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2010年6月

【5/29大阪レポート】気になる有害物質の話

気になる有害物質の話
「毒」ってなんだろう?
「害」ってなんだろう?
科学的な視点とメディアリテラシー

日 時:2010年5月29日(土) 17:00~19:00
講 師:株式会社 農水産ID 藤井淳生 先生
会 場:日本野菜ソムリエ協会 大阪教室

首都圏で大人気、藤井先生のセミナー。

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関西のVMCでは、初お目見えだったのではないでしょうか。
私もずっと参加したかった企画なので、真っ先に申し込みました。

藤井先生は、ジュニア野菜ソムリエの「ベジフル入門」、シニア野菜ソムリエの
「青果物のケーススタディー」の講師を担当されていらっしゃる方。

鋭い眼光にスキンヘッド、その風貌はちょっと強面(こわおもて)です。
先生曰く、大阪で地下鉄の座席に座っておられると、両隣は必ず空席になるとか。。
先生と初対面の人たちも、ちょっとビビッている様子?

でも、先生がハギレのいい語り口でお話を始めると、皆さんすぐに
そのお話に引き込まれていきます。

■農薬について
「農薬」と聞くと、ともすれば、「農薬性悪説」とでもいうか、内容を吟味せず、
全てに拒否反応してしまいがち。。
一般的に、イメージだけで判断してしまう傾向にあるようです。

農薬を是とするにしても非とするにしても、きっちりとその功罪を見据えた上で、
判断していくことが問われると、先生は語られます。

例えば、「功」の側面を見てみると、
1.「不毛の地」を農地に変える働きを果たし、人口の増加をもたらしたこと。(緑の革命)
2.農薬の使用によって、食中毒・カビ毒・異物混入のリスクの低減が期待できること
→ などから、「農薬」 によって、ある種の 「安全性」 が高くなるケースもあること

次に「罪」の側面を見ると、個体(ヒトの身体)、環境ともに、
1.不完全な代謝物質のトレースが不可能なこと
2.無毒化・無力化の方法が未解明なこと。
3.単体でなら安全性は解明されているものでも、複合的な作用については、
保証し得ないこと。

自然なものだから、「安全」なのではなく、「自然毒」、「害虫」、「病原菌」など、
キケンなものもいっぱい。
要は使い方と分量の問題であり、そのコントロールが大切と先生は語られます。

人工的なものであれ、天然であれ、世の中に「毒」でないものは存在しない。
それは、農薬しかり、天然生成物しかり、口の中に入れるものしかりです。

生きていくために不可欠の酸素ですら、過剰な濃度となれば、人を死に
至らしめる毒性を持ちます。
包丁はとっても便利な道具ですが、使い方次第で、人を殺める凶器にもなります。
それは、全てにおいて同じことと、わかりやすくご説明してくださいました。

■添加物について
話題は、「添加物」に移ります。
「添加物」というと、「農薬」同様、いわゆる「性悪説」で、語られがち。
私も食品を買う場合、添加の有無や度合いは、選択基準のひとつ。
それは受講後も変わってはいないのですが、一面的に見てはいけないとの思いを新たにしました。
やはり、添加物も功罪両面から見ていくことが必要だと、先生は説かれます。

◇「無添加」に期待できること
1. アレルギー性疾患など、未解明疾病・現代病の減少
2. 社会不安、未来への不安の軽減
3. 昔ながら、手作りなどの情緒性の醸成
4. 人類生存環境の維持(添加物には環境ホルモンの問題や長期利用の未解明性がある)

◇ 「無添加」だと懸念されること
1.保存性・保存期間の低下による食品廃棄物の増加
2.食中毒の増加(腐敗や病原微生物の増殖、自然毒の生成など)
3.経済性や販売不振
4.「ゼロリスク商法」の増長、リスク評価の自己責任能力の低下

適量なら有益、過剰なら毒。
それは、農薬を含む薬しかり、食品添加物しかり、栄養素しかり、です。

私は栄養士ですが、栄養素や機能性成分も同じことだと、常々語っている立場として、
先生のお話は、実に示唆に富んでいます。

■都市伝説や「思い込み」について
今一度、農薬の話に戻りますが、「無農薬栽培は安全か」と題されたスライドで
ご案内いただいた例も衝撃的でした。
「無農薬栽培したリンゴは、慣行栽培のリンゴに比べて、アレルゲン物質が多いという
実験結果がある」とのこと。(2005・2006年 日本農芸化学会定期大会で発表)

先生のおっしゃるとおり、植物は外敵やストレスと闘うために、その体内で防御物質を
作っており、それは人に作用する可能性を持っています。
それは人に有害かもしれないし、有益かもしれない。未解明な部分が多々あります。

確かに、植物に含まれるある種のアルカロイドは、強烈なレベルで両面持っているし、
分量や摂取する側の個体差も関係するでしょう。
安易な断言は禁物だなと、改めて考えさせられた事例でした。

まことしやかに流布される採算を度外視した「都市伝説」にも要注意。
某社のハンバーガーのパティはミミズでできているとか、魚の目は鮮度をごまかすために
加工されているとかetc、。。
農家さんはとかく農薬を「やたら大量に」使いたがる、というのもそう。
おっしゃるとおり、冷静に考えると、そんな不経済なこと、しませんよね。

■メディアリテラシーについて
また、マスコミ報道に翻弄されないようにと、警鐘を鳴らされます。
先生が全編を通して強調されたのは、科学的な視点をもつこと。
思い込みや先入観に左右されず、どういう立場を利する情報なのかを見定める力を培うことの
重要性を語られます。

情報収集にしても、自分に都合の良い情報ばかり集めるという傾向になりがちですが、
それは戒めるというスタンスを持つことが大事。

メディアについても、鋭い舌鋒で語られます。
とかく、「センセーショナリズム」や「誇張」、「飽きっぽさ」などが多く見受けられ、
「専門知識がなく」、「怪しげな学者や評論家に依存」したり、「わかりやすい二分法」に
終始しがちなメディア。
惑わされることなく、冷静に向き合うこと、いわゆる、「メディアリテラシー」※を
確立する必要性を説かれます。

※ メディア・リテラシー(英: media literacy)
情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、
活用する能力のこと。「情報を評価・識別する能力」

情報は鵜呑みにしない。本当にそうなのかと疑いをもつこと。
それは「僕の言うことも」とおっしゃるところに、先生のフェアな精神を窺うことができます。

■おわりに
そして、最後に「あなた」がどうするかという点について。
先生は、その判断をあくまでも参加者一人ひとりに委ねられます。
「好き」か、「嫌い」かは、「感情」の問題。
「許容する」、「容認しない」は、「知見」の問題。

そう言われつつも、先生は必ずしも、「感情」が下位で、「知見」が上位、というお立場では
ないようにお見受けします。
(ご自身の圃場では、無農薬。好きか嫌いか、経済性の問題も含めて、選択されているとのこと)

感情も大切なこと。
ただ単に、無条件に感情に支配されるのではなく、またはトレンドに流されるのではなく、
科学的知見を踏まえた上で、あえて選ぶなら選ぶ、選択する!
そういったスタンスが問われているような気がします。

ことさら、野菜ソムリエとして、人にお伝えする立場であれば、大切にしなくてはならない、
重要なスタンスなのではないでしょうか。
お言葉ひとつひとつが、ズシリと胸におさまりました。

あっと言う間の2時間でした。
初めて先生のお話を聞いた方は、それこそ、「目からウロコ」の思いをされた方も
多かったのではないでしょうか。
質問も相次ぎ、もっと続きを、もっとテーマを掘り下げてお話を伺いたい、
教室には、そんな熱気が最後まで溢れていました。

藤井先生、ありがとうございました。

※レポートは、先生のお話のごく一部より構成しています。
 不十分な点も多々ありますが、ご了承ください。
 今回ご参加できなかった方々へ。
本当に為になるお話でした。次回の機会があれば、是非ご参加くださいね。

【レポート作成者 民野 摂子】
野菜ソムリエ。管理栄養士・健康運動指導士。
「素材に力があれば、シンプルな料理が美味しい」、がモットー。
食育セミナー、青果物の販促、料理教室の講師、レシピの執筆、特定保健指導などに従事。
「日常からの食育」、「健康をトータルコーディネート」する、野菜ソムリエを目指しています。

【福岡】夏野菜、旬と雑学

■ 日時 : 2010年6月15日(火)14:00~15:30     
■ 講師 : 福岡大同青果株式会社 営業促進部長 寺田秀三氏            
■ 場所 : 協会本部福岡教室 

 
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今回、「夏野菜、旬と雑学」という内容で、先生からの質問でスタートしました。    

*1 きゅうりはなぜ曲がるのか?    
*2 野菜・果物のいったい「どこ」を食べているのか?    
*3「旬」と一言でたずねられたら? など。

楽しい講座が始まる予感!!    
ワクワク。ドキドキ。時には、真剣に。あっと言う間に時間が過ぎていきました。    

質問の回答から、話がどんどん膨らみます。    
先生の、雑学の引き出しがあちらこちらとさまざまな角度から、開いていきます。    

旬とは・・・露地栽培で出来る時期
夏野菜とは・・・実のなる野菜
冬野菜とは・・・葉物が中心
これらを中心に、詳しく話が進んでいきました。

●野菜が育つには、肥料・適度な農薬が必要というお話。
  「窒素・リン酸・カリウム」をはじめとする、さまざまな栄養が必要とのこと。
  何か一つの栄養素が足りないと、植物はその栄養素の量に応じた生育しかできず、
  他の栄養素は無駄になってしまうそうです。

●地方によって呼び名が違う「にがごうり」のお話。
  今では夏を感じさせてくれる、お野菜となった「ゴーヤ」
  私たちの住む、福岡では「にがごうり」って言っていましたね~。
  最近では「ゴーヤ」の方が、ピーンときます。

●梅仕事のお話。
  さまざまな加工の仕方を教えていただきました。
  梅シロップを作るときは、一晩凍らせてくださいね。
  解凍されながら、おいしいエキスが溶け込むそうですよ!!

●きゅうりと山笠のお話。
  博多祇園山笠の期間中、祭りに参加する男衆たちはきゅうりを食べません。
  それは、櫛田神社の紋にきゅうりの断面が似ているから。
  小学校・中学校の給食のメニューからも消えるくらいの徹底っぷりだそう。

●日本の農業のお話。
  日本ほど、新鮮で清潔な市場・売り場はないようです。
  コールドチェーン・GAP・HACCPなど、さまざまな角度から、
  農産物を大切にしていることが、分かりました。

●野菜の価格についてのお話。
  天候異変・産地リレーがうまくいかず途中で途切れる・・・。
  そうすると、自然と価格に反映されてきます。
  もともと3月4月は価格変動が起こりやすい時期で、相場がバラバラなんだそうです。

●「かつお菜食べたい作戦」のきゅうり版を実行するお話。
  福岡のお雑煮に欠かせない「かつお菜」ですが、なぜかその時期を逃すとお店で見か  けなくなります。
  そんな時「かつお菜食べたい作戦」が役にたつのです。
  作戦は簡単です。お店で「かつお菜が食べたいな~」って伝えるのです。
  すると、見かけなかったかつお菜が店頭に並んでるかも・・・。
  きゅうりも同じです。たくさんの品種があるのに、最近ではなかなか見かけなくなった、
  「スーヨーきゅうりが食べたいな~」と伝えてみてみて下さい。
  すると、イボがしっかりついた白い粉つきの「これぞきゅうり」って、きゅうりに出会えるかもですよ。

その他にも、おいしい食べ方や切り方、
各地のこれからが「旬」のお野菜、生産者のお話など、
たくさんのお話が聞ける、楽しい講座でした。
野菜・果物の旬や栄養のことはもちろん、
ちょっとした雑学を交えながら、先生のように魅力を伝える事が出来るようになりたいです。

次回の講座も楽しみです。

【レポート作成】 
野菜ソムリエ 森 梢
 

最後に質問の答えです。 
*1 大きくなるには光合成を行います。光が当たらないところが曲がっていくのです。 
*2 実を食べている きゅうり
  茎を食べている レンコン・タマネギ・さつまいも・ニンジン・タケノコなど
  根を食べている 大根
  花を食べている いちじく
 (どこを食べているのかって、調べてみるとおもしろいと思いました) 

【東京】実るプロジェクトVol.11 テーマ:「ダンドリリョク:段取力」

ベジフルメンバーズクラブ クラブレポート
【東京】実るプロジェクトVol.11 テーマ:「ダンドリリョク:段取力」

活動日時:2010年5月21日(金)
講師:田中稔先生
開催場所:協会本部渋谷A教室

今回は、野菜ソムリエとして仕事をする際の自身のスケジューリング・組み立て方のポイントを学んでいきます。
講義は田中先生からのこのような質問からスタート。
問題:山奥の集会場での講演を頼まれ、試食としてニンジンスープを200人分持って行くことになりました。
① 鍋では車の中でスープがこぼれてしまう可能性が高い。安全、簡単に運ぶにはどうしたら良いでしょう?
② 200人分のスープを温めて簡単に試食用カップに注ぐにはどうしたら良いでしょう?アシスタントは連れてきておらず、手伝ってくれるのは不慣れな会場係りの方だけです。
皆さんならどうしますか?
冷凍する、漬物用の大きなビニール袋に入れる、鍋で温めてお玉やレードルで注ぐ等々…
田中先生の答えは、
答え:① ペットボトルを使えばこぼれず持ち運びも簡単。
② やかんに入れて温めれば誰でも手早く簡単に注げる。
会場一同、「なるほど!!」と納得。
このように実践で使えるたくさんのアイデアとアドバイスそして「段取」のポイントを調理デモンストレーションを交えて分かり易く教えて頂きました。

調理デモンストレーション準備と手順
1.レシピを決める
  野菜を多くの方に広めるためには、日常で作りやすいレシピにする。
  調理設備が無く、電磁調理器を持ち込む場合いは「卵」料理は避ける。
  (熱が均等に伝わりにくくムラができ失敗しやすい)
2.材料リスト作成と買い出し
  リストはスーパー等お店のレイアウト順に作ると買い出し時間を短縮できる。
  〈例〉野菜→魚介類→肉類→調味料→その他
     野菜の中でも根菜類・葉物・ハーブ類などをまとめて書いておくとさらに良い。
3.器具類リスト作成
  会場のテーブルを汚さないためのビニールクロス、実演中に剥いた野菜の皮や種を置いておくための空のバット、中身が見えるガラスパイレックス(調味料入れ)、パイレックスを並べておくバット、盛り付け用の器なども忘れずに準備する。
4.デモンストレーション時の材料・器具の配置をイラストで描く。
  調理手順を考えて配置を描くことでデモンストレーションのイメージを高め、準備忘れなども防げる。
5.材料・器具の運搬
  調味料は、分量を量りホームセンター等で購入できる小瓶に詰め替えると荷物が小さくまとまり、会場での準備時間も短縮できる。
  
調理デモンストレーション時のポイント
1.デモンストレーションは「Show」なのできれいにテンポ良くお客さんを飽きさせないようにする。
2.お客さんに伝えたいレシピ等のポイントは、1~2つまでに絞る。
  ポイントが多すぎると聞いている人の印象には残りにくい。
お客さんには記憶に残って使える「お土産(調理のポイント等)」を必ず1つは持ち帰ってもらえるように伝える。
  ポイントを絞って伝えることで講師の個性を表すことができる。
3.時間内に仕上がらないもの、野菜のカットなど不得意なものがある場合は、デモンストレーションでは最初の触り程度を見せ別に出来上がったもの用意しておく。
4.デモンストレーション中はできるだけ黙らない。
調理の最中は黙りがちになるが、会場がシーンと静まり返ると雰囲気が冷めてしまう。
野菜や調理に関する話で場をつなげるよう、常日頃から練習したり情報収集しておく。
5.見に来てくれたお客さんにだけ教えるレシピの応用やプラス食材などを盛り込むと喜ばれる。
  
案件受注~請求方法について
1.プロフィールを作る。
  依頼者からプロフィールの提出を求められることが多いので準備しておく。
2.料金表を作る。
  企画・アイデア・レシピ提案などにも基本料金を設定しておかないとアイデアだけ盗まれることがある。
3.仲間同士で互いにマネージャーになり、料金の提示・交渉はマネージャーを通すようにすると金額提示しやすい。
4.見積書・請求書は、企画・事前打合せ・アシスタント・実費(食材等)などの項目に分けて記載する。
【感想】
田中先生が実際に使っている材料・器具リスト表を使ってリスト作成の練習をしたり、デモンストレーションしながら講師としてのポイントや注意点を解説して頂けたので、たくさんの気付きと発見がありました。
デモンストレーションで実際に調理してくださったレシピは、
かりもりの即席漬け物
とうもろこしの明太子炒め
あさりのイタリア風ワイン蒸し
あさりと季節野菜のサラダ
の4品。特に印象に残ったのは、「あさりと季節野菜のサラダ」。この料理のポイントは「あさりを酒蒸した時にでる汁に茹でた野菜を漬けて旨みを吸わせておく」というもの。そうすると野菜を噛んだ時に旨みがジュワ~と口の中に広がって水っぽくならないということでした。試食すると確かに野菜の甘みとあさりの旨みが合わさりとても美味しかったです。「お客さんにお土産(調理のポイント等)を必ず1つは持ち帰ってもらう。ポイントを絞って伝えることで講師の個性となり印象に残る」ということが実感できました。
また「野菜ソムリエとして仕事の幅を広げて活躍できるようになって欲しい」という田中先生の優しさと熱い思いが伝わり元気をもらえました。ありがとうございました。

野菜ソムリエ:梅村純子
プロフィール
「自分の体は自分が食べたものでつくられる」ということを頭に置きつつ楽しみながらベジフル生活を送っています。野菜ソムリエ・ベジフルビューティーアドバイザーとして楽しくて分かりやすく周囲にも伝えていきたいと思います。

【東京】 ”韓流野菜料理で美人になる!” @梨の家

アカデミックレストラン・レポート

開催日時;2010年5月25日(火)19時~22時
場所;梨の家 八丁堀店
テーマ;韓流野菜料理で美人になる!
講師;ERIKAさん(野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザー)

今回のアカデミックレストランは、韓国料理の梨の家・八丁堀店にて開催されました。
お話して下さったのは、野菜ソムリエ、ベジフルビューティーアドバイザーとしてご活躍のERIKAさん。年に1~2回は韓国に旅行に行っているという韓国通のERIKAさんに、韓国の食事情についてお話いただきました。

【1】韓国の野菜摂取量は世界一!
韓国の野菜摂取量は世界一!だそうです。なんと、韓国人は毎日500g!食べているそうです。一方、私たち日本人は、300gがやっとです。韓国女性の肌がきれいなのもうなずけますね。でも、なぜ韓国ではそんなに野菜を食べることが出来るのでしょうか。それは、韓国を代表する料理、キ・ム・チにあったのです。毎日摂取する野菜の約4割が、キムチとして食べられているそうです。そういえば、キムチって野菜がたくさん入っていますよね。白菜のキムチを例にとっても、白菜の他にニラやにんにくに加え、りんごや梨などの果物も入っているそうです。

【2】韓国の家庭料理を美味しく作るコツ、教えます
今回のアカデミックレストランでは、増岡料理長による韓国の代表的な家庭料理、チヂミを美味しく作る方法をデモンストレーションをしながら教えて頂きました。私の場合、いつもチヂミは小麦粉のみで作っていたのですが、米粉を加えるのが普通だそうです。割合は小麦粉3に対し米粉1。こうすると、割合サクッと仕上がります。輸入小麦の高騰により、にわかに脚光を浴びるようになった米粉ですが、米粉を使うことで米価低迷に苦しむ日本のコメ農家の少しでも役に立てれば良いですね。
ところで、ついつい「べちゃっ」となりがちなチヂミですが、じゃがいものすり下ろしたものをあんに混ぜると、驚くほどサクサクするそうです。また、「もっちり」仕上げたい方は、餅粉を加えると良いそうです。その他、納豆と万能ねぎを入れると和風チヂミが出来るなど、いろいろコツを教えて頂きました。お好みで、いろんな具材を使ってみて下さいね。     

 Photo
いろんな具材が集まっていますね~。

【3】本日のお料理
さて、次は本日のお楽しみ!のお料理をご紹介しましょう。
まず、「ウェルカム・ドリンク」として初めに出てきたのは、花梨のスパークリングカクテル。
写真;カクテル
スパークリングワインに花梨ジャムとレモンが入っているそうです。ほど良い甘味とほんのりした香りが最高で、「いくらでも飲めちゃう」カクテルでした。花梨は咳止めなどの効能があるため、日本でもはちみつ漬けなどによくされます。韓国では甘い花梨茶としてよく飲まれるそうです。
次は五味五色を使った前菜です。
「五味」とは、甘・酸・辛・苦・鹹(カン)(しおからい)を、「五色」とは、緑(青)・赤・黄・白・黒を指します。何だか「薬膳」のようですね。見た目にもカラフルで、「あっ」と驚くお料理もありました。

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赤;みょうがときゅうりのキムチ、黄;かぼちゃロール、黒;チョクパル(煮込み豚足)、白;じゃがいものナムル、緑;枝豆の梅肉寒天よせ

【4】「メインディッシュ」ならぬ「メインベジタブル」!
さて、本日の「メインベジタブル」をご紹介しましょう。もちろん、「メインディッシュ」としてお肉(やまと豚)も出てきましたが、私たちが最も感激したのは、20種類の旬野菜を使ったシルクサムギョプサルです。         

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見よ!この鮮やかな野菜たちを。

季節を先取りして、夏の野菜が中心でした。きゅうり、ミニトマト、とうもろこし、水なす、ズッキーニ、大和芋、エゴマの葉、サンチュ、パプリカ、水菜、サラダ小松菜、サラダ菜、トレビス、チコリ、紅芯大根など20種類。水なすは泉州水なすではなく、生食できるなすでした。20種類もの野菜を一度に食べる事なんて滅多にありません。このメニューは、お話して下さったERIKAさんがプロデュースされたのですが、斬新なメニューに皆さん感動。日本の焼き肉屋さんで、これほど野菜が豊富なお店は、他に無いでしょう。
また、ここでも五味五色のソースが出てきました。

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一番人気は黒の薬膳バルサミコソース。

赤はマヨネーズとケチャップ、とうがらしを混ぜた少し甘めの「コリアンニソアーズソース」。黄はゆずレモンネギ塩ソースで、ターメリックで色づけしてあるそうです。黒は薬膳バルサミコソース。白はシンプルに岩塩を用いたローズソルト。緑はバジルがベースのソース。5種のソースの中で、黒の薬膳バルサミコソースが一番人気でした。クセが無く、お肉にはとても良く合います。私もこれに1票です。     
サンチュやエゴマの葉、トレビスなどに思い思いの野菜とやまと豚を包み、好みのソースで思いっきりパクッ。ボリューム感たっぷりで、生野菜とは言え、お腹いっぱいになりました。その他、梨の家特製冷麺やデザートプレートを頂きました。デザートプレートは、ERIKAさん考案の五味子茶ジュレがけジンジャーミルクプリンの他、スイカとわらびもち、という一風変わった和洋折衷の?デザートでした。      

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特にジンジャーミルクプリンがおいしかったです。

【5】最後に
今回ご提供してくださったお料理は、どれもこれも美味しく、また、「あれ? ここって焼き肉店だったよね?」と途中で疑ったほど、野菜たっぷりのメニューでした。これなら会社行事の各種宴会で使用しても、美容にうるさい女性陣も嬉しいですね。目指せ!韓国美人。

野菜ソムリエ 小島潤子
オーガニック宅配会社にて農産物の仕入れを担当。15年以上前からオーガニックに携わり、現在、「作る人」と「食べる人」のインタープリターとして活動中。

【福岡】プロに聞く!すぐに役立つ写真講座

●日時:2010年5月28日 14:00~16:00
●講師:有川公之さん
●会場:協会本部福岡教室

野菜や果物の魅力を発信していくには、
今やデジタルカメラはかかせないツールのひとつです。

ブログ用に撮ったお料理がいまいちおいしそうに映らない・・・
カメラの機能をうまく使いこなせない・・・
そんな悩みを解消するために、よりよい写真を撮るための基礎テクニックを教わりました。

今回用意した素材は、
 ブロッコリー、トマト、にんじん、きゅうり、アスパラ、赤黄パプリカ、
 オレンジ、りんご、キウイ、ワイン、チンジャオロース、フラワーアレンジメントなど、

とにかく実践あるのみ!
ということで、さっそく以下の手順で撮影開始です。

① ポスターの上下左右を水平に撮影
② ワインを注いだワイングラスを美しく撮影
③ 照明を落として暗がりで撮影
④ 手前の物に焦点をあて、後方をぼかして撮影
⑤ アップの撮影
⑥ レフ版を使っての撮影

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⑤のアップの撮り方は、みなさん目からウロコのようでした。
目に見えている物と同じように撮りたいのならば、近づいて撮るのではなく、
『離れてズーム』にするときれいに撮れるそうです。
皆さん合言葉のように、『離れてズーム』と唱えていました。

デジタルカメラが普及する前は、一枚一枚現像をしてみないとその良し悪しが分からなかったのですが、
デジタルカメラなら何度でもやり直しがききます。
「上達の秘訣は、指にタコができるまでたくさん撮ること!」
という先生の言葉がとても印象的でした。

野菜、果物の魅力を発信するためのあらたな表現方法を学べる講座となりました。

【5/28大阪レポート】理事長セミナー

日時:2010年5月28日(金) 18時30分~
場所:協会本部 大阪支社
テーマ:「野菜ソムリエを作ったわけ

この日は大阪支社が、移転後初の理事長セミナーでした。
教室も広くなりましたが会場は定員以上の人が集まりひしめき合う状態。
そんな中へ福井理事長が登場し、セミナーがスタートしました。

1

今回お話しいただいた内容は大きく3つ。以下の3点です。
① 成功の定義づけ
② 生活者視点
③ V=Q÷P +α   の+αについて

① 成功の定義づけ について

「野菜ソムリエ協会はなぜこの5~6年で社会的ポジショニングを獲得できたのか?
(すなわち、有名になれたのか?」
理事長はシニア野菜ソムリエでベジフルアカデミーという講座を受け持たれており、その際に必ずこの質問をされます。
(野菜ソムリエの認知度は80数%であり、これはアメリカの首都はワシントンである、という回答率と同じくらいの数値だそうです 博報堂のアンケートより)
ほとんどの人の回答は、健康志向が高まったことなどから起こる社会現象と答えるそうです。
しかし社会現象とは全ての人に等しく起こっていることであり、野菜ソムリエ協会にのみ起こっていることではないのでそれをどれだけ分析しても質問の答えは出てこない。
ではなぜこれだけ有名になったのか? 
その答えは、「そうなろうと思ったから」
協会設立より、5年後の目標として「権威と信頼性の確立」 を成功の定義として事業を取り組んできたそうです。
つまり、大切なことは、“定義づけること” と理事長はおっしゃいます。
・個人ならば 幸せの定義
・組織ならば成功の定義
そして大切なことは“何がどうなれば到達したとみなすのか”  +時間軸(5年後、10年後など)ということを決めること。
定義付けがあるからこそ、その定義に基づいてやるべきことが逆算で決まってくるのだと。
野菜ソムリエ協会を例に言うと、権威と信頼性の確立を設立より5年後の目標に掲げたそうです。それは
・野菜や果物に関してマスコミからの問い合わせが来ること
・修了生が食産業のあらゆるシーンで活躍している
ということが達成されて権威と信頼性の確立、ということに成功したと見なす、と定義づけたそうです。そして5年後が決まれば3年後、1年後、今日何をすべきか、が明確になる。

理事長はおっしゃいます。
情熱はもちろん必要だけど、戦略性と合理性があってはじめて夢の実現があるのだと。
そして次に、21世紀に意識すべき事として次の点をお話されました。

2

② 生活者視点

よく耳にしがちな言葉のようで、本当に生活者の視点に立ってやれているのかというと、ほとんどはその名を借りた売り手都合ではないか。

③ V=Q÷P +α   の+αについて

V(価値)=Q(品質)÷P(コスト)  これは、大量生産、大量消費を前提にした20世紀の資本主義の経済学の方程式。

理事長がよくお話になるこの方程式の意味、
「本当に理解していますか?」との投げかけに思わずドキリとしてしまいます。
そんな雰囲気を察してか、詳しく説明して下さいました。
例:1本のペンがあるとして品質評価の項目が10項目あるとします。
一つは、  品質100点÷コスト50円=価値2
もう一つは 品質100点÷コスト100円=価値1
このように方程式にあてはめると、同じ品質ならばコストが安い方が価値がある、ということになります。全て数値化することができる、ということが20世紀型の特徴です。

では、21世紀型とは何か、それが
V=Q÷P +α  この+αとは、共感、共鳴、ステキ、カワイイ、などがあてはめられます。

例えば、スローライフを目指す人にとって、天然の圧搾法で抽出されたものは、科学的に抽出されたオイルよりも多少高かろうが、圧搾する時、温度が高くて酸化してようが、良しとする。
これはまさにその+αの部分に共感、共鳴してのことと言えます。
この+αは数値化できないから値段にできません。

大切なことは、自分がどちらのステージで勝負するのかを自分自身で決めることだ
理事長は熱を込めておっしゃいます。
そして+α型を選ぶのなら、自分が提供しようとしている価値は何なのか?を認識して決めること。
次に、どんな人から共感、共鳴を受けるのかを考えること
どのようにその人たちにアクセスするのか
どういうメッセージを発するのか
これらを考えること、これはマーケティングそのものです。

野菜ソムリエ協会の+αとは?
人によってはただでもいらない資格である一方で、
100万円出してもほしい人がいる。
だからこそその価値を伝えていくことが大切なのだとおっしゃっていました。
限られた時間の中でとても熱心に、そして時々冗談を交えながらお話して下さいました。

また、参加者からの質問にも答えてくださいましたので何点かご紹介します。

Q・Fプロジェクトとは何ですか?

理事長:
こんなことをやりたい、と直接相談を持ちかけてくる人がいます。
その夢に対し、どうやったら実現できるのか、を協会が手助けするものです。
(もちろん全ての相談を実現化するわけではなく、その内容が大切です!)
これは理事長が直接やり取りし、共に練り上げていくので福井のFでFプロジェクト。
やりたい本人は当初ボランティアという形になりますが、かかる費用は協会が負担してくれるというものです。 もちろんその内容が大切で、理事長とのやり取りの中でかなり厳しく煮つめていくのだそうですが、自分の夢が協会の資産を使い、その手助けによって実現できるという素晴らしいものです。
現在フードアスリートマイスターという資格が出来ましたがこれはFプロジェクトから生まれたものだそうです。

Q・協会の認知度を広げるには?また海外にも広げていくことを考えていますか?

理事長:
これからの世の中はONE TO ONE型のコンシェルジュ的な社会になると考えているそうです。
最終的にはその人の遺伝子にあった好みをチョイスできるよな世の中が、食の世界でやってくるのではないか。
そのONE TO ONE型の最終形として考えていることとして、この1-2年以内にクリニックを開きたいと思っている、という想像もつかないようなお言葉がありました。
それは食のあらゆるアドバイスができるクリニックで、例えばベジフルビューティーの面からのアドバイスができるものであったりするそうです。
詳しくは、これからを楽しみにしたいと思います。

他にも、たくさんの質問にお答えくださいました。
時間に限りがあるので、「先月出版した本を読んでもらえばそこに全部書いてます」とのこと。
理事長が出された本、「野菜ソムリエを作ったわけ」
確かにここにはセミナーでお話し下さったことや幼少時代、商社時代の話が書かれています。読んだ感想として、理事長のお人柄やお考えを知り、より身近に感じることができる本だと思いました。まだの方は是非!

普段なかなか理事長とはお目にかかれないので、このような機会にたくさんのお話を聞け、協会の考えや方向性も知ることができた貴重な会だったと思います。
新しく移転した協会支社の場所もとてもきれいで気持ちよく、リラックスして参加することができました!

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【レポート作成者】 野菜ソムリエ 森玲子(もり れいこ)

会社員から一転、農の世界へ転身
農産物の生産、販売に日々邁進

食の大切さ、食べ物を作ることの楽しさを伝える、
女性限定の農業プログラム 「晴れやかベジタブルプログラム」開催中
 www.umaretateyasai.com/

【5/29大阪レポート】シニア野菜ソムリエPresents ~関 宏美works~

シニア野菜ソムリエPresents   
~関 宏美works~   


Sekisan    
   
協会の方に紹介され教室の前に立たれた関宏美さん。   
白いスーツの素敵な装いとそれに同化するような美しいお顔はオーラを感じました。   
   
そして初めに自己紹介。   
普段、多方面でご活躍の関さん。 
「自分のことを話すのは苦手で・・・」とご謙遜しながらも   
お話している姿に可愛らしさを感じます。   
   
現在の関さんがあるのは原点に家族愛があります。   
大学時代、お母様がシミのレーザー治療を受けたのですが、
その傷跡が残り家にこもるようになってしまった姿を見て、
どうにかしてあげたい一心で当時関東にしかなかったメイクのプロ養成スクールに毎週末通われたそうです。
   
関さんがするメイクはリハビリメイクといわれ障害者や老人の方を対象に心から元気に美しく   
なってもらおうというものです。   
技術を習得してからスクールの仲間と9年間にわたりメイクボランティア活動をし、
メイクをする方々に野菜のお話をしたらもっと喜んでもらえるのではないか、との思いでジュニア野菜ソムリエを取得。
   
その後は、外見だけでなく内面からの輝きが大切であることを強く感じ、それを伝えていきたいと   
野菜ソムリエ、シニア野菜ソムリエと習得したそうです。   
   
お話している関さんは、一人一人の目をしっかり見て笑顔で優しく、なおかつ情熱さえも感じます。   
   
続いて活動内容を紹介していただきました。   
   
現在「リッツ・カールトン」の『ラ・ベ』にてインナービューティー・スペシャルディナーを開催中。   
大自然の恵みを五感を通して楽しんでいただくことをテーマに、関さん自ら食材を探しに畑へ足を運ぶそうです。
そんな努力と情熱が認められ、この企画も3年目になります。   
   
その他にもご活躍されている一部ですが、   
神戸コレクション2008、食の総合プロデュースで「ベルサイユ」をテーマに美肌タルトや   
ビューティービネガードリンクの提案   
   
「リッツ・カールトン」にてロールケーキ『アロエロール』の商品開発   
   
食・インテリア・テーブルをテーマにパーティースタイリストのプロデュース   
   
パナソニック『ヘルシオ』のレシピ開発   
   
「Newsゆう+」にて『VEGE-Table』のコナーに出演中   
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など、スライドを見ながら丁寧に説明してくださいました。   
そこでは「女性がいつまでも輝き続けられる社会をつくりたい」という夢を胸に、
生き生きと日々活動を続けていらっしゃる関さんの姿を見ることができました。   
   
   
最後にビューティーワンポイントレッスンということで、紫外線に負けない美肌術と題して   
関さんの普段気を使っていることを紹介していただきました。   
   
人は60兆個の細胞でできているといわれ、活性酸素によってその細胞がさびて老化が進み病気の原因にもなります。   
そこで酸化を防ぐために、ビタミンエースといわれる抗酸化力の強いビタミンA・C・Eを多くとることが   
紫外線に負けない美肌作りにつながるのです。   
   
関さんは畑に行くことが多く、そんな時は出かける前にトマトジュースに吸収力をupしてくれる   
オリーブオイルを数滴たらして飲むそうです。   
そして外出後は、たくさんの野菜に細胞の入れ替わりを促し治癒力を高める魚介類、   
コラーゲン豊富な鶏の手羽先などを入れたスープを食事に取り入れているとのことです。   
   
   
1時間半の時間でいろいろなお話をしてくださいました。   
お話の中で関さんは「原点」「情熱」「感謝」という言葉を大切に使っています。   
   
自分がどんなに成長しても、その原点を忘れず初心に帰るということ。   
情熱を持って思い続ければ願いはかなうということ。   
「感謝は最大の力」であり、感謝の気持ちを忘れないということ。   
   
   
どれも本当に素敵で心に残る言葉でした。    
私も今日のテーマ 「いつまでも輝き続ける女性であるために」頑張ってみます。   
楽しい時間をありがとうございました。   
今度はぜひ、シンガーとしての関さんにお会いしたいです。   
   
   
レポート作成
辻 美千子  Michiko Tuji                  

野菜ソムリエ・ベジフルビューティーセルフアドバイザー

「野菜教室」講師。イベント司会。

2児の母。
「食育は愛」をモットーに、家族との日々の食事を通して食の楽しさや大切さを伝えている。
趣味は、ウォーキングと食べ歩き。

人生のテーマは、「美容と健康」

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