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【名古屋】野菜・果物の持つ力 VSアレルギー

日時:2010年3月15日(月)19:00~21:00
講師:名古屋調理師専門学校 サーヴィス・福祉調理教授
     国際薬膳調理師 鈴木 良武先生
場所:協会本部名古屋教室

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「薬膳」・・・なんだか体に良さそうと思い、2年前に参加してから今回で鈴木先生の薬膳講座に参加するのは3回目でした。毎回多くの中国語のような?漢字がたくさん出てきて難しそうと思うのですが、そこは日本人ですので何となく意味は感じるものです。
まずは、薬膳の基礎となる陰陽五行哲学について学びました。(以下、授業内容です。)

薬膳とは中国の伝統医学に基づき考えられた、それぞれの食材の効能を生かした料理です。その根本思想は「陰陽五行哲学」がベースになっているとのこと。

{食材の働き}
すべての食材は体に取り入れることにより、その食材の持っている働きをしてくれます。

{アレルギー・花粉症}
アレルギーは今や国民病とさえ言われています。日本人の約3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われています。この数十年の間に私たちの生活は大きく変わりました。食習慣・生活スタイルの変化、化学物質による汚染が体のリズムを狂わせているようです。
アレルギーの場合、侵入してきた抗原(アレルゲン)に対して特異IgE抗体を作ってしまう事が病気の始まりです。
病気の原因には外因(六渓・・・風、寒、暑、湿、燥、熱)と内因(七情・・・喜、怒、憂、思、悲、恐、驚)があります。
花粉症は、一般的には花粉という外因が主であるといわれていますが、中医学では花粉症の主な原因は、むしろ体の内部にあると考えています。花粉はウイルスなどと違い一般的には無害ですが、体の防衛力が弱い人に反応してしまいます。(冷たいもののとり過ぎ、精神・情緒の不安定、過労などで体調を崩すと消化・吸収が上手くいかなくなります。その結果、吸収されない栄養物が液状のまま体内に残り、この余った水分を「水飲」と呼びます。)

花粉症の三大症状であるくしゃみ、鼻水、鼻づまりは防衛力が低下して体に侵入した外因(花粉)が水飲と結びついて起こります。

中医学では鼻には肺の働きが関係しているとみます。肺は外部から身体に悪影響を与える邪気から身体を守る働きがあり、これが弱る事によって、外邪が容易に体内に入ってしまい、なかなか追い出せなくなります。また、脾は食物からエネルギーを吸収して、気を作る働きがあり、ここが弱ると肺の働きの元である気を供給できなくなりますし、先の消化吸収機能の低下により、「水飲」を作ってしまいます。
食物を栄養水に変えるのが脾、熱で栄養水を気化して非常に細かくするのが腎、それを全身に送り出すのが肺です。3つの内のどれかに問題があると、せっかく気化された栄養水が液体に戻り、病理産物の水飲に変わってしまいます。

水滞の人→日頃から冷え、むくみやすい人
身体のある部位に余分な水分がたまることで水分バランスが崩れ、余分な水分が鼻水、涙などになってしまう。
<症状>ダラダラした鼻水、目のかゆみ、むくみなど
<注意>体を冷やす食材、消化しにくいものを避ける
<推奨>水分バランスを整える効果のある食材を選ぶ

衛気不足の人→日頃から風邪をひきやすい、気管が弱く咳が出る人
外邪が体内へ侵入するのを防ぐ衛気が不足してしまい、バリア機能が低下
<症状>くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど
<注意>体を冷やす食材、消化しにくいものを避ける
<推奨>気を補う効果のある食材を選ぶ

熱→日頃から冷たいものを好み、唇が乾きやすい人
ストレスなどで肝が弱り、水分代謝の脾が弱る
<症状>ネバネバした鼻水、のどの痛み、眼が赤くはれる
<注意>体を温める食材、辛いものを避ける
<推奨>体の熱を冷まし、潤いを与える効果のある食材を選ぶ

さて、講義も終盤に入り、いよいよ待ちに待った試食タイム。鈴木先生は名古屋調理師専門学校の講師でもあり、毎回簡単で美味しい料理を作ってくれます。

<本日のメニュー>
1、 長いもの海鮮中華風ソテー 
  (主食材:イカ、海老、長いも、しいたけ、にんにく、しょうが)
2、 香草サラダ (主食材:鶏胸肉、セロリ、セリ、ミツバ、松の実、)
3、 きんかんの甘煮 豆乳かん(豆腐花)添え (主食材:豆乳、きんかん)
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「薬膳料理」と聞くと何だか苦そうとか、臭そうというイメージがあるかも知れませんが、普通の中華風の料理でした。香草サラダもせり科の野菜ばかりで香りがキツイかなと思いましたが、意外と気にならず美味しくいただけました。長いものソテーはサクサクとした食感もあり、イカ、海老、にんにく、しょうがとの相性は抜群でした。デザートのきんかんは、昔から咳止めの薬と良く言われてましたので、「やはり来たか!」という感じでした。きんかんの甘煮の甘さを豆乳寒天が上手く包み込み非常に食べやすかったです。ご馳走様でした。

**レポート作成者**
 野菜ソムリエ 竹内 幸彦