【東京】実るプロジェクトvol.6 ~大根&食育を伝える~

日時: 2007年12月20日(木) 13:30~15:30
講師: 田中稔先生
会場: 協会本部渋谷第一教室
友人に誘われ、
「戦う(^-^ )フードコーディネーター田中稔先生」の大人気講座、「実るプロジェクトvol. 6」に参加してきました。まず、教室に入ったとたん先生のパワフルなエネルギーで明るく元気にお出迎えでとても楽しそうな予感から始まりました。
最初は先生の自己紹介から、
「今日初めて参加する人」は手をあげて~、「2回目の人」と順番に手をあげていくと、何度も参加している方がとても多いのに改めてビックリしました。もちろん6回すべて参加している方もいました。
フードコーディネーターとしての先生のお仕事ぶりを、写真や雑誌などをまじえて実際のお仕事の様子をまるでその場にいるかのように紹介してくださいました。
次は本日のテーマである「大根」の説明、
テーブルには、三浦大根、黒長大根、のとむすめ、紅芯大根、黒丸大根、ラディッシュ、守口大根、青長大根、レディーサラダ大根、方領大根、聖護院大根が並べられていました。
それぞれの簡単な説明があり、長さ120センチもある世界最長の大根である 守口大根 だけ葉がついていないのは、種を守るために葉つきでは流通されないこと、方領大根は本来は肩太りで尻部は曲がって尖るのが特徴ですが、今日はあんまり曲がっていないね、などコメントをしながら、とっても明快に説明してくださいました。他にも松本のねずみ大根や若松のあざみ大根についてもふれてくださいました。
本日のメニューは
・大根のおいしい味噌おでん (三浦大根と方領大根)
・大根の皮の柚庵漬け (青大根、赤大根、のとむすめ、黒大根など)
・大根ご飯 (赤大根、黒大根、青大根、方領大根など)
・揚げ大根のかにあんかけ (のとむすめ)
レシピカードはもちろん先生の作品で、美味しそうな写真が満載、味噌おでんがぐつぐつと煮えている写真は迫力満天でさすがですし、真っ赤なボクシンググローブをつけてファイティングポーズをとっている先生の姿もとても印象的です。
簡単に作り方の流れの説明を受けてから調理開始です。大根の下ごしらえから調理のコツやポイントまで、実際に自宅で作ってほしいという先生の思いがしっかり伝わる、とてもわかりやすい説明で、なおかつポイントはその都度強調してくださり、記憶としてしっかり定着しやすいと感じました。
「大根のおいしい味噌おでん」は、名古屋では赤みそのみで作るそうですが、本日は赤みそと白みそをブレンドしたレシピで三浦大根と方領大根の両方を入れて、前日から長時間コトコト煮込んであります。
「大根ご飯」は、いろいろな大根を刻んで下味をつけて炊き込み、大根の葉の炒め煮をあしらったものです。
「大根の皮の柚庵漬け」は、いろいろな大根の皮を厚めに向いてから干して漬け込んであります。
「揚げ大根のかにあんかけ」は、のとむすめを輪切りにしてやわらかくなるまで揚げ、先生が名古屋から持ち込んでくださったかにを、たっぷり加えたあんをかけていただきます。




4~5人のテーブルごとの試食では、思ったより多い試食量に私がびっくりしていたら、いつも参加している方から「いつもはもっと多いのよと」と聞かされてまたびっくり。同じテーブルの皆さんと楽しく料理の話題に花を咲かせながらおいしくいただきました。
後半は
なぜ今「食育」なのかという先生の作成したテキストに沿ってお話をしてくださいました。
・「地産地消」と環境問題
・愛知の「伝統野菜」
・子供に対する家庭内での味覚形成の重要性
・日本の味の基本「だし」
・「米食」を中心とした、日本の食文化の優位性
先生は生活者に野菜の魅力を伝えるときに、何度も何度も言葉で説明するより一度で明確にわかってもらえるよう、実際に「食育体験」として試食をしてもらうようにされているそうです。
例えば、「国内産」と「輸入品」は本当に味が違うのかと「ブロッコリー」で味の比較をしてもらったり、五味の「酸」「苦」「甘」「辛」「鹹(しおからい)」のすべてが強烈に取り入れられている「トム・ヤム・クン」の試食をしてもらったり、「かつおだし」「昆布だし」「干椎茸だし」で「だし」の味の比較をもらったり、「ご飯」の魅力を再発見してもらうために「土鍋ご飯」を「おひつ」で保存したご飯の試食をしたりされているそうです。
終了後も先生は大人気&大忙しで、参加者の包丁を研いでくださりながらも熱心に丁寧に質問に答えてくださいました。
帰りには展示してあった大根を切り分けてお土産にいただきました。先生が「早いもの勝ちだよ」おっしゃるので、のとむすめをいただきました。
参加しての感想
田中先生の明快かつわかりやすい伝え方は本当に参考になりました。教えていただいた内容も大切ですが、それ以上に先生からいただいたいろいろなアドバイスは貴重だと感じました。
自分の言葉にして伝えることが大切
「食べて」「見て」実感することが大切
上原恭子 ベジタブル&フルーツマイスター
2007年11月にマイスタ-の資格を取得したばかりです。自分が関わりを深めるごとに周囲も自然と巻き込まれていく野菜・果物の魅力を、おいしいレシピとともにもっともっと皆さんに伝えていきたいと思っています。



コメント