【名古屋】野菜・果物でカラダをととのえる~貧血編~
日時:2008年9月13日(土)13:30~15:00
講師:岸田 蓄子さん(産婦人科医・ベジタブル&フルーツマイスター)
場所:協会本部名古屋教室
今回は女性に多くみられる病気「貧血」について、病気の原因や予防と、野菜・果物の摂取による貧血防止レシピの紹介を、野菜ソムリエであり産婦人科医の岸田蓄子先生からお話を伺いました。女性に大変関心があるテーマとあって、講義には多くの参加者が集まりました。
講義の始めはまず先生の自己紹介から。医学生時代の経験から、同じ産婦人科医でもある旦那様との馴れ初めまで紹介してくださいました。医学生時代に一人暮らしを始めたことや研究等の忙しさで、食生活が乱れてダイエットをしたそうです。しかしそのダイエットの影響で、先生自身も貧血になってしまいました。女性の過半数が貧血、若しくは貧血予備軍と言われています。ではどのようなことに注意をしたら貧血にならないのでしょうか。
貧血とは?
血液中の赤血球とヘモグロビン(血色素)が減少して、酸素を体の組織に十分送ることができない状態をいいます。
貧血と診断されるのは「ヘモグロビン*1濃度」と「ヘマトクリット*2」の数値で判断されます。
*1ヘモグロビン・・・・赤血球中にあるタンパク質のひとつ。
赤血球の中で酸素を運搬する役割をしている。
*2 ヘマトクリット・・・一定量の血液中に存在する赤血球の量を示す。
貧血の症状とは?
*動悸や息切れ
*めまい、立ちくらみ
*顔色が悪い(青白い)
*倦怠感、疲れやすい
*頭痛、耳鳴り
が主に考えられます。また、特殊な症状としてスプーン爪(爪が反り返る)や異食症(土や氷が食べたくなる)等もあるそうです。私は初めて聞いた症状だったので、驚いてしまいました。
貧血の原因
大きく下記の2つの場合に分類されます。
*赤血球やヘモグロビンの損失量の増加
(月経や外傷による出血・免疫や遺伝的異常による赤血球の破壊)
*赤血球やヘモグロビンの産生量の低下
(栄養素不足・骨髄や肝臓の異常によるもの)
このように、赤血球とヘモグロビンの量が一定量保たれないと、貧血を起こしやすくなります。
また女性は成長に伴い、年齢によって下記の4期は特に鉄分不足に陥りやすいそうです。
【思春期】月経開始による鉄の損失増加、偏食やダイエット等による鉄の摂取不足
【成熟期】子宮筋腫や子宮内膜症、またはストレスによる痔
【妊娠・出産】胎児に血液を送るため血漿成分増加による薄血液
【更年・老年期】閉経による月経周期の乱れや頻発月経
貧血の治療方法
疾患以外は原因の大多数が栄養素不足によるものです。赤血球やヘモグロビンは、鉄や葉酸、ビタミンB12、造血ホルモンなどの働きによって、骨髄中でつくられます。そのため、鉄・葉酸・ビタミンB12等を補うことにより、改善されることが期待できます。また、鉄の吸収を促すビタミンCも一緒に摂取することがよいとされています。
では、これらの栄養素は具体的にどのような食品に多く含まれているのでしょうか。
鉄・・・レバー、ほうれん草
葉酸・・・うなぎの肝、枝豆
ビタミンB12・・・牛ひれ肉、まいわし
ビタミンC・・・ブロッコリー、いちご
最後に野菜ソムリエならではの、野菜を使った貧血予防レシピを4種類紹介してくださいました。
①切干大根のナムル
ごま油で炒めた切干大根に赤唐辛子を混ぜ、みりん・醤油・だし汁で水分がなくなるまで煮る
②切干大根とあさりの炊き込みご飯
切干大根・人参・あさりのむき身・醤油・酒・だし汁をご飯と炊く
③枝豆と長芋の卵とじ
だし汁・みりん・砂糖・醤油・長芋・枝豆(塩茹)を茹でて、溶き卵をまわし半熟程度に固める
④じゃこと大根の葉のまぜごはん
刻んだ大根の葉・じゃこ・鰹節・醤油で炒め、炊いたご飯と混ぜて胡麻をふる
その中で、2種類の料理(①と④)の試食をいただきました♪
(実は岸田先生、姉妹で野菜ソムリエであり、お姉さまに今回のレシピを相談されたようです。)
ナムルはちょっとピリ辛でしたが、この辛味が胃粘膜を刺激し、胃酸の分泌を高め、鉄分の吸収をよくする効果があるそうです。まぜごはんは、胡麻の風味と大根の葉のシャキシャキした歯ごたえが美味しかったです。
どちらの料理もとても簡単で美味しかったので、私は早速ナムルを自宅で作ってみました。
Point!
緑茶やコーヒー、紅茶に含まれるタンニンは、鉄の吸収を阻害してしまうため、食中食後はタンニンを含んでいないほうじ茶や麦茶がお勧めです。
最後に~講義を終えて
先生も食生活の乱れが原因で貧血になったように、やはり食事のバランスが大切だと感じました。
私自身昨年の健康診断で鉄欠乏性貧血と診断されて、鉄分接取に心がけた食事を考えるようになり、今回の講義はとても勉強になりました。これから野菜はもちろん、肉や魚に含まれるタンパク質等、いろいろな食品を取り入れて、貧血にならないよう食生活を見直していきます。
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【レポート作成者】
ベジタブル&フルーツマイスター 武田敏江
興味本位で受講したマイスター。野菜ソムリエがきっかけで、今では多くの仲間ができ、またそこから食に携わるお仕事も紹介していただきました。資格一つでここまで世界が広がるとは、自分でも驚きです。これからもいろんなことを経験して、マイスター仲間とスキルアップを目指していきたいです。



ジャガイモというと、「ジャガイモのような人が好き」と言った大女優の言葉を思い出す。
これらのじゃがいもの個性を生かしてお料理をして欲しいです。







スパイス
もう少しで出来上がりです!
