【名古屋】いろんなジャガイモと仲間たち
日時:2008年8月28日(木)10:30~12:30
講師:高木 幹夫先生
場所:協会本部名古屋教室
ジャガイモというと、「ジャガイモのような人が好き」と言った大女優の言葉を思い出す。
ジャガイモのイメージから朴訥とした人、素朴な人、飾らない人、暖かみのある人を連想させる。お袋の味NO.1に選ばれるのが肉じゃがであることを思うと、ジャガイモは人をほっとさせる何か暖かいものを持っているのではないかと思う。
でも、最近のジャガイモはなかなかにオシャレなのだということが実感された講座でした。
*じゃがいもは連作障害になりやすいっていうけど、連作障害って何?
同じ畑に同じ品種の作物を作ると病気や栄養障害になる。これを連作障害と言います。
その原因は
・特定の病原菌や有害線虫の密度の増加
・作物自身が分泌する有害物質
・土壌中の特定成分の欠乏や過剰
・土壌中の物理性(透水性や通気性など)の悪化
*連作障害になりやすい野菜
ナス科
ウリ科
マメ科
*ナス科の仲間について
ナスの仲間にはペピーノ、ボックスなどがあります。
愛知では知多の天狗ナスが有名ですが、天狗ナスの鼻は奇形なんだそうです。
ナス属、トウガラシ属(ピーマン、パプリカ)、タバコ属、お花のペチュニアなどもナス科です。
ナス科ではトマトが代表的ですが、今市場に出回ってる大ぶりのトマトのほとんどは桃太郎と呼ばれるものです。ただ、桃太郎と一口に言ってもたくさんの種類があって驚きます。例えばコルト桃太郎、ギフト桃太郎、はるみ桃太郎、なつみ桃太郎・・・等々。
桃太郎が出回る以前は愛知ファーストトマトがよく見かけられました。
しかし、真ん中の星の部分がツンと突き出た形が、出荷するときに潰れたり、
機械でころがしての大きさの選別に不便だったため、だんだんと丸い形の桃太郎に
変わっていったそうです。
*土壌をよくするために必要なものは?
窒素・・・・・・・「葉肥」とも呼ばれるように、葉の育成を早め、
軟らかい多汁質の葉ができます。
リン酸・・・・・・「根肥」「実肥」といわれ、根の発育や果菜類の花の着き、
実どまりをよくします。
カリウム・・・・・「実肥」といわれ、ジャガイモやサツマイモの肥大、
マメ類の実どまりをよくします。
カルシウム・・・土のpH調整に必要なほか、キャベツ、ホウレンソウ、
セロリなどは石灰植物と言われるほどカルシウムを多量に吸収します。
マグネシウム・・葉緑素の形成に必要で、不足すると葉が黄色くなります。
*いろんなジャガイモの食べ比べ ( )内は適した料理
・男爵・・・・・デンプンが多くホクホクとした食感が得られるが、煮崩れしやすい。
(マッシュドポテト、コロッケなど)
・メークイン・・生食用品種。男爵よりもねっとりしていて煮崩れしにくい。
世界的に見ても、特に日本で人気がある種。
(カレー、シチューなどの煮て調理する料理)
・キタアカリ・・カロチン含有量が高く、ややさつまいもに似た良い香りがする。
煮えやすい。
・キタムラサキ・・アントシアニン色素を含む赤~紫肉。
煮上がりが早く、煮崩れの程度は男爵よりやや多い。
・普賢丸・・・・休眠期間が短く、暖地二期作が可能。芽が出ないので皮を剥きやすい。
(グラタン、マッシュポテトのサラダ、ジャガイモピラフ、
コンソメスープなど)
・紅あかり・・・肉質は男爵より粉質で、舌触りも男爵より粗い。
(蒸しイモ、コロッケなど。つぶして作るいももちやパンケーキ、
お好み焼きなども作りやすい)
・アンデス赤・・調理後黒変の程度は少ないが煮崩れの程度はやや多い。
舌触りは滑らか。(サラダなど)
・シンシア・・・中早生の民間導入品種。煮崩れがほとんどなく、黒変もない。(煮物など)
・レッドムーン・家庭菜園向きの作りやすい品種を目標に選抜して育成された品種。
肉質は粘質で、煮崩れの程度はデンプン価が低い割にはやや多い。
(フライなどにすると色や外観は良いが、食味は水っぽい)
これらのじゃがいもの個性を生かしてお料理をして欲しいです。
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【レポート作成者】
ベジタブル&フルーツマイスター
ベジフルビューティーセルフアドバイザー 高橋 佳子
NPOの子育て支援の活動の中で家族のコミュニケーションの場をリビングからキッチンへ、キッチンコミュニケーションの提案をしています。食は栄養を取るだけでなく、誰とどんな会話をするかが大事だと思う。野菜や果物を介して心の栄養も取れたらいいなぁと思っています。


