【名古屋】マクロビオティック入門~季節と食材のエネルギーを知る~
日時:2009年6月1日(月)10:00~12:00
場所:協会本部名古屋教室
講師:大島 弘鼓先生(栄養士・ひろこのマクロビクッキング主宰)
最近マクロビオティックが雑誌などで取り上げられ関心を持つ人が増えています。そういう私も2年程前からマクロビオティックを始めました。今回はマクロビオティックについて私の料理教室の講師の大島先生にお手製の卵もバターも砂糖も使わないパウンドケーキと体に優しい穀物コーヒーをいただきながらわかりやすくお話していただきました。
マクロビオティックとは?
マクロ=大きい・長い、ビオ=生命、ティック=術・学という3つの言葉から成り「長く思いきり生きるための理論と方法」という意味で、日本で生まれた考えだが英和辞典には玄米穀菜食による長寿食と訳され、具体的には3つの事を基本とし調理する。
<身土不二>
身体と土(風土)は2つではない(切り離せない)。今住んでいる土地、その地方で取れたものを食材とする。
これは地産地消やスローフードと同じような考え方です。さらに旬の物を食べる事で自然と身体のリズムが整い、無駄なCo2の排出や農薬、化学肥料などを使わなくてもよくなる。
<一物全体>
可能な限り一つの食べ物を根付き、皮付きのまま使い切る。
<陰陽の調和>
身体を冷やす(ゆるめる)食べ物の「陰」と暖める(しめる)食べ物の「陽」を考えながら調理する。
この3つの事は人にもあてはまります。その土地に合った体質になり、良い点も悪い点も全てその人をまるごと受け止める事です。
現代栄養学は西洋栄養学が基になっています。西洋と東洋の環境は違います。東洋人である日本人は温暖な土地に住み農耕民族でした。自然を尊び愛し自然のリズムと共に暮らし、その時にできる植物を中心に食べていたので腸が長く足が短い。一方西洋人は寒く太陽に当たる期間が少なく厳しい自然環境で自然と闘いながら暮らす遊牧民族で肉やチーズを食べていたので腸が短く足が長いというように環境の違いで自然に対する考え方や体質が違います。
玄米と白米の違いは?
米=炭水化物はビタミンB1という補酵素が加わる事でエネルギーに変わる。米と皮の間にビタミンB1が多く含まれるので白米はエネルギーに変わりにくい。例えば白米1合をエネルギーに変えるために補うビタミンB1はほうれん草なら2.2kg、卵なら20個、牛肉なら1.3kg必要です。玄米の外皮にはフィチン酸という発ガン物質排出成分やオリザノールが含まれます。ただし必須アミノ酸のリジンが少ないのでリジンの多い大豆製品で補います。昔から食べられていた玄米と大豆の発酵食品である味噌を使った味噌汁でほぼ栄養が摂取できることになります。味噌は発酵することでタンパク質分子が小さく100%吸収できるが、肉だと吸収されにくく吸収に時間もかかり、腸の長い東洋人の身体に負担になりやすいといわれます。実際に私も玄米ごはんと味噌汁を基本とした食事で体調が良くなりイライラもなくなりました!
陰陽と季節について
日本には四季があり旬の野菜や果物は本当においしく栄養もいっぱい詰まってます。それだけでなく身体にも良い作用をしてくれます。こんな言葉があるそうです。
「春は苦味、夏は酢の物、秋はうま味、冬はアブラと心して」
春は山菜や竹の子などの苦味の物が冬に溜め込んだ老廃物を出してくれます。夏は水分を多く含んだ野菜や果物が身体を冷やし暑い季節を乗り越えるのに役立ちます。秋は根菜・葉菜類のでんぷん質・ミネラル豊富な物が増え少しずつ身体を暖めてくれます。冬は秋に実った物が寒さから身を守るため、より甘味を増し身体を暖めてくれます。このように旬の物は私たちの身体もいたわってくれるんですね。
野菜ソムリエとして野菜や果物の魅力を伝えるのにまたひとつうれしい効果があるということを伝えていけたらと思います。
日本の風土と伝統食は私たち日本人の身体と心にとても良い作用をもたらしてくれます。それを大切にしていくことで自然を見つめ、環境にも優しい暮らしができると思います。自然に感謝して、食物に感謝しながら毎日の食を楽しんでいくと「長く思いきり生きる」事ができると思います。みなさん、太陽と水と土と共に大切に育てられた玄米を心を込めて炊いた玄米ごはんは本当においしですよ!
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【レポート作成者】
ベジタブル&フルーツマイスター 井藤 優希
野菜が好きで、たくさんの人と野菜や果物の魅力を共有したい
と思い受講しました。マクロビオティックも学んでいます。
体もココロも心地よく楽しいべジフルライフを過ごしています。


