【東京】萌やし見学会~萌やしを知り尽くそう~

日時:2007年9月15日(土)10:00~15:00
場所:㈱大生機械様
東武東上線「若葉駅」に集合
タクシー3台連ねて「㈱大生機械」へGoo~♪
今回のもやし見学会は農林水産省勤務のマイスターの吉田様のご紹介で実施できる事になりました。
実は私「もやし工場見学会」とばかり思って申し込みしました。なぜ「もやし工場」なのに伺うの所が「㈱大生機械」なのかと疑問を持ちながらも、本でしか見た事がない「もやし工場」へウキウキしながら集合場所へと向かったのでした。
あとで知ったのですが、「㈱大生機械」という会社は、豆腐のパッケージや「もやし」を栽培から包装迄をこなす精密な機械を製造する会社で今から32年前に設立された会社との事、「もやしの機械」を作るにあたって工場と同じ用に栽培~包装までをする「もやし工場」ではなく、もやし栽培をする機械を作る会社だったのです。
「工場野菜見学会」だったと知ったのは、プレゼンが始まってからの事でした。多分勘違いをして望んだのは私だった事とトホホホホ・・・~
でもそこで見て聞いた事は興奮のしどおしの貴重な時間でした♪
玄関では部長さん他社員の方が迎えてくださりお部屋に通して頂きました。机にはプレゼン用の資料もきちんと用意されて誠意を感じました。
当日のプレゼンテーション用の資料です。
《萌やし工場野菜 見学会 スケージュール》
10:30
①萌やしの機能性についての説明 研究員 榎本さん
②萌やしの生産ラインの説明 企画 丹羽さん
③萌やしの生産に関しての説明 栽培 鈴木さん
12:20
昼食(萌やしとアルファルファを使用したお料理10品)
料理研究科 川上すみよ先生製作
13:20
萌やしとアルファルファの栽培~洗浄・包装ラインの見学
14:00
Q&A Tea Tame
では、プレゼンテーションの流れに沿ってお話をしていきましょう
その前に、「もやしとはなに?どんなもの?」って聞かれたら?皆さんは何を思い浮かべますか?多分あの袋に入っている白い野菜だよね?でも「もやし」って言うのはね・・・
実は「もやし」っていうのは、「豆から芽が出たもの」の総称を言うんですって!
え?!何回聞いてもしっくりきませんでしたが、「もやし」って言うのは、見た目はあの白い野菜である事は間違いないのですが、豆から芽が出たもの、だから今からご紹介する一般的な豆だけでなく、豆だったら何でも芽が出たものを「もやし」というんですって!
言われるとそうなんだぁ~と納得。
そして「もやし」は漢字で書くと「萌やし」と書きます。豆から芽が出てくる勢いの様子が語源だと言われています。
では、これから「もやしパワー」の色々と、驚きの一日となったスタートの始まりです。
① 萌やしの機能性について 榎本さん
※まず主にもやしになる豆三種はなに?(もやしは豆が発芽したスプラウトと言います)
ア.緑豆
昭和62年以降普及したもので、軸が太く甘みがありシャキシャキとみずみずしい食味と食感で今一番多く生産されています。ビタミンCが豊富で、ビタミンB1、B2、食物繊維も含まれて、ビタミンCはなんとレモンの3/4量も含まれてます。疲労効果、免疫強化、お肌の調子にも効果があります。
イ.ブラックマッペ(黒緑色のケツルアヅキが原料)
昭和40年頃から普及したもので、細身で青臭さが少なく食べよく、ビタミンC、亜鉛食物繊維が多く便秘効果、動脈硬化予防に効果があります。
ウ.大豆
太くて長く歯ざわりが良く、イソフラボンやたんぱく質を含み疲労回復に効果があります。
※ もやしに含まれるビタミンCの意義は、「安価・新鮮な生野菜として豊富・調理しやすいので食べる機会が多い」しかし保存中のビタミンCは損失しやすいので早く食べきる事が大事との事です。
※ また低カロリーで(mg/100g)14キロcalと少ないのも魅力です。緑豆、大豆もやしはカルシウムも多くレタスと同じ位含まれています。
エ.アルファルファ(日本名は「紫うまごやし」「糸もやし」とも呼ばれている)
(芽もの野菜のスプラウトとする説ともやしに分類する説があります)
豆特有の香りがあり、もやしで唯一カロテンを含んでサポニンをも含み食物繊維も豊富です。
※今注目を浴びてきているそれぞれの種から芽を出させて育てる「芽もの野菜(スプラウト)」には、アルファルファ・ブロッコリースプラウト・かいわれ大根・ケール・そば・ルッコラ・レッドキャベツ・ミズナなどがあります。
②もやしの生産ラインの説明 丹羽さん
※ もやしは「工場野菜」で、無農薬・肥料なし水だけで栽培されているので、徹底した衛生管理の下で生産されています。その「もやし量生産型栽培装置」の映像から。
ア.日産5トン以上のもやし生産に最適なシステム・独立室形態の本格的設備システム・システム構成で優れた衛生管理と簡単メンテを実現したすばらしい装置。
イ.水だけで栽培される為雑菌は最高の敵
まず原料になる豆の高温水での熱湯殺菌(煮えないように計算されつくした時間、冷却)⇒殺菌された栽培容器に豆と水を入れ温度管理と水分管理をされた室に入れられます。
ウ.約一週間すると室いっぱいに膨れ上がった成長したもやしが育っていました。
機械に移され、殻取り⇒根切り⇒洗浄⇒脱水⇒異物混入検知⇒軽量・包装をへて出荷状態になります。
※ 精密な機械での根切りは、どこでカットしたらもやしを傷めず日持ちを向上させるかと、数え切れない実験後、なんとミリ単位まで計算されたすばらしい機械を作ったとおっしゃっていました。
※ 一時期根切りもやしは、薬品を使用しているとか漂白されているとか騒がれた事がありますが、そう言う事は一切ないそうです!
★もやしが他の栽培野菜と比較しての優位性
ア・天候に関係なく安定生産(暗室+浄水のみで栽培)
イ・無農薬・肥料も不要(安全食品)
ウ・収穫量が高い(単位面積当たり差が大きいもので120倍。もやし:2t/約4㎡、アルファフルファ:0.5t/約4㎡で栽培可能)
エ・栽培日数が6~9日と短く他の野菜と比べると圧巻して早い
オ・栄養素の豊富な野菜(特にビタミン類が豊富)
カ・水耕栽培と比較しても安価(日本国内比)
キ・世界のもやし工場数
なんといっても一番生産されているのはダントツ日本です。
日本で一日に生産されている会社は、200t1社、150t1社、100t2社、50t3社、30t7社、20t10社もあるそうです。
そして海外でも多数国あります(私は中国と韓国だけかと思っていましたが)
低カロリーでビタミン、食物繊維の多いもやしは世界中で注目を浴びて沢山栽培されているようです。
もやしを工場生産している国としては、アメリカ、イギリス、韓国、中国、オランダ、フランス、オーストリア、オランダ、ドイツ、カナダ、ポーランド等など
(日本では安価なもやしですが、フランスでは普通サイズ袋が200円もするそうです)
※毎日生産される新鮮なもやしは、全部は市場にでないで大手スーパーには直接新鮮なもやしが卸されているそうです。
③萌やしの生産に関しての説明 栽培 鈴木さん
現在は精密な工場で作られるもやしですが、昔はすべて手作業で大変過酷な仕事内容だそうです。工場野菜のもやしは無農薬・肥料なしで大量の水だけで作られます、だからもやし工場が建てられる一番の条件、それは「良質な大量な井戸水と広大な土地」がある事が条件なんですって!現在は衛生的な施設、原料の熱殺菌、機材の殺菌、安全な自動化ラインで生産されているもやし工場施設には脱帽です。
日本、世界中でも良質の井戸水を求めて探しだし建てられるそうです、すごいですよね!
さて、お話が終わったところで待望の昼食会の始まり♪
料理研究科 川上すみよ先生のすばらしいお料理がずらりと並びました。
① もやしの牛肉巻き ②もやしのオムレツ ③鶏肉ともやしの詰めトマト ④小大豆もやし鍋 ⑤ もやしの春巻き ⑥三種もやしのサラダ ⑦もやしのキッシュ ⑧小大豆もやしの中華スープ ⑨ホワイトチョコレートチーズケーキのマンゴーとアルファルファのトッピング ⑩ ティラミスのアルファルファのトッピング




どれもこれも、もやしを
最大に生かしたお料理で山盛りあったお皿は全部空になりました、私は食いしん坊で何回もお代わりをしてしまいたした~
驚いたのはケーキとアルファルファの組み合わせ!一口食べると思わず笑いが出てしまう程マッチしていました。
川上先生の優しい人なつっこい笑顔とお話がさらにお料理を美味しくさせて頂きました。
さて、お腹も満たされたので、一番の目的でもあるもやし簡易型栽培装置となるものに入っている場所へ移動です
高さ2.5m位の装置は今か今かと待ち構えていました。
水と温度管理だけで作られるもやしは全部完全自動化されていますが、単純に機械任せでしているわけではなく熟練の人の経験が必要で、水を与える時間と間隔、そしてなんと水の温度は0.1℃まで細かく気を配って与えないと上手に育たないそうです。(昔の人の苦労は大変だった事と・・・)


説明が終わってから、いよいよ装置の蓋を開けてもらい交代で育ったもやしを見せてもらいました。見た瞬間皆さんが奇声ともとれる感激の声を上げていました。私もいそいそと覗いて見たら、なんとそこにはもやしの林?森?のようにビッシリとみんな天に向かって育っていたのでした。
ひとつの装置で豆が50kgでなんと500kgにも成長するのだそうです。実際に引っこ抜いてみようとするとビッシリつまりながらも潰れているものは一本もなく下のものも押し潰される事なく元気に育って、根っこは10cm程に伸びていました、恐るべし「もやしパワー!」


次は、もやしを機械に移し入れて洗浄へと進んで行ったのですが、精密な機械はポキポキと折れそうなもやしを傷つける事もなく、大量の井戸水と共に殻取りから根とりまで少しずつ少しずつ前へ前へと進んで行きます。この根切りの技術がもやしを傷めるないようにしているのかとしみじみ見入ってしまいました。最後は傷みの原因となる水切りも済ませ計量された綺麗なもやしが包装されて仕上がっていました。



次はアルファルファもやしの機械に移動しました。
あの見た目が弱弱したもやしも装置の蓋を開けてみたらなんと天に向かって元気よく育っていました。緑豆は井戸水だけで洗浄するのに対して、アルファルファは生食用なので貝の粉を使用して消毒するそうです。弱弱したアルファルファも精密な機械で潰される事なく少しずつ少しずつ前へ前へと進んで行き、最後は傷みの原因となる水切りも済ませ計量された綺麗な綺麗なもやしの出来上がりになりました。思わず確認もしないうちに摘まんでパクリと口の中に入れてしまっていた私でした。
出来立てのもやしはパックに詰めて頂き、パッケージに「ベジフル」の印字もして頂きお土産用にして頂きました♪
好きなだけどうぞ~と大きな袋を差し出され、最初は遠慮しながらも気づいたら二つにたっぷりと詰め込んでいた欲張りな自分がいました♪
たっぷりの2種類のもやしのお土産、それだけでなく、もやしは傷みが早いのでとなんと全員に保冷剤まで用意してくださっていました!すばらしい気配りで頭が下がりました。


興奮冷め切れないうちに再度食堂に戻り、アルファルファトッピングのケーキと共にティタイムになりました。
この頃には忙しい社長さんもわざわざいらして下さり質疑応答です。だいぶ予定時間が過ぎていましたが、皆さんの質問に詳しく丁寧にお話をしてくださいました。
途中で社内を案内してくだすったのですが、社員の方が皆様立ち上がってご挨拶をしてくださり、仕事内容もさる事ながらなんと素敵な会社なんでしょうと心から感じました。

見学を終えて
「百聞一見にしかず」とはこの事でしょうか?滅多に見る機会がない「もやし見学会」実際に見て触れた経験の感動はいつまでも心に焼き残っています。
一番感激したのは、0.5tもの「もやし」の一番下になっていても潰れないで天をめがけて成長している「もやしの底力パワー!」でした。
ベジタブル&フルーツマイスター 松尾ゆり子
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すばらしいレポートに感激しました★
当日の感動と興奮を再度、思い出しました。
投稿: yummiest | 2007年10月16日 (火) 15時40分