【大阪】野菜の産地廃棄「表・裏」
『農業を考えるVMC 3部作』第二回目は「産地廃棄」
講師はジュニアの講座も持たれている西野先生でした。
前回の「国内自給率」に引き続き興味深いテーマです![]()
日時 : 平成20年5月11日(日) 14:00 - 16:00
講師 : 西野 慎一 (ベジタブル&フルーツマイスター ベジフル入門講師)
※島根大学農学部農学科卒 奈良県経済連への入会後、
青果物の産地育成・出荷指導・ 商品開発を行っている。
青果物の生産から販売までを熟知しているマイスター
今回は西野先生も「皆さんから良い意見があれば、是非
参考にしたい」と言うことでそれだけ、難しく深いテーマ
なんだと再認識してスタートです![]()
先ずは、現状の農業の課題から。
やはり生産者の高齢化、作付面積・生産量の低下は避けて
通れない話題です。それに対応するように、海外からの安価な
生鮮品の輸入の増加があります![]()
次に、国の制度や対策について。
産地廃棄は一般的に得られる情報以上に頻繁に行われている事、
しかし、いきなり廃棄に至るわけではなく、いくつかの流れを
経た上で実行される方法であることを知りました![]()
指定野菜は産地制度があり、国が見通しを立てた上でガイドライン
を示し、それに基づいて、指定産地では作付け出荷計画を作ります。
ポイントとしては
・「安定需給」が目的であるため需要より多めに作付けを行う。
・気候条件等により豊作・不作のムラがあり、見通しは外れがち。
・相場で価格が決まるので、大きく価格が変動。
・もちろん生産者の方は、利益がないと再生産できない。
うーん…![]()
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この時点で問題が大きいです。
国は国民の食生活を守る為に重要な野菜を安定的に確保しよう
と考えていますが、相手が自然や経済です。ある程度の調整は
できてもコントロールは難しそうです。
さて![]()
産地廃棄に至るまでについてですが
豊作で価格が暴落すると、生産者側は働けば働くほど赤字に
なってしまいます。出荷調整(出荷規格や基準の制限・出荷量
の制限)や加工用販売を行いますが、先ずは生産者側での調整です。
国からの対策の場合は助成があり、方法や基準も決められています。
また、この助成に使用されるお金は、全てが税金と言うわけではない
ようです。これで調整ができない場合は新たな加工用販売もされます。
それでも、無理な場合に産地廃棄が行われるという流れです![]()
(供給量不足で価格高沸時にも、それに見合った対策があります。)
一般的には、「産地廃棄するくらいなら配れば?」という話も
あるようですが物流費だけでもかなりのお金がかかるので
これも難しい上に、単に配ってしまうと結局生活者が買い物を
しなくなるので、販売価格は上がらない![]()
やっぱり、需給調整の最終手段は産地廃棄しかないのでしょうか?
自給率がどんどん下がって、食料の輸入にも不安がある現状で
こんなにもったいない話はありません![]()
参加者のみなさんからも色々な意見が挙がりました![]()
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・加工に回すことで、付加価値をつけて販売する
・保存できる形にして、食べる時期をずらす
・給食に利用する など。
フリーズドライ化して緊急時用に備蓄というのも良さそうです。
実際に山登り用の食料として販売されているフリーズドライカレー![]()
を持って来られている方がいらっしゃいました!参加者からの
意見に対しても西野先生は現状の問題や考えられることについて
話をしてくださいました。
でも、やっぱり利用する⇒加工するということになるのかな?
というように感じました![]()
利用もですが調整方法も考えないといけないので、一筋縄では
いかない問題です。これをきっかけに、産地廃棄についても
さらに意識して考えていこうと思いました![]()
次回の「農業を考えるVMC」も楽しみです!!
あ、僕か
(←次回、講師予定(笑))
来月のVMC
http://vf.way-nifty.com/vmc/2008/05/post_5949.html
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山戸 隆由 (ベジタブル&フルーツマイスター)
農と食に関するコンサルティングを展開中。
http://homunculus-beta.com/home.html
加工品や、商品開発、ITにも詳しく、本当に色々な方面から
「食」がコンサルティングのできる頼もしいマイスター。


