7月中旬 某日、
石狩の厚田地区のメロン農家さんの畑にて
収穫が始まったメロンたちを見学させていただきました
石狩と言えば、海に囲まれた地区というイメージですが、
今回お邪魔した畑は石狩地区の中でも、
ちょっと変わった山間にある畑。
日中の気温は高く、夜間は比較的涼しい。
そんな環境が 美味しいメロンたちを育てるのに適しているのだとか。
既に 第一陣は少し前にお嫁入りを果たしたとの事で、
次なるビニールハウスでは
次のお嫁入りの順番を待つ子たちが 所狭しとひしめき合っております
写真のメロンは、
『ルピアレッド』という品種です。
果肉がやわらかなネット系の赤肉メロンで、
糖度は高く16度ほどもあるとか。
※葉が少し黄色くなり、収穫サインが出てきています。
5月までは天候に恵まれ 順調な生育をしていたこのメロンたち。
6月に入り気温の低い日が続いたことにより、
小ぶりなものが多くなったとか。
箱入れでは 例年5個で1箱の出荷のことろ、今年は6個で1箱での出荷。
重量での換算とのこと。対自然。厳しい現実です…
メロンの管理は温度管理が非常に難しく、
天候による管理は勿論、朝夕での温度管理も同一ではないということ。
ビニールハウス横にある窓で 調整をします。
この温度管理や水分管理がうまくいかなければ、
メロンが肥大してしまい、
あのトレードマークでもある網目模様はキレイに出来あがらないのです
このヒゲも大事で、
きれいなティーの字のヒゲの有無でその価値評価が変わります。
メロン作りは
まさに農家さんによる芸術作品であり、
デリケートで繊細なものだという事を 今回 改めて学びました。
また、メロンといえば、
塩分の排出を促してくれる成分であるカリウムが豊富
塩辛いものを好む 夏場にはぜひ食べたいものです。
農家さんの栽培の難しさと苦労を知る事で、
その価格の所以を知り、
この夏は ちょっぴり贅沢をして メロンをじっくり味わってみようと思うのでした。