【1/21,1,31大阪レポート】冬の野菜・果物料理レッスン
VMCレポート : 野菜ソムリエの冬の野菜・果物料理レッスン
☆1月のテーマは 『苺カフェ』
扉を開けた瞬間にイチゴの香りがふわ~んと舞い込んで、もうテンションUP♪
テーブルのみなさんも既に会話が弾み、楽しい雰囲気に包まれていました。
普段はデザートとしていただくことが多いイチゴが、今回は野口先生によって
『ザ・カフェプレート』として、メイン料理として! 主役に躍り出るとのこと。
教室のテーブルが満席☆ みなさんのワクワク期待感を表しています♪
☆日時 : 2010.1.21(木) 11:00~13:30
☆場所 : カタログハウス セミナールーム
☆講師 : 野口 知恵 ベジタブル&フルーツマイスター
☆協力 : 佐賀県関西・中京営業本部(提供:さがほのか)
☆メニュー: ♪いちごのサモサ風
♪いちごのカラフルガレット
♪いちごのチーズケーキ
【内容】
①イチゴについて
②イチゴの種類と説明
③食べ比べ
④お料理のデモンストレーションと調理実習
⑤「さがほのか」紹介 ~JA さが~
①イチゴについて
≪旬≫
以前は、春から初夏にかけての露地ものだけでしたが、ほとんどがハウス栽培に
なり、今では年中出回っています。クリスマスケーキ用に12月から出回り始め、
5月頃まで生産が続きます。12月が最も多く出荷されており、従来の春よりも
冬の時期が旬、いわゆる経済的な旬が根付いてきました。
≪原産地≫
原産地はチリ。バラ科。日本には1840年頃、オランダから導入されて、
当時はオランダイチゴと呼ばれました。江戸時代末期に一度持ち込まれましたが、
赤=血、というイメージで、当初はなかなか広まらなかったそうです。
長く東の「女峰」、西の「とよのか」の二強時代が続きましたが、近年、新品種が
続々登場。東では「とちおとめ」、西では「さちのか」、「さがほのか」などの、
酸味よりも、甘さの強いものが好まれています。
≪栄養≫
ビタミンC、葉酸、食物繊維がたっぷり。鮮やかな赤は、見た目にも元気を
くれますね。他の野菜や果物と違って、温室栽培でも露地栽培でも、ビタミンC
の量にほとんど差が出ないそうです。
中粒なら7粒で一日のビタミンC必要量が摂取でき、風邪予防にも効果的です。
また、女性にとっても嬉しい美肌作りに効果的な栄養素も含まれているとのこと。
コラーゲンの生成をうながしてシワを、メラニンの生成を抑えてシミを、それぞれ
予防する働きがあります。身体の中からもキレイに、色も香りも楽しみながら、
が嬉しいですね。
その他、 食べる前の洗い方の注意点、選び方や保存方法を詳しく教わりました。
イチゴは収穫時が一番甘いもの。保存については、冷蔵庫での保存時間などで、
食べた時の甘さにも違いが出る、とのこと。野口先生が実際に、ひとパックを半分
に分けて比べられて、実証されていました。やはり、より美味しく頂きたいもの、
次回は是非とも試そうと思いました。
また、イチゴは場所によって甘さが違うのをご存じですか?一番甘いのは、ヘタの
あたり?真ん中あたり?先端の方? 皆さんも一度食べ比べてみてはいかがで
しょうか?
②イチゴの種類と説明
<種類> <説明>
●さがほのか ・・・・・・ 佐賀の特産。大粒で酸味が少なく、甘みが強いのが特徴。
西日本を中心に生産が増加している。
●さちのか ・・・・・・ とよのかと、アイベリーの交配種。
赤色が濃く、糖度が高い。日持ちするので人気の品種
●紅ほっぺ ・・・・・ 静岡の特産。大粒で鮮やかな紅色。果肉まで赤いのが特徴。
甘みが強く、酸味とのバランスも良い。
●さくらももいちご・・ 「ももいちご」の姉妹品として、徳島県佐那河内村から、
2008年末にデビューした新品種のいちご。
形は「ももいちご」よりかなりとんがった形をしており、
歯ごたえは「ももいちご」よりもしっかりしている。
●あまおう・・・・・・・・ 福岡産。「赤い・丸い・大きい・うまい」の頭文字から
名付けられた。大粒で糖度が高く酸味もある。
③食べ比べ
今回ご用意いただいたのは4種類。
左上から時計回りで、「さちのか」「紅ほっぺ」「さくらももいちご」「さがほのか」。
普段はなかなか4種類も一度に味わえないので、用意された時から、既にみなさん
ニンマリ笑顔でした(~~) 嬉しい気持ちはさておき、食べ比べ。甘さ、酸味、食感、
香り、甘みと酸味のバランスの違いなど、それぞれ特長があり、みなさんの好みで
票が分かれていました。
④お料理のデモンストレーションと調理実習&試食
A)いちごのサモサ風
春巻きの皮で包んでサックサクに仕上げる♪というもの。
下ごしらえに、いちごを塩と胡椒で味付け?? 加熱してつぶしたじゃがいもで
包んでしまう? すべてが初めて! 正直、いちごに塩と胡椒を振りかけるのは
かなり勇気がいりました。が、野口先生が何の迷いもなく、楽しそうに作られて
いたので、みなさん信じてついて行きました(~~)
じゃがいもに包まれたいちごをバジルの葉にのせて、春巻きの皮で包み揚げます。
野口先生の今回の味のイチオシは、いちごとバジルの組み合わせでした☆
味も香りまでもが絶妙に合い、みなさん驚きと感心の美味しさでした。
パリッとした春巻きの皮と、中でじゅわ~っとイチゴとじゃがいもが融合する食感も
楽しめました。中がいちごなんですが、先生もテーブルのみなさんも、「ぜひ熱い
うちに食べましょう!」が合言葉で、初めての味と食感を堪能しました♪
B)いちごのカラフルガレット
ガレットは、フランスのブルターニュ地方が始まりとのことです。
酪農地方なので、卵やチーズなどの乳製品、お肉等と一緒に頂くことが多いそうです。
今回は、冬野菜といちごをたっぷりのせて、さらに、甘酸っぱいいちごドレッシング
でいただきます。これまた不思議な光景が・・・。普段は大根や生姜をおろす、
おろし金で、野口先生がとても自然に!?いちごをおろしてらっしゃいました☆
あっという間に果肉汁が出来、バルサミコや砂糖、オリーブオイルを混ぜて、仕上げ
に塩・胡椒で味付けです。みなさん、この初めての味に、“仕上げの味”がまったく
想像出来なくて、野口先生に味を見ていただきました♪いちごの甘酸っぱい酸味が、
バルサミコとも絶妙に合っていました♪ 新しい味の発見です!
焼き上がったそば粉入りの生地に、ささみ、冬野菜、ネーブルオレンジといちごを
遠慮せずにふんだんに盛り、ドレッシングとマヨネーズをかけて出来上がり☆
味の決め手となるドレッシング、まとまった味になり易いのですが、このいちご
ドレッシングは、それぞれ食材の味をグイ~っと引き出す不思議な魔法がありました。
C)いちごのチーズケーキ
材料のクリームチーズや生クリーム等々を、フードプロセッサーにかけたいちごと
混ぜ、オーブンで焼きました。ビックリするほど膨らむので、クッキングシート
などで型よりも高い壁を作ってあげると安心とのことです。いちごの種類によって
よりピンク色に仕上がったり、いろいろ試してみると楽しいそうです♪
今回は冷ます時間が十分に足らなかったので、HOTなスフレ風にいただいたのです
が、これまた普段味わうことのない美味しさを楽しめました。次回は是非、自分で
も作って、冷やしたものも楽しんでみます♪
⑤「さがほのか」ご紹介
佐賀県関西・中京営業本部より、岡本氏と、進藤氏が
来られ、佐賀県産のイチゴ「さがほのか」をご紹介いただきました。
生まれも育ちも佐賀県の「さがほのか」は、九州佐賀県の肥沃な大地と、
ふりそそぐ太陽の光をいっぱいに浴びて育っています。
生い立ちは、大きな果実が特徴の「大錦」と食味の良い「とよのか」を親として
平成3年に佐賀県が独自に交配、その後、選抜、育成して生まれた品種です。
平成10年に「さがほのか」という名前でデビューしました。
現在では、佐賀県のほか熊本県、鹿児島県、宮崎県、大分県等を中心に作付が
拡大し、平成19年産の全国品種別シェア(JA全農調べ)では、“とちおとめ”に
次いで「さがほのか」が第2位となっています。
果実の形は円錐形で、揃いが良く、色は光沢のある鮮紅色で、「糖度が高く、酸味が
少ない」食べやすさが評判のイチゴです。
「いつもみなさんが食べている、赤くて甘みのある太った部分は、実は、果実では
ないんですよ~」という説明に、驚きの空気の教室。
いただいた図や写真付の資料を
元に、成長過程など、わかりやすくご説明いただきました。
イチゴは自然状態では、5月~6月にしか収穫できません。出来る限り幅広い
シーズンに味わっていただこうと、現在、佐賀県産のイチゴはビニールハウス内
での栽培が中心となっています。
自然な受粉は期待できないため、ミツバチをビニールハウス内に放ち、交配を
行ってもらいます。
しかしこのミツバチはとてもデリケートな生き物なので、
農薬をはじめとした薬品への反応には敏感です。
よって、農薬をできる限り
使用せず、有機的な方法によって健康な土を育み、清らかな水を循環させています。
このクリーンな環境の中で、そして、生産農家の方々の細やかな気配りの中で
「さがほのか」はすくすくと成長しています。
*詳しくはJAさが「さがほのか」のホームページをご覧ください
→ http://jasaga.or.jp/ichigo/
[さがほのかと、イメージキャラクターのリカちゃんシールのお土産]
をいただきました。
また、2010.1.4(月)~2.28(日)まで、ホテル阪急インターナショナルにて
『佐賀いちごフェア』が今年も開催されています。
詳細はこちらです → http://www.hhi.co.jp/hhd-group/pdf/ichigo_saga.pdf
本日は、貴重なお話と、お土産まで頂きまして、どうも有難うございました。
今回の教室は、終始イチゴの甘酸っぱい香りの中で、「イチゴ」のお料理を存分に
楽しませていただきました♪
正直、メイン料理になるには多少限界があるかも・・・と危惧して、おにぎりひとつくらい
食べてから行こうかしら?とも思ったのですが、まったく問題ありませんでした☆
むしろ、お腹がいっぱいになりました!(余計な心配すみませんでした。。。)
サモサやドレッシングなど、野口先生のアイデアで、初めての味にも感動しました。
イチゴとバジルの絶妙なマッチング、本当に素晴らしかったです。
作る側としてたまには、今日のお料理のメインは『イチゴよ☆』と先に宣言して、
待っている人に『ええ!?どんなお料理なの!?』と、
ドキドキワクワクしながら
待ってもらったり・・・も、きっと楽しい食卓のひとときになるのではと思いました。
どうも有難うございました。
レポート作成者
ベジタブル&フルーツマイスター
溝渕潤子








