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【東京】美味しい♪宮崎のサブトロピカルフルーツの話

Photo_15 (東京)ワ-クショップ「美味しい♪宮崎のサブトロピカルフルーツの話」
日時:2010年6月21日(月) 19:00-21:00
場所:協会本部 渋谷A教室 
講師:宮崎県庁 営農支援課 果樹広域指導担当 副主幹 山口 和典 先生 

「サブトロピカルフルーツ」??マンゴーなどの果実=「南国の果実」と思っていた私。
今日はどんなお話が聞けるのか大変楽しみに参加しました。講座が始まると早速先生が
その違いを教えて下さいました。

・トロピカルフルーツ(熱帯果樹) 常に高温状態の土地で育つ
 ・平均気温20℃以上の熱帯地域原生、連続した高温で枝が成長し花芽分化         
・サブトロピカルフルーツ(亜熱帯果樹) 花や実を形成するのに低い温度が必要
 ・平均気温17~20℃の亜熱帯原生、15~18℃又はそれ以下の温度との遭遇で、
  花芽形成
宮崎県の気候は、サブトロピカルフルーツの生産にとても適しているのだそうです。
今回は宮崎県のサブトロピカルフルーツのうち「マンゴー」「日向夏」「キンカン」また
今後期待されるサブトロピカルフルーツのお話と、最後に試食タイム!と盛沢山でした。

マンゴー
主なマンゴーの生産国(2004年)  
1位 インド、2位 中国、3位 メキシコ・・・・・番外 日本     
日本のマンゴー生産量はごくわずか、品種も「アーウィン」という世界的にも生産量が少ない
落果収穫型(熟すと実が落下)の品種です。
(※逆に早いうちに収穫する収穫後追熟型の品種もあり)
「アーウィン」は国内では多く栽培、繊維が少なく、肉質細かく、多汁で食味が良好。
宮崎でマンゴーを作る意味
 1.サブトロピカルフルーツを作るのに適した気候(冬季に低温になる)
 2.冬季に気候が安定しているので日照時間が長く、色の良い果実を作れる
 ※赤いマンゴーと黄色いマンゴー
  濃紅色→果実が小さいときから十分に光を当てた
  黄橙色→光を当て始める時期が遅かった
味に変わりないそうですが、赤い方が見栄えが良く進物に使われます。また、あまりに黄色いものや、
下のほうに緑色が残っているものは食味が良くないそうです。(生産の現場では、果実の周りの葉を除去する、
果実の下に反射板を置くなどして日光が当たるよう努力されているとのこと)
・マンゴーの収穫~出荷まで
 ・花の段階から糸で釣って日光に当てる
 ・何千個の小さな花の中から1つだけ選び、1個の果実を残す
 ・実にネットをかけ、熟して落ちるまで待つ
 ・1つ1つのマンゴーに産地情報を印字(偽装防止や出荷管理など)
 ・傷つきやすいので、スポンジを敷いたコンテナで出荷
 ・出荷後、選果場→市場→小売店→家庭。出荷後、首都圏の家庭に届くまで約75h。
食べごろの判断
 収穫直後 →ブルームという白い粉が多くサラサラで実が固く酸味が多い。
 収穫後3日→ブルーム少なくなり、表面ややべたつき。肉質中。やや酸味。
 収穫後5日→ブルームなく、表面にべたつき。軟らかくなり酸味なくなる。
少し酸っぱめが好きな人は収穫後3日、甘めが好きな人は5日くらい。
表面のべたつきで判断すると良いようです。食べる数時間前に冷蔵庫に。

アーウィン以外も今後期待の品種もあるそうで、いつか市場に出回るのが楽しみです。

日向夏
 ・宮崎県宮崎市で発見された品種
 ・別名「小夏」「ニューサマーオレンジ」といって高知や静岡でも生産
 特徴は、白皮と果肉を一緒に食べる時の白皮の軟らかい食感、さわやかな香りと甘み(白皮に甘みがある)の
調和だそうです。
国内の生産状況 生産量 平成19年 (トン)
  1位 宮崎  2,419(日向夏)
  2位 高知  1,506(小夏・ニューサマーオレンジ)
  3位 静岡   453(ニューサマーオレンジ)
生産
 ・日向夏だけでは実がならず、はっさくや夏みかんの花粉を手作業で人工授精
 ・種なし日向夏:1花ずつ植物ホルモンの「ジベレリン」を散布
 ・種の少ない日向夏:4倍体の柑橘の花粉を受粉し「しいな」という未熟な種が
  つくよう工夫
 ・夏の日焼け(皮が変色する)と冬に果肉が凍る「す上がり(スカスカ)」を防ぐため、
  1つ1つの実に袋かけを行う
 日向夏を生産するのには大変な苦労があることがとても良くわかりました。
日向夏の機能性  とても機能性の高いフルーツだそうです。
 ・ビタミンCや食物繊維(特に白皮)が豊富
 ・白皮に柑橘特有のフラボノイドが多く、抗アレルギー、抗炎症、抗腫瘍などに良い
 ・果皮に、骨そしょう症を予防する成分があると報告(宮崎大学医学部)
 
キンカン
いくつか種類があるそうですが、日本で一般的に食べられているのは「ニンポウキンカン」という種類だそうです。

☆そしていよいよ試食!!
試食の前に、マンゴーと日向夏の上手なカット法を先生から実演して頂いた後、グループ毎に実際にカットしながらの試食でした。

さらに「Berry cafe」から3種類のタルトが登場!その豪華さにみな驚きの声が。
「Berry cafe」では、その季節に採れた旬の果実を使っているそうです。タルトにすると、生で食べるのとはまた違った美味しさが楽しめるという、お店の方のお話でした。
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(講座の感想)
今まで私の中ではトロピカル=南国のという印象でしたが、育つ環境や条件によって、サブトロピカルフルーツと分類されることにまず驚きました。また生産の現場では良い果実を作るために、いろいろな工夫や大変な苦労をされていることも知りました。試食では、通常市場に出ない、朝採りたてのブルーム付マンゴーを食べることができ、食べ頃のものとの味の違いが良く分かり貴重な体験でした。また、Berry cafeさんのタルトも全く違った味わいで果実をさらに楽しめると実感できました。本当に内容の濃い2時間。勉強になるとともに、フルーツもタルトもいただき、頭もおなかもいっぱいの充実した講座でした。出席して良かったです。有難うございました。

野菜ソムリエ 吉田 美和 (http://ameblo.jp/mimiminomiwa/
野菜ソムリエ、また2児の母として、野菜と果物の魅力を多くの人々に伝えたいと日々努力しています。これからもっと活動の幅を広げていきたいと思います。