【大阪】バイオ燃料の光と影 レポート
【レポート】
藤掛先生の「バイオ燃料の光と影」のお話をお聞きして様々な食料問題があることを考えさせられました。
食料価格の上昇
穀物価格の高騰に伴い小麦を原料とする麺類、パン類、トウモロコシ等飼料価格の値上がりにより畜産加工品(チーズ、ハム、ソーセージ等)などが値上がりし、又
9月からも冷凍食品、ビール等の値上げがいわれています。(9月からガソリンが安くなることから値下げする商品もあるとのこと。8月28日日経新聞)
このように様々な食品の相次ぐ値上がりで家計の負担が増加しています。
又、肥料や飼料の高騰で農業や畜産業に従事している人々を窮地に追い込んでいます。
日本の食料自給率
わが国の食料自給率はカロリーベースで39%、これは先進国の中でも最も低く、そのほとんどはアメリカからの輸入で、日本の食卓はアメリカ依存型と言って
も過言ではありません。
これは、農業を疎かにし重工業の繁栄のみに邁進してきた
日本の行政のあり方に問題があったのではと素人ながらも思ってしまいます。
農林水産省は2015年までにカロリーベースで45%まで高める目標を挙げています。
消費者にとっては安定、安心した食料の確保、農業従事者には安定、安心できる生活の保障がうまくいく社会になるよう、そして国民全体の厚生を目指して取り組んで欲しいです。
世界食料事情
世界人口の増加に伴い穀物需要量が増加し生産が追いつかず在庫が減少しているという見方があります。
これが又穀物国際価格の高騰に拍車をかけているとも言われています。
それと新興国などの富裕層の増加に伴い畜産物の消費も増えることからそれに付随して穀物の消費も増えるとのことです。
例えば、牛肉1kg得るのに11kgのトウモロコシが牛の胃袋に入ります。豚肉1kg得るのに7kgのトウモロコシが・・・
というようにこのような状況が続くならば穀物需要は、生産を上回ることになるだろうと。
農業をとりまく環境
世界的にみて農産物の生産条件の悪化が懸念されています。
地球温暖化に伴い世界各地で異常気象、干ばつなど、又、水不足、塩類集積、砂漠化などの環境問題は農産物にとって大変厳しい状況にあるといえます。
日本では、農業者の高齢化により後継者不足の問題など深刻な問題も抱えています。
発展途上国では、先進国の農業資本の参入による格差の問題も見逃すことはできません。
バイオ燃料
バイオ燃料の生産が大きく増加し非食用の穀物需要が増加しています。
例えば、アメリカではトウモロコシから、ブラジルではサトウキビからバイオエタノールを、東南アジアなどはパーム(アブラヤシ)からバイオディーゼルというように
本来食料であるものが燃料に使われています。
これは、現在も飢餓で苦しむ多くの人々がいる現実を思うと心が痛みます。
又トウモロコシなどを主食にしている国民にとっては大変迷惑なことかもしれません。
世界経済が石油依存からの脱却を迫られているのは事実です。
今、非食用の植物や茎などの穀粒以外を原料にする技術開
発が進められているとのことでこれがうまくいけば少しは解決されるかもしれません。
飽食と飢餓
先進国では飽食の時代と呼ばれ、それが太りすぎ、肥満などにつながり生活習慣病の引き金にもなっているといわれています。
日本でもメタボという言葉が巷を賑わしています。
しかし、その裏では栄養不足で5秒毎に1人の子供が餓死していくという発展途上国の現実もあります。
とても痛ましいことです。このことを果たしてどの位の日本人が知っているでしょうか。
日本では、約1900万トン(約10~11兆円)の食品を廃棄しています。これは輸入量の1/3の量に匹敵します。
その処理に約2兆円かかるそうです。
この日本人が廃棄処分している量は途上国の5000万人の1年間の食べる量に相当するそうです。
そう考えると前に食料が不足していると書きましたが果たしてそうなのか疑問に思います。
食料が平等にいきわたらない何かがあるのかもしれません。
とにかく私たちはここでもっと食べることについて深く真剣に考えなければいけない時期にきていると思います。
最後にエネルギーと食料の問題は本来は別のものであるはずなのに、今は互いに連動していてとてもややこしくなっているように思います。
世の中はグローバル化され私たちは常に地球的視野に立って物事を考えていかなければいけません。
大きなことかもしれませんが、一つずつ小さな積み重ねが必要です。
それは私たち個人の心がけで動かすことができるかもしれません。話し合いの中でも出ましたが、食べ物を大切にするとか残さないとかゴミを出さないとか、地産地消を心掛けるとか食育の大切さとかそれを次世代に継承していくのも大切なことかもしれません。
ベジタブル&フルーツマイスター
佐々木孝子
野菜・果物に非常に興味がありそれが高じて10年前に和歌山で家庭菜園をはじめました。
週末は夫と二人で野菜作りを楽しんでいます。
今では時期によっては作った野菜だけで十分に食卓を賑わすことができるまでになりました。普段は自宅でパン、お菓子、料理の教室をしています。そこでは作って食べる楽しさを皆さんと共に味わっています。



