こんにちは!野菜ソムリエ、ベジフルライターの福島陽子です。
今年春から開催された野菜ソムリエプロの高橋淳一さんの家庭菜園教室も、いよいよ今期の最終回。先日行われた秋野菜の収穫の様子をご紹介致します!
淳一さんの畑では様々な野菜を育ており、春からその生育過程を見ることが出来たので、この家庭菜園教室はとてもいい勉強になりました。
最終回は、野菜ソムリエコミュニティ札幌の仲間である寺西梓さんと一緒に収穫にチャレンジ!収穫するのは、さつまいも、落花生、ヤーコン、キクイモ、白ごま、黒ごま、袋植えのごぼうとさつまいもです。
落花生は子房柄が土に戻り、先端がふくらんでサヤとなります。掘り出すと、沢山のサヤがついていました。採れたての落花生を茹でて頂くと、とても美味しいんです。
落花生の根に、粒のようなものがついているのがわかりますか?これは根粒と呼ばれる器官で、この中に根粒菌(バクテリアの一種)という土壌微生物が住んでいます。根粒菌は大気中の窒素をアンモニアに変換し、植物の生育に欠かせない窒素を豆に供給する働きをしています。
ヤーコンは株が大きかったので、寺西さんと協力して掘り出します。
おなかの調子をよくすると言われているフラクトオリゴ糖が多く含まれ、注目されているヤーコン。私はヤーコンのピクルスにすることが多いのですが、引き続き調理法を考えたい野菜ですね。
写真は少し見えにくいのですが、株の根元と塊根の間にある、苗を作れるヤーコンの紅色の塊茎の部分も見せて頂きました。
大好きなさつまいもは、いもを傷つけないように周りからスコップを入れて、慎重に収穫しました。苗は垂直植えをしましたので、大きなものが採れるかドキドキ。数や大きさに個体差がありましたが、綺麗な紅色のさつまいもを沢山収穫させて頂きました。品種は紅あずまと紅はるか。少し寝かせておいて、焼きいもやスイートポテトを作りたいです。
ごまは、サヤが2,3個弾けたら刈り取りのサインとのこと。今期はもうすぐ霜が降りてしまうので、少し早めに作業しました。
白ごまと黒ごまを収穫させて頂きました。このあとの作業は、風通しのよいところで全てのサヤがはじけるまで乾燥させたあと、脱穀します。
こちらの背の高い植物は、キクイモの株です。キク科ヒマワリ属の多年草で、食用とされるのはその肥大した根の部分です。
淳一さんと寺西さん、そしてもう一人の家庭菜園メンバーである野菜ソムリエの西川さんが植えた、袋植えのごぼうとさつまいもの収穫も行われました。かわいらしいサイズではありますが、ごぼうとさつまいもが出来ていましたよ。
落花生は収穫したら、その日のうちに茹でます。塩の分量は落花生量の8パーセント。ピーナッツよりやわらかい食感が美味しく、食べ始めると手が止まりませんね。淳一先生、美味しい野菜を育てて下さり、ありがとうございました。
様々な野菜の成長を見ることができる野菜ソムリエプロの家庭菜園教室、来期もぜひ参加したいです。
畑の野菜にご興味のある皆様、来年はぜひ一緒に参加しませんか?
福島陽子
札幌円山在住の野菜ソムリエ。日本野菜ソムリエ協会札幌支社公認ベジフルライター。まつのベジフルサポーター。円山を街ブラして見つけたお店や季節の最新情報、ステキな食材を使った私の手料理をブログでご紹介しています!ベターホーム料理教室歴7年。野菜ソムリエのイベントでの野菜販売、レシピのアドバイスもしています。
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