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2017年3月28日 (火)

野菜ソムリエプロによる季節やさいの勉強会

こんにちは。野菜ソムリエ、ベジフルライターの福島 陽子です。

雪がとけてきたと思ったら、急に吹雪いたり、落ち着かない天気の日々が続いていますね。

そんな待ち遠しい春を迎えに行くような催しが、先日、野菜ソムリエ協会 札幌支社で開催されたので参加しました。勉強会のタイトルは「季節やさいの勉強会~2017 春」。

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北海道ではたくさんの種類の野菜が生産されていますが、品種が違えばその味や調理法も違います。この講座では、それぞれに最適な調理法を覚え、野菜を美味しく食べきる方法を学びました。

今回のテーマは、もやし、玉ねぎ、ニラです!

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前半は、栄養価や保存方法、特長など、これらの野菜の基本について詳しく教えて頂きました。

まずは、日本の食卓に欠かせない もやし。しかし、近年もやしの生産農家さんが減少しています。原料となる緑豆が値上がり傾向なのに対し、安い販売価格を変えることが出来ないのが理由だそうです。

農家さんの厳しい現状を知り、もっと もやしを食卓で利用したいと感じました。

もやしは保存する場合、袋のまま冷蔵庫に置くのが適していますが、1日でビタミンCが約30%減少するそうなので、買ったその日のうちに食べきりたいですね。

続いては 玉ねぎです。玉ねぎ特有の臭いは硫化アリルなどのイオウ化合物の臭いで、玉ねぎを切ると涙がでるのもこの成分のため。硫化アリルには殺菌作用、ビタミンB1の吸収を高める作用のほか、新陳代謝が促進される効果があると言われています。

日本の1年間の玉ねぎ収穫量は107万トン。この収穫量を全都道府県別でみると、北海道が第1位で、全国の収穫量の50%以上を占めているそうです。

そのうち40%の収穫量を占めるのが、北海道東部のきたみらい地域。JAきたみらいでは全国の消費者の食卓に、年間で23万トン(国民1人当たり10玉相当)もの玉ねぎを出荷しているそうですよ!

座学の最後は、ニラのお話。冬から春にかけてが旬のニラは、北海道知内産ニラ「北の華」が紹介されました。1971年、コメの減反の転作作物として知内町の8戸の農家から始まったニラの試験栽培。勉強会を開くなど栽培技術を磨き、当初1ヘクタールにも満たなかった作付け面積は、2015年には28ヘクタールを超え、栽培農家も71戸を数えるそうです。

 

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勉強会の後半は、フライパン1つで作れるお料理のミニ講座。前半で学んだ野菜の、最適な調理法を教えて頂きました。

 

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一品目は「もやしとニラのナムル」。もやしとニラは、フライパンに並べて水を200ccほど入れて蓋をして蒸します。大量の水で茹でずに蒸す理由は、野菜の旨みや栄養素が水に逃げないようにするためです。

 

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「黒豆もやし」(ブラックマッペ)「緑豆もやし」「大豆もやし」の3種類のもやしで作り、食べ比べしました。

黒豆もやしは細長くてやわらかめ、緑豆もやしは色白の太めでシャキシャキしていました。定番の「豆もやし」は食べ応えがあり、やっぱりナムルに合いますね。

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二品目は、「ニラのチヂミ」。香ばしい焼き海老と、たっぷり入ったニラの甘味を楽しみます。岩手県の野菜ソムリエ上級プロ 千田 広子さんが作った「ピーマン美噌」とポン酢をつけて頂きました!

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三品目は「サラダ用玉ねぎのカレーマリネ」。静岡産の新たまねぎを使用しました。玉ねぎは繊維に沿って切ると水分が出にくいそうです。栗田先生いわく「玉ねぎは料理によって切り方を変えましょう。」

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このほか、「玉ねぎときのこのスープ」など、あともう一品!という時に役立つメニューを教えて頂きました。

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講師は、野菜ソムリエ協会認定料理教室「VF COOKING SALON」主宰である野菜ソムリエプロ 栗田 幸江先生。野菜ソムリエが受講する講座「ベジフルクッカリー」の講師でもあります。

野菜をまるごと美味しく活用する栗田先生の「季節のやさい勉強会」、次回は523日の開催です。テーマは「カラー野菜」の勉強会。一般の方もご参加できますので、お申し込みはhttp://vf.way-nifty.com/lesson/2017/03/post-d222.html 

または日本野菜ソムリエ協会 札幌支社011- 281-8420までお問い合わせ下さい。

 

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札幌円山在住野菜のソムリエ。日本野菜ソムリエ協会札幌支社公認ベジフルライター。まつのベジフルサポーター。円山を街ブラして見つけたお店や季節の最新情報、ステキな食材を使った私の手料理をブログでご紹介しています!ベターホーム料理教室歴7年。野菜ソムリエのイベントでの野菜販売、レシピのアドバイスもしています。

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