【東京】ワークショップ ピーマン
タイトル :ワークショップ ピーマン
活動日時 :2008年5月29日(木) 14:00~16:00
講師 :茨城県 鉾田地域農業改良センター 神栖駐在所 田中 久二夫 様
会場 :協会本部 渋谷第三教室
夏野菜の代表とも言えるピーマン![]()
その主要産地である茨城県の東南部の鉾田地域(鉾田市・鹿島市・神栖市)の
農業改良センターで勤務されている田中先生をお迎えしての講義でした。
まず、茨城県は全国でも有数の農業県であることに驚きました!
農業産出額については全国で3位。
園芸作物では全国4位。
●茨城県の作物別について。
ピーマンは作付面積全国1位であり、その中でも
神栖・鹿島・鉾田という順でピーマンを栽培しているとのことでした。
茨城県の野菜の中でピーマンは2%のシェアであるとのことです。
ピーマンの他にもレンコンが全国で1位(中心は茨城県の土浦)、
メロンは作付けも収穫量も全国1位。
意外でした。。。
茨城県のメロンはお手ごろ価格でおいしいものを作っています。
・レタスは春レタスで1位。
・白菜は秋から冬のものは1位。
・夏秋トマトも1位。
・長ねぎ(7月から9月)も1位。
・チンゲンサイ、三つ葉、水菜も1位であります。
まとめてみますと、
茨城県は『庶民にやさしい近郊野菜産地』といえます。
●ピーマンの栽培方法について。
ピーマンは花菜の中で一番高温が必要な作物とのことです。
茨城県ではハウス栽培がメインのようです。
茨城県でのピーマンの作型
・春 12月25日~3月に植えて7月中旬まで採る
・夏 6月~8月上旬に植えて12月上旬まで採る
・越冬(一年がかり)で翌年7月ごろ採る
三つの作型がありますが、
多いのは年2作(春と秋のセット)で行う人が多い。
ピーマンは開花から収穫までおよそ30日かかります。
更に置いて赤ピーマンにするにはおよそ70日かかるとのことです。
●普及センターの取り組みについて。
①環境にやさしい栽培技術
・ 減農薬栽培推進を最近進めており天敵、昆虫を利用したり、
0.4mmのネットを利用したりしています。
農薬に強いアザミウマ類の天敵としてタイリクヒメハナカメムシを使っていますが、
これにより殺虫剤が使えず、
新たなコナジラミ類が出てきてその天敵として
サバクツヤコバチ使っているとのことでした。
天敵のタイリクヒメハナカメムシは一匹45円もし、
天敵を買うのに10アールで10万円くらい掛かるとのことでした。
かなりの金額かかっても環境にやさしい農業を生産者の方は希望している
とのことでした。
・ ウィルス病防除(臭化メチル剤(オゾン層の破壊)の全廃へ)
→野菜のウィルス感染に犯されないように抵抗性品種を使うが、
出来るだけ使いすぎないように土壌中のウィルス濃度に応じた
作付けをしています。
・ 養液土耕栽培(施肥料の削減)
・ 土作り・センチュウ・ウィルス病アンケート調査
②安心・安全ということで、
GAP(農産物つくりの為の生産工程管理)を生産者の方に\
浸透させているとのことです。
いばらき農産物ネットカタログ を検索すると、
茨城の農産物の生産履歴や産地情報が公開されています。
③技術の平準化・情報共有を生産者800名ほどとしているとのことです。
④経営の改善 採算の合う売価を決めたりしています。
以上の取り組みなど、
具体例を挙げてわかり易く一時間ほど説明していただきました。
茨城の土地は温暖で、砂地なのでピーマンの連作に耐えやすいのでは、
とお話してくださいました。
ハウス栽培なので、
春ピーマンでは10アールあたり70万円ほど光熱費に掛かっているようです。
最近は光熱費の上昇により更に掛かっているとか。
・ピーマン=茨城県産
・赤ピーマン=高知県産
・カラーピーマン(レッド、オレンジ、イエロー)=宮崎県産
・パプリカ(レッド、オレンジ、イエロー)=高知県産
・セニョリータ(レッド、ゴールド、オレンジ、グリーン)=静岡県産
・福耳=静岡県産
色とりどりで光沢・ツヤもあって見ていて並べてあるだけで目を瞠ります。![]()
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ピーマンの噛んだパリッとした音が教室中で聞こえていました。
セニョリータはトマト型ピーマンで大きさとしては
4センチ×5センチで50グラムほどの楕円形。
果肉が厚くジューシーでさわやかな甘みがありました。
福耳は最後に少しだけ食べてください。
と、アドバイスがあるようにジャンボ(15~20センチ)の唐辛子です。
私は辛みをあまり感じませんでしたが、
福耳の切り口を触った皮膚がぴりぴりしました。(マイルドな辛さです)
《 ま と め 》
今回、ピーマンを生で食べ比べました。
普段は調理しないで生で食べる機会があまりない私は、
ピーマン本来の美味しさ、色による味、香りなどの違いを体感することができました。
ピーマンの種類のよって料理の仕方も考え、充実した二時間でした。
先生のお話から、色の中で統計的にオレンジ色のピーマンの糖度が高いことが多く、
8度から9度あるとのことでした。
ベジタブル&フルーツマイスター;鈴木 七重
「野菜の苦手な家族に美味しく」
楽しく頂いてもらえるように日々勉強しています。
色々な方に【食】大切さ、その【食】に欠かせない野菜・果物の
魅力を伝えていければ!と思っています。


