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【2/25東京】 柑橘類を楽しもう。~宮崎県日向夏・きんかん特集~

タイトル : 柑橘類を楽しもう。~宮崎県 日向夏・きんかん特集~
活動日時: 平成22年2月25日(木) 11:00~13:00
講師: 辰巳雄一 (JA宮崎経済連東京事務所 主査)
    深田直彦 (宮崎県東京事務所 主査)
会場: 協会本部渋谷第二教室

内  容
皆さんは、『宮崎県の果物』といえば何を思い浮かべますか?
『太陽のタマゴ』というブランドの完熟アップルマンゴーが有名なので、
『マンゴー』と答える方が多いかもしれませんね。


しかし、宮崎で栽培されている魅力的な果物は、マンゴーだけではありません!!


今回のVMCは、宮崎で旬を迎えている柑橘類 『きんかん・日向夏』にスポットを当て、
品種の特徴や栽培方法、オシャレな盛り付け法、宮崎県の農業の取り組みなどを学びました。
ワークショップでは、宮崎産のきんかん・日向夏だけでなく、はるみ・宮内いよかん(愛媛県産)、土佐文旦(高知県産)も食べ比べました。
また、「市場に出回るのは数年後の予定」という新品種のきんかんも堪能(なんと、種なしの品種!)。プレミアム感のある講座でした。

【宮崎産 完熟きんかん 『たまたま』】
 完熟きんかんは、「生」のまま皮ごと食べる事を目的として栽培された、甘くて大きいきんかん。開花後210日以上にわたり、外観の優れた果実だけを樹上で熟成させます。
温室の中でゆっくりと熟させる事で皮の甘みが増し、果肉の酸味・苦味も抑えられるのだとか。 その中からさらに選抜され、糖度16度以上・大きさL(直径2.8cm)以上のものが 『たまたま』糖度18度以上・大きさ2L(直径3.2cm)以上のものが 『たまたまエクセレント』として販売されます。
『たまたま』と『たまたまエクセレント』は、宮崎産完熟きんかんの厳選品なのです。

「たまたま」を一口かじると、皮の甘さとともに果肉の適度な酸味を感じます。この甘みと酸味のバランスの良さが、美味しさの秘訣と言えるでしょう。
そして、柑橘特有の香りが鼻からスッと抜けました。非常に香り豊かです。

昔から「風邪の薬」として活用されてきたきんかんには、免疫力を高めるビタミンC、みかん由来のポリフェノールで健康維持のために重要な働きをするヘスペリジン(ビタミンP)、ガン抑制効果が期待されるβ-クリプトキサンチンが含まれています。ビタミンC(49mg/100g※)は、レモン果汁(50mg/100g※)とほぼ同量、また、カルシウム(80mg/100g※)も牛乳(110mg/100g※)の約70%含まれているのも、素晴らしい点です。
                             ※五訂増補日本食品標準成分表より

 日本では、「果物は嗜好品」と考える生活者が多く、また、不景気も重なり、果物の需要が低迷。
「果物をデザートだけでなく、普段の食事の中にも取り入れて欲しい」との思いから、宮崎県は、企業と共にレシピ開発するなどして、きんかんをおかずとして使う方法も提案しています。

 宮崎県産食材を使用したメニューを紹介する「宮崎フェア」が東京のホテルで開催された際、「完熟きんかん天ぷら」(甘みが増すそうです)や「たまたま入り 肉巻きおにぎり」(肉巻きおにぎりは、最近人気急上昇中の宮崎B級グルメ)を開発したシェフもいらっしゃるとか。

この意外な組み合わせ、一体どんな味がするんでしょう? 食べてみたいですね♪
「てげうめぇ!!(とっても美味しい!!/宮崎弁)」 と叫んでしまうかもしれません。

【日向夏】
ほどよく酸味がきいた爽やかな甘さが楽しめる日向夏。果肉は、ゆずに似た香りがします。
江戸時代(1820年頃)、民家の庭先で偶然発見された宮崎発祥の果実です。
宮崎県の生産量は、全国第1位。シェア38%を占めています。
高知では「小夏」、静岡では「ニューサマーオレンジ」という名前で呼ばれているので、
ご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。  

日向夏の特徴は、フカフカした白皮(内果皮)と果肉を一緒に食べるという点。
黄色の外皮をりんごの皮を剥く要領で薄く剥き、白皮をつけたまま、種の多い芯の部分を
残すようにそぎ切りにします。
 果肉には抗酸化作用が期待されるビタミンC、ほのかな甘みがあり柔らかな白皮には
食物繊維が豊富に含まれています。果肉と白皮を一緒に食べれば、独特な食感を楽しめるだけでなく、効率的に機能性成分が摂取できます。

 日向夏は、もともと種の多い柑橘。しかし、宮崎県では、「美味しくて食べやすい果実を作ろう!」と研究を重ね、ハウス栽培で「種なし」や「種の少ない」ものが出荷できるようになりました。
 ハウス栽培のものは12月~ 2月、露地栽培のものは3 ~ 4月に出回ります。
春先から出荷される露地ものの日向夏は、旬を迎えおいしさもグッとUP。
露地ものには種が含まれてますが、種のある芯付近を除いて切り分ければ良いので、
気にせずにどんどん食べましょう!!
パッケージに描かれた「日向夏ちゃん」が、かわいい笑顔で皆さんを待っていますよ♪

【信頼される産地作り】
 宮崎県では、「生活者が農産物に求めているものは何か」を常に考え、商品作りをしています。
特に、約300種類もの農薬が2時間で判別できる全国トップクラスの残留農薬検査体制は、生活者の食の安全に対する意識の高まりに応えています。
それだけでなく、土壌診断に基づいた土作り、天敵昆虫等を積極的に活用した化学農薬の低減、農業廃材の再利用などを通じて、安全・安心で環境に優しい農業を推進しています。

また、宮崎県総合農業試験場の調査によると、宮崎県産野菜は、ビタミンCとβカロテンの含有量の平均値が、一般のものと比較して多く含まれているという結果が出たそうです。この傾向は、特にピーマンとゴーヤーに顕著に表れています。

一般のものと比較して、

ピーマンのビタミンCは1.3倍、βカロテンは1.5倍 
                (平成17年11月~平成21年11月 調査   サンプル数:239)

ゴーヤーのビタミンCは1.5倍、βカロテンは2.1倍 
                (平成20年1月~10月 調査    サンプル数:34)

これは、宮崎県産野菜が太陽の恵みをたくさん受けて育っているからと言えるでしょう。

農産物自体の品質向上、信頼される産地作り、宮崎県知事の強力なトップセールスが三位一体となる事で、宮崎県のブランド価値は向上し続けると思います。
宮崎県の農家の皆さん、これからも、宮崎ならではの魅力ある農産物を生活者に届けてください。



そして、宮崎県産食材を使った「みやざきごはん」に皆が恋に落ちますように!!

ベジタブル&フルーツマイスター  平田 実
子供の頃は、偏食で親を悩ませていました。
しかし、大学受験予備校に通っていた時、東京の食事の不味さに衝撃を受ける。
大学合格後、自炊をするようになったのをきっかけに、偏食がドラマティックに改善。
色々なものが食べられる喜びを知り、今では野菜ソムリエ。人生って不思議です。
趣味はランニング。5月に仙台国際ハーフマラソンに出場予定。
http://forest6pixy.seesaa.net/