回第１０回野菜ソムリエサミットはトマトをテーマに
２０１２年５月２６日（土）に開催予定です。

次回も生産者の方と生活者のみなさんとの新しい出会い、
そして発見と感動がありますように。。。

皆様のご参加お待ちしています♪