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【名古屋】野菜・果物の持つ力を薬膳から学ぶ ~夏バテ防止 薬膳のチカラ~

日時:2008年8月1日(金)14:00~16:00
講師:名古屋調理師専門学校 サーヴィス・福祉調理教授
     国際薬膳調理師 鈴木 良武先生
場所:協会本部名古屋教室

Photo_7 春に引き続き、第2回目の薬膳講座です。今回のテーマは、夏真っ盛りの今にピッタリの夏バテ防止です。夏は意外に体が冷えやすい時期という事で、教室のクーラーも弱めの設定。体に優しい環境の中で始まりました。講師は、前回に引き続き、名古屋調理師専門学校の鈴木先生です。癒し系で、疲れた体にも優しく響く話し方が心地よい先生です。

第1回目に参加していない方のために、薬膳の基礎知識からスタートです。
まずは、薬膳とは何でしょう?? の質問。 
中国料理。 
       なんだか体に良さそう。 
       でも味はどうなの? 
       匂いがきつそう・・・ 
       想像できない特別な物が入っている!?
というイメージがありますが、それは料理店の薬膳のお話。一般の方のイメージに合わせた薬膳料理を提供するお店もあるそうですが、私たちがお勉強するのは、『食材の持ってる効能をどう取り合せるか。』という事です。薬膳は、中国の伝統医学に基づいて作られた食事です。と言っても、生薬を取り入れた病気の治療食ではなく、手に入りやすい野菜・果物を効果的に取り入れる事が薬膳の基本です。
そこでベースとなるのが、「陰陽五行哲学」です。哲学・・・何だか難しそうですが、
体の部分や季節、味、色、感情などを5つのタイプ(木・火・土・金・水)に分けて、それぞれが良いバランスを保つ事が大事だという考えが基本になっています。 木・火・土・金・水(“もっかどごんすい”と読みます)は、木が燃えると火になり、燃え尽きると土に帰る。土の中では金(金属)が生まれ、また土から水が湧き出て、木を育てる。という一連の自然の流れから来ているそうです。鈴木先生が木・火・土・金・水について丁寧に説明してくださいました。と、ここで、あることに気付きました! これはまさに、五味五色なのです。
五味とは5つの味・・・酸っぱい(木)、苦い(火)、甘い(土)、辛い(金)、塩からい(水)
五色とは5つの色・・・青(緑の事、木)、赤(火)、黄(土)、白(金)、黒(水)
この五味五色を食事の中に取り入れましょうという考え方は、まさに、陰陽五行哲学に基づいたものだったのですね。食の偏りがバランスを崩し、そこから病気を引き起こすことも考えられますよね。そこで、色々な味や沢山の色を取り入れることで、栄養のバランスが良くなる。これこそが健康への第一歩となる。納得ですね。

Photo_8 では、今回のテーマ『夏バテ』です。
今年の夏も暑いですね。暑いからといってクーラーの効いた場所にいると、体は、汗をかき難い状態になりますが、外出すれば容赦なく太陽が照りつけて暑い・・・結果冷たい物を飲む・・・水分補給はしているけど汗をかかないので、体内に水がたまる。これがむくみの原因なんですね。汗をかくとお化粧が崩れるし、汗臭くなりそうで、女性の敵!と思いがちですが、体にとっては必要な事だったのですね。また、体が冷えると新陳代謝も悪くなるので、お肌にも悪影響です。
そこで、夏の薬膳では、体にこもった熱を冷まし、水分を適度に補給、代謝を良くし、さらにエネルギー補給する事が大切です。そこで鈴木先生が紹介してくださった薬膳レシピは3品です。

①桃のスープ・・・桃とヨーグルトをミキサーにかけて
           軽く塩で味を調整するだけの簡単レシピ。
           でも味は・・・絶品です。
           桃は体を温める食材と考えられています。
           クーラーで冷えた体にも優しい一品です。

②エリンギのグリーンソース・・・オリーブオイルで焼いたエリンギに
                   キュウリとセロリをすりおろした
                   ソースをかけていただきます。
                   キュウリ・セロリは体を冷やす食材です。
                   体にこもった熱を冷ますのに最適です。
                   キレイな緑のソースは他のお料理にも
                   応用できそうですね。

③緑豆春雨入り冬瓜の煮物・・・冬瓜と春雨のスープ。
                    簡単だけど体に染み渡るような
                    深い味わいがあります。
                    冬瓜は夏の薬膳の王様と言われている食材。
                    水分を補給し、体を冷やす働きがあります。

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薬膳というと、何か特別なイメージがありましたが、実はとても身近な存在なんだと実感しました。食べ物が溢れている環境で暮らしていると、ついつい料理をする機会が減るかもしれませんが、今日食べた物が明日の体を作ると言います。更に夏バテ予防にも効果的!となれば、体に優しい食材でゆったりお家ご飯するのが楽しくなりますね。暑いなかでも簡単に作れるレシピを教えていただき、有意義な時間を過ごす事ができました。

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【レポート作成者】
ベジタブル&フルーツマイスター 横山 美紀
野菜・果物を食べると、とても元気になれます。そんな気持ちを伝えられたらステキですよね。
栄養のこと、品種のこと、味、色、健康などなど。野菜は奥が深いので、次々と新しいテーマが沸きあがってきますが、沢山の方に野菜・果物に触れる幸せに気が付いていただけるようなマイスターを目指しています。