【8/18大阪 野菜教室「夏に効薬膳・トウガンで夏バテ予防」レポート】
『夏に利く薬膳・トウガンで夏バテ予防』
子供の頃の私は今の様に野菜が好きではありませんでしたし、
中でも『トウガン』に対してはあまり「美味しかった~!」と言う思い出がなく、
トウガンといえば大きい図体をして、いつも台所の片隅にドテッと横たわっている、
脇役の脇の野菜というイメージが子供の頃からありました。私としては、馴染みはあるけど、もうひとつな感じのトウガンが今回のテーマ食材であると聞き
一体どんなお話が伺えるのだろうかと楽しみにしてきました。
講師は野菜ソムリエ・調味料マイスター・漢方臨床指導師でもあり
『畑薬膳の会 菜の花』主宰 竹村亨子 先生
ご自宅では野菜を作っておられるとのことで、
テーマ食材の冬瓜も今年作られたとのことで、教室に持って来ていただきました。
私の記憶の中にある子供の頃に見ていたトウガンとは違い、
随分かわいらしいサイズになっていました。
講義内容は
◇野菜・果物についての基礎知識
◇野菜350gと果物200gを摂取する工夫
◇本日のテーマ食材『トウガン』の基礎知識
◇夏に利く薬膳の話
◇野菜ソムリエおすすめ特製★創作料理の試食♪
参加者の自己紹介から始まり和気あいあいとした雰囲気で講義が始まっていきました。
野菜・果物についてのお話を伺った後に、各テーブルで野菜350gを計量してみました。
私達のグループは多めに計量したため、350gって意外と食べられるのでは!?
という話になりました。
しかし、昨日食べた食事内容を書き出してみると、
やっぱり足りてないことが分かりました。
常日頃から意識していないと野菜350g、果物200gを摂るのってやっぱり難しいなと思います。
一皿70gを1単位として計算すると分かりやすいとのことです。
竹村先生の実践している野菜を食べる工夫は『糠漬け』を食べるようにしているとのことでした。
漬物というと塩分過多となり敬遠しがちですが、実は糠漬けには
①植物性の乳酸菌が含まれており、動物性の乳酸菌とは異なり腸まで届きやすい、
②糠にはビタミンB1が多く含まれており、食欲増進や消化アップに繋がる。
糖分分解によりブドウ糖がエネルギーに変換されるため、疲労が蓄積されない、
すなわちチョコラBBと同じ役割がある、
③加熱調理しないために野菜のビタミンCがそのまま取れる
④漬物にすると野菜がしんなりして量が取れる、
⑤体内での生産量が少ない消化酵素が補える、
ということでいいこと尽くめの様です。
漬物=辛いとしか思っていなかったので、このお話を伺い、糠漬けをかなり見直しました!
本日のテーマ食材『トウガン』の基礎知識
トウガンは原産地がインドであり正しく今が旬の野菜だそうです。
表皮が固くてきめが細かいために水分を失いにくく、常温で2~3ヶ月は保存がきくそうです。
私は恥ずかしながらトウガンの旬は“夏”ということを今回改めて認識しました。
トウガンのトウを“冬”と書くこと、
子供の頃、家には冬にトウガンがあったような記憶が残っていたこともあり、
勝手になんとなく冬が旬と勘違いしていました。そしたら、収穫後、
冬までもつから『冬瓜』という名前がついたようですね。
他にも、収穫時は白い産毛で一面覆われている為に、
雪が降ったようだということから『冬瓜』という名前がついたという説もあるそうです。
昔から『夏バテにはトウガン』と言われてきたように、
ビタミンC、カリウム、カルシウムが含まれています。
最近ではダイエット食として人気があるそうです。
夏に利く薬膳の話
竹村先生が教えておられる陰陽調和料理(マクロビオティックの一種)によると、
陰とは身体を冷やす野菜で、夏の野菜や太陽に向かって伸びていく野菜
(例えばキャベツやほうれん草などの葉物)、
陽とは身体を温める野菜で地下にもぐっていく野菜(例えば、にんじん、ゴボウ、大根、蓮根、等)
のことだそうです。
日本人にあった食事が大事で、昭和30~40年代頃の食事がよいそうです。
今より蛋白質を減らし野菜(特に旬の野菜)をたくさん摂るのがよいようです。
夏は暑くて湿度が高くなるため、体内に熱や湿気がこもりがちになり、体調不良となりやすいようです。胃や腸などの消化器は湿気を嫌うため、消化不良を起こしがちで、水分代謝が悪くなるので、むくみや下痢、食欲不振などの症状があらわれる場合があるようです。
薬膳としての冬瓜の主治は、
①身体の熱を冷まし、余分な水分を出すので、にきび、むくみによい。
②体に不足している水分を補うので、暑気あたり、のどの渇きによい。
③解毒効果があるので、魚の中毒と二日酔いによい。
④肥満、糖尿病、高血圧、高脂血症によい。
⑤外用としては、しみを改善し美白効果がある。煎じ液を使って、外痔の腫れと痛みを改善する。
旬な野菜なだけあって、夏場に適した健康野菜ですね!
お話を一通り伺った後は、待ちに待った試食タイムです♪
○トウガンのすり流し汁
お出汁のいい香りがして、生姜がしっかり利いている一品。あったかくて、食欲のない日にはサラッと飲めて良さそうです。
○トウガンと白きくらげのはちみつ煮
洋梨のコンポートの様な感じです。優しい甘みにレモンの風味が利いており、まさにデザートです。
今回の講義を聴き、トウガンの見方が変わりました。脇役の脇くらいでしたが、気になる存在となり、その後、スーパーに行った時にはしっかりチェックしてきました。
まだまだ暑い日が続きそうですが、これで夏バテ対策バッチリです!
竹村先生、どうもありがとう御座いました。
大橋ふさよ
野菜ソムリエ
作ることより食べること(特に美味しい野菜)が大好きです。





