■野菜ソムリエからの畑便り『ジュニア野菜ソムリエ三峰教代さん(滋賀県)』
先日から始まりました新コーナー『野菜ソムリエからの畑便り』では、
生産者野菜ソムリエから
『農業へのこだわりや想い』、『栽培されている旬の食材について』など、
生産者ならではの生の声を紹介していきたいと思います!
今回は、滋賀県のジュニア野菜ソムリエ、三峰教代さん
((株)fm craic園主)をご紹介します!
『(株)fm craic(滋賀県)』
ジュニア野菜ソムリエ 三峰教代さん(写真右)
◆栽培野菜
【とうがらし(弥平とうがらし)】
滋賀県湖南市に位置する
『株式会社fm craic』
丘陵地に囲まれ、中央に流れる野洲川付近に
平地が開けるといった水と緑に囲まれた
自然環境に恵まれた地域にあります。
農薬や化学肥料は使用せず、
有機堆肥で土づくりを行われています。
種が自家採取なので、他の唐辛子と交配しないよう、
畑では他のとうがらし類を栽培しないように心掛けられています。
『滋賀県の貴重な在来種とうがらし「弥平とうがらし」』
弥平とうがらしは、100年以上前から
湖南市の下田地区でのみ栽培されてきました。
地元では、長い間下田なすのお漬物に入れるためだけに
栽培されてきました。
輸入とうがらしが大半を占め、海外種のとうがらしが注目される中、
食の安全の観点から、また、地域活性化のためにも、
生産・加工を行うようになられたそうです。『辛いだけじゃない!「弥平とうがらし」』
弥平とうがらしは、
タカノツメの2倍(100,000スコヴィル)という
辛味が大変強いながらも、
芳醇な香りと、野菜の甘みが感じられ、
鮮やかなオレンジ色をしているのが特徴。
乾燥して粉末状にしても、
甘み・香り・辛みは、他には類を見ない味わいで、
一味として利用すると、料理を邪魔することなく
爽やかな辛味をプラスしてくれるそうです!『滋賀県にも貴重な在来種のとうがらしがあることを
全国の消費者に知ってもらいたいという思いで、
弥平とうがらしを栽培し始めました。
激辛とうがらしは海外産を含めたくさんあります。
ですが、弥平とうがらしは激辛だけじゃありません!!
辛さの中にひろがる甘みと、鼻をすっとぬけるような芳醇な香り。
辛いだけのとうがらしとはわけが違います。
生の弥平とうがらしから作るチリソースは、
弥平とうがらしのフレッシュな辛味と、パプリカのような甘みがクセになる味わいで、
和洋折衷どんな料理にでもマッチします!
是非、一度食べてみて下さい!』
100年以上前から伝わる
故郷、湖南伝統野菜『弥平とうがらし』の良さを
現代に「もっといいもの」として広めようとする、郷土愛。
海外産のとうがらしは溢れているけれども、
国産、しかも昔からある在来種の『弥平とうがらし』ならではの
辛いだけでない、口に広がる繊細な味たちを
いろんな料理と合わせてみたいですね!
三峰さんの『弥平とうがらし』
是非、お召しあがり下さい!
■ジュニア野菜ソムリエ三峰教代さんが作る『弥平とうがらし』 |
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