【2/19東京】「作り手のキモチ」シリーズVol.9 プロから学ぼう!おうちパンがもっとおいしくなるヒント
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開催日時:平成22年2月19日(金)
会 場:日本ベジタブル&フルーツマイスター協会 東京本部第一教室
テーマ:「メーカーコラボ「作り手のキモチ」シリーズ vol.9
『 プロから学ぼう!おうちパンがもっとおいしくなるヒント 』
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食品・調理家電メーカーなどの開発担当者から直接開発秘話を聞けると好評の、「作り手のキモチ」シリーズ。今回は、楽しいパンライフを応援する調理家電にフォーカス!
これはジュニア・パンアドバイザーとしても聞き逃せません。
さらに、あの有名なパン屋さん「ブランジュリ タケウチ」さん(大阪市)の取材報告もあるというのだから・・・ワクワクして会場入りしました。
日本パンアドバイザー協会スタッフさんの「ホームベーカリーをよく知って、パンライフを楽しみましょう」とのご挨拶のあと、豪華5部構成のプログラムがスタート。
【第1部:調理家電のプロから学ぼう「作り手のキモチ」】
まずは、はるばる兵庫県から駆けつけたというパナソニックの社員さんが登場。
商品開発秘話や最新機種の紹介など、熱のこもったお話が伺えました。
パナソニックさんのホームベーカリー開発スタートは、1984年。
それは、パン食派が増加し、朝食でのお米派・パン派の比率がほぼ同比率になり、グルメブームもあって焼きたてパンを売りにするベーカリーが増えてきた時期でした。
そして、目標とする「おいしいパン」にたどり着くために、100種類を超える食パンを試食したり、3年間に渡る実験ではパン5000個を焼いたのだとか。
開発の舞台裏のご苦労が伝わりました。
そんなご苦労を経て、ついに完成したホームベーカリー。
「炊飯器以来の発明です」―そんなキャッチコピーで発売された第1号機は、年間76万台を売る大ヒット商品だったそうです。現在も新機種の発売を続ける傍ら、購入時の重視点の上位にランクされる「作ることができるメニューの広がり」にも応えるべく、そしてさらなるおいしさ・楽しさの実現に向けて、簡単・手軽にとどまらず、ちょっとひと手間加えたり、
ちょっと珍しい材料を加えたりといった+αの提案にも力を入れているそう。
今後の展開がますます楽しみですね。
そして次はオーブントースターのお話。
オーブントースターは、当初は「食パンを焼く」ことだけを考えて開発されたそうですが、バケットやデニッシュ、惣菜パンなど、パンの種類も豊富な現状を踏まえ、「食パン以外のパンにも対応できるオーブントースターを」ということで開発された新商品が紹介されました。
「表面はパリッと、中はフワッと」という、パン屋さんが考える「温めの理想」を考えて作られた商品なんですって!
最後に試食もあるとのこと。こちらの出来栄えも楽しみです。
【第2部:パンのプロから学ぼう「おうちで楽しむパンライフ」】
続いては、ジュニア・パンアドバイザー坂口もとこさんが登場、大阪の超人気パン屋さん、
「ブランジュリ タケウチ」の取材報告をしてくださいました。
小さな店構えながら、連日行列ができる「ブランジュリ タケウチ」さん。
坂口さんが訪問して、まず驚いたのが、「オープンキッチンだった」こと。
温度と湿度の影響を受けやすいパン作りで、作業場をオープンにすることはとても難しいし、珍しいことだと言います。
でもこれは、「お客様に近いのが一番」という竹内久典シェフの考えに基づく設計。
お客様の声をリアルに聞くため、そして、作業工程や食材の安全・安心を見てもらうためなのだそうです。
竹内シェフのパン作りへの真摯な姿勢がうかがえるお話でした。
今回、事前にジュニア・パンアドバイザーのみなさんから質問を託されて現地取材に臨んだ坂口さん。
「どんなときにパンレシピが思い浮かぶのか?」という質問に対しては、「例えば、コロンとした立方体が愛らしいアールグレイクリームパンは『雑貨屋で見た石鹸がかわいくて、こういうパンが食べたいと思った』と、パンと関係のないものからイメージすることも多い」という意外な回答を披露してくださいました。
限られた時間の中、まだ話し足りない!まだまだ聞きたい!という盛り上がった空気の中、ワークショップも後半に突入。
【第3部:トークセッション (パナソニックさん×ジュニアパンアドバイザー)】
第3部は、パナソニックのホームベーカリー・設計・メニュー開発担当の3名の方と坂口さんによるトークセッション。
「パン作りは手ごねが一番」と、最初はホームベーカリーに否定的だったという坂口さんが、ホームベーカリーのパンの仕上がりや味の良さに驚き見直したというお話や、「『ホームベーカリー=手抜き』ではなく、『ホームベーカリーを使うことで手間を省ける』というように『手抜きの発想の切り替え』も大切」というお話も印象的でした。
そして、参加者との質疑応答コーナーでは、「失敗する確率は?」という質問が。これは気になります。
「ホームベーカリーは家電商品なので、誰が作っても同じように仕上がる設計になっているため、失敗率はゼロ」とのこと。
「でもよく『膨らまない』というお問い合わせもいただきます。伺ってみると、イースト菌ではなくベーキングパウダーを使っていたり、計量ミスをされていたりということもあるようですね」とのこと。なるほどどんなに高性能なマシンでもここまではカバーできないわけですね。
【第4部:おうちパンの魅力を再発見!】
続いては、坂口さんのレクチャーによる、ホームベーカリーの実機体験。
紹介されたレシピは、竹内シェフ著の、「ブランジュリ タケウチ どこにもないホームベーカリーレシピ」に掲載の一品、「ブリオッシュ」です。
市販で簡単に手に入る材料をポンポンと軽快にマシンに入れていく様子を見ると、とっても簡単そう。イースト菌投入口や、レーズンなど混ぜ込み材料の投入口、焼き色調整機能など、魅力の機能も紹介されました。
ちなみに今回の参加者のうち、現在ホームベーカリーを持っている方はほぼ半数くらい。
持っている方も持っていない方も、有名ブランジュリのレシピや最新機種の機能に興味津々でした。
そしてお楽しみの試食タイムでは、事前に焼いておいたブリオッシュに加え、「ミルクハース」「ムジカさんのシナモンティー(のパン)」、オーブントースターで温めたパンなどたくさんのパンをいただきました。
どれもおいしくて、家でもこんなおいしいパンが作れるのね!と、感動。まさに「おうちパンの魅力」発見!でした。
【第5部:フリートーク】
試食しながらの第5部は、参加者とパナソニックのみなさん、坂口さんとのフリートーク。
みなさん、お目当ての人をつかまえて、日ごろの疑問などをぶつけていました。
私も会場内をグルグル回っていろいろと質問し、たくさんの疑問を解消することができました。
実は、参加する前は、「材料費もかかるし、時間もかかる。おいしいパン屋さんで買った方が早いのでは?」とか、「手ごねで、あとはスチームオーブンで焼けばいいのでは?」と思っていたのですが、思ったよりも経済的であることがわかったり、実演で体感した作業の手軽さやおいしさなどで印象も一転しました。
そして帰りには、今回の実演でも登場した竹内シェフの著書を全員1冊ずついただきました。執筆に3ケ月を要したという、竹内シェフ渾身の1冊。これには参加者みなさん大喜び。
こうして会場いっぱいパンの香りに包まれた2時間はあっという間に過ぎていきました。
参加されたみなさまお疲れ様でした。
そして、貴重なお話をしてくださったパナソニックの皆さま、坂口もとこさん、協会の皆さま、たのしい時間をありがとうございました。
ジュニア・パンアドバイザー 原神千秋


