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【2/28大阪レポート】VMC「ほっこりぽかぽか ショウガのチカラ」 

VMCレポート 
☆ほっこりぽかぽか ショウガのチカラ☆
         
冷えは万病のもとと言いますが、ここ数年、注目されているのが
『ショウガ』です。

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体温が1℃下がるだけで、カラダの中でいろいろな変化が起こります。
本日は、生姜博士の田部先生に、『ショウガの魅力』を教えていただきます。
ほっこりぽかぽか『ショウガ』を使った飲み物&試食もあり、嬉しい企画です♪
キャンセル待ちもあったそうで、満員の教室でした。

◇日 時:2010.2.28(日)14:00~16:00
◇場 所:日本ベジタブル&フルーツマイスター協会 大阪教室
◇講 師:田部 昌弘氏 「生姜の生薬的研究」で薬学博士修得 
                  大阪家庭薬協会 専務理事
◇講師・企画者:植谷 佐江子 ベジタブル&フルーツマイスター
               雑穀エキスパート、栄養士

 《Contents》
①生姜の豆知識
②生姜のひみつ
③生姜のチカラ
④生姜生活はじめましょう!(試食)
⑤高知県産「ショウガ」のご紹介
 
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①生姜の豆知識

ベジタブル&フルーツマイスターの植谷佐江子氏に、お話いただきました。
体が冷えると、体内に余分な水分が溜まり、さらに冷える、と悪循環。
ショウガには、200種を超える薬効成分があり、漢方薬にも配合されています。
熱帯アジアの原産で、3~4世紀ごろに中国を経由して日本に伝わったとされています。
中国では、紀元前から、ショウガの薬効成分が認められています。

ショウガに含まれる成分は、血行を良くし、体を温める効果などもあり、
日本だけでなく、世界中で広く利用されています。
ショウガは英語で「ginger(ジンジャー)」。活を入れる、元気になる
という意味で「ginger up」という言葉が使われたりします。

石川県に、波自加弥(はじかみ)神社、という、日本で唯一の香辛料の神社が
あるのをご存じでしょうか? 奈良時代、この神社で雨乞いをしたことによって
飢饉から人々を救った、という伝説があり、現在も毎年6月15日に「はじかみ祭」
(別名しょうが祭)が行われます。
その他、ショウガの名前の由来や、お寿司のガリとして生姜が使われた谷中の生姜説
など興味深いお話をしていただきました。

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②生姜のひみつ

生姜について『ほっこりぽかぽか・・・』というチャーミングなタイトルで講演される
のは初めてとのこと。生姜博士の田部先生にお話いただきました。

【未病を治す】
中国では、最も優れた医者は食医である。内科医と栄養士のことで
病気を治すよりも、病気にならないこと、未病を治すことが大切と
されている。食養(薬膳)が大切な役割を担っている。
次に、病医(内科医)、傷医(外科医)、獣医、と続く。

【様々な養生】
健康は、心(ストレス)、動(運動)、体(食事)、休(睡眠)のバランス。
これらの養生法をひとつひとつ説明すると時間がとても足りないので、
今回は、食事=食養生法について説明いただきました。
 
・自分の住んでいる土地の気候風土からとれるものを食べる(身土不二)
・季節に生じたものを食べる(旬材)
・野菜の皮や根を捨てたりせず、なるべく全体を食べる
 小魚のように丸ごと食べられるものを摂る(一物全体)
・腹七分目(昔は八分だったが)を守り、食べ過ぎない
・一口15秒、よく噛んで食べる
・明るく朗らかに食べる
・食べ物に対する感謝の気持ちを忘れない

等々、薬食同源のお話も教えていただきました。
【病気の要因(冷え)】
 英語で「catch a cold」とは、風邪を引くという意味。
 つまり、体の冷えが病気をつくるということ。
 10年前の日本人の平均体温は36℃台後半だったが、現在は36℃台前半。
 
体温が低下すると、体にどんなことが起こるのか
・1℃体温が低下すると免疫力(=自然治癒力)は30%以上低下する
・がん細胞が、35℃で一番増殖する。39.3℃以上で死滅
・1℃体温が低下すると、基礎代謝は12%低下する

 1日の中で一番体温が低下する時間帯があり、その間に死亡、喘息発作、
狭心症が多く発生するそうです。

また、体温低下の要因として、筋力、居住環境の変化、飲食物の摂り方についても
詳しく説明いただきました。 

【生姜のあれこれ】
 インドが原産で、3~4世紀に渡来。
 江戸中期から栽培化が盛んになり、大きく小ショウガと大ショウガに分かれ
 小ショウガは、群馬、埼玉、千葉で、大ショウガは高知、和歌山、長崎、静岡で
 栽培された。
 
 禅寺に行くと入り口に、『葷酒山門に入るを許さず』の石標や立て札がある。
 五葷と酒は、修行を妨げ、心を乱すので寺の中に持ち込んではいけない、という
 意味である。この五葷はニオイの強い食べ物をさし、ショウガが含まれ、あとは
ニラ、ネギ、ラッキョウ、ニンニクである。
 

③生姜のチカラ

 民間薬としてのショウガの効果、効能は下記の通りです。
   ・船酔い、車酔い ⇒ 絞り汁に熱湯を注いで飲む
   ・しゃっくりを止めるには ⇒ 生の絞り汁を一気に飲む
   ・筍、茸、獣肉、魚類などの中毒 ⇒ 生のショウガ汁を飲む
   ・咳止め ⇒ 絞り汁に砂糖、蜂蜜などを加え熱湯に注ぎ飲む
   ・胃もたれ、食欲不振 ⇒ 生のショウガを食す
   ・嘔吐 ⇒ カラスビシャクと一緒に煎じて飲む
 他にも、肩や背中の凝りにも効果が出る方法や、お風呂に入れると
 血行が良くなる方法など教えていただきました。

 ショウガは、漢方では生の生姜と、乾燥させた乾姜とで、解毒作用、発汗作用、
気の滞りを巡らす作用、鎮痛作用他、それぞれに作用と効能に違いがあることも
教えていただきました。
 葛根湯についてのお話も興味深かったです。

 生姜と乾姜の主要成分や、作用の構造式の難しいお話もありましたが、
 ショウガのある作用の構造式の発見によって、某製薬会社が特許を取り、
 巨大になったという重大なものでした。

 日本ではめったに咲かない珍しいショウガの花の写真を見せていただきました。
 小指の爪ほどの小さい花ですが、先生も栽培に協力されて、長年の尽力が実り、
見事に花が咲いたそうです。
 
 最後に、質疑応答となりました。

 出席されたみなさんは、すでにショウガを日常生活に取り入れられています。
 『体を温める効果的な摂り方は?』
 『ショウガ湯などはいつ飲めばよいですか?』
 『ショウガの乾燥の仕方は?』
『ショウガを食べる量に制限はありますか?』
などなど、質問多数。 先生は、台湾事情のお話しなども交えて、ひとつひとつ
丁寧に答えてくださいました。

ショウガは漢方にもつながり、歴史も長く、薬効も幅が広く、奥深いものであると、
またそのチカラの偉大さを再認識しました。
今回は1時間半という制限の中、先生もまだまだ話足りないことがたくさん、
参加された方々も、もっともっとお話しが聞きたい、という雰囲気の中
惜しまれつつ、講演終了となりました。

大阪家庭薬協会の方で、月に一度、講演や薬膳講座、ツアーなども
開催されているそうです。

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④生姜生活はじめましょう!
ベジタブル&フルーツマイスターの植谷佐江子氏に再登場していただき
みなさんお待ちかねの試飲&試食タイムです。

今回ご用意いただいたのが、
『生姜シフォンケーキ』、
『水正果(スジョンガ)』、と
『黒糖ジンジャーラスク』。

韓国のデザート『水正果』はやみつきになる美味しさで、同じテーブルでも、
美味しい~とスプーンの手が止まらず、かなりツボに入られた方も多数いらっしゃい
ました。干し柿もかなりのポイントでした。
『黒糖ジンジャーラスク』は、ショウガの辛みと甘さが絶妙に調合されていて
濃厚な美味しさでした。
『生姜シフォンケーキ』はショウガのピリっとした辛みが抑えられていて
お子様にも親しみやすく楽しめるケーキだと思いました。
ふんわりと、本当に美味しかったです。

盛りだくさんのサービスで、生姜シロップやはちみつ生姜の作り方の
レシピもいただき、いろいろな飲み方、楽しみ方を教えていただきました。
普段はすりおろして紅茶に入れたり、料理に使うくらいでしたが、お陰様で
今日から生姜生活に広がりが持てそうです。有難うございました。

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⑤高知県産「ショウガ」のご紹介
高知県農業振興部 流通支援課 兼 大阪事務所から
山下俊二氏が来られ、高知県産「ショウガ」や、「高知野菜」、観光などについても
ご紹介いただきました。
高知県は「ショウガ」の生産第一位です。
採れたて生姜も持ってきていただき、根の生え方、茎の伸び方なども
教えていただきました。「ショウガ」のお土産もどうも有難うございました。
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今や「ショウガ」が含まれた食品は、漢方に限らず、インスタント食品、飲み物、
お菓子などとても幅広く、手軽に美味しくいただける環境になっています。
自分で切ったりすりおろしたものをお料理に加えたり、生姜湯を作ったり、
または手軽にコンビニで生姜入り食品を購入したり、と、みなさんそれぞれお好みのスタイルで、その日から、ほっこりぽかぽか生姜生活が始められますね♪

レポート作成者:ベジタブル&フルーツマイスター  溝渕 潤子