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【12/26大阪レポート】冷えない体の作り方~ショウガの使い方、間違っていませんか?~

VMC レポート
『“冷えない”体の作り方』
  ~ショウガの使い方、間違っていませんか?~

近年のショウガブームで、「ジンジャラー」と呼ばれる方も増えているとのこと。
そんな中、『ショウガの使い方、間違っていませんか?』
という問いに、ドキっとされた方も多いはず。

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ショウガ博士こと、『田部先生~!おしえて~!!』と、
ショウガファンの皆さんが、その答えを求めて、大集合!
年末の日曜日にも関わらず、超満員の教室です。

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☆日時    : 2010.12.26(日) 14:00~16:00
☆場所    : 日本野菜ソムリエ協会  協会本部大阪教室
☆講師    : 田部 昌弘 先生 (薬学博士・家庭薬協会専務理事)
☆企画・講師 : 植谷 佐江子 先生 (野菜ソムリエ・栄養士・漢方養生士)

開始前から既に各テーブルで、日頃のショウガの使い方談義で、盛り上がってます。
それもそのはず、着席後すぐに、植谷先生から、なんとも嬉しい
「はちみつしょうが湯」のウェルカムドリンクをいただきました♪

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お陰様で体もぽかぽか、感激のおもてなしに心も温まりました。
有難うございました。

◆まずは、植谷先生からご挨拶と冷え性について

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世の中、女性のみならず男性や子供までも
冷え症で悩んでおられる方も増加中です。

そもそも『冷え性? 冷え症って??』
辞書を引いてみると、なんと「冷え症」という文字はなく、
あるのは「冷え性」のみで、「温かい所にいても、手足が冷える体質」のこと。
さらに驚きは、西洋の医学書にも「冷え症」という言葉は載っておらず、
体質として考えられてきたため、病気とされなかったんです。

冷え性の方は、本当につらい毎日なので、病気ととらえて~!と
訴えたいところです。
また、手足の先や下半身が冷える従来型のタイプの他に、最近では
手足の先はぽかぽかしているのに、内臓温度が低いという、自覚症状がない
「隠れ冷え症」や、手足の先は温かくても、本人は寒くてしょうがない、という
「ニュータイプの冷え症」まで増加しているとのこと。

ますますショウガと真摯に向き合いたい気持ちが高まる中、田部先生ご登場です。

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◆はじめに 

 田部先生の自己紹介に加えて、今年8月に出演された
NHK番組「ためしてガッテン」の模様を一部、見せていただきました。
題して、「夏冷え解消!しょうが 使い方が間違ってた!」です。 
 
 「ジンジャラー」と呼ばれる方が次々と登場し、健康や冷え性を改善すべく、
いつものショウガの使い方をご紹介。
生のショウガをすりおろして、紅茶やお味噌汁に入れたり、みじん切りを
納豆や、色々なお料理、お鍋に加えたりなど、実践されています。

田部先生が指摘される重要なポイントは、
「ショウガを入れる」= 「冷えを解消すること」が目的であれば、
そのショウガの使い方は、「非常にもったいない食べ方」とのこと。

 そこで、「ためしてガッテン」が名付けた「ウルトラしょうが」が登場します。
 「ウルトラしょうが」とは、「乾燥ショウガ」のことです。
 
 「乾燥ショウガ」の説明の前に、
そもそも「冷え性」について、まずは整理してみましょう。

◆冷え性について

西洋医学では病気とされなかった「冷え性」ですが、
漢方の原点である『傷寒論』に記されている通り、
2000年前の中国では、「体の冷えが病気をつくる」とされ、
東洋医学として、冷えに対する処方がなされていました。

体温が1℃下がると、免疫力が30%以上低下、さらに
基礎代謝も12%低下するとされています。
また、35℃で、がん細胞が一番繁殖するとのこと。

日本人の平均体温は36.5℃前後でしたが、
最近では、約36.2℃。35℃台の人も増えているそうです。
この体温低下の要因として、筋力不足、居住環境の変化、食生活などが挙げられ
交通の便、エアコン完備、飲食物の摂り方など、
生活環境が便利に豊かになった分、気付かないうちに、また、
何を選択するかによっても、影響が出てくる様です。

◆生姜と乾姜

キーポイントである「乾燥ショウガ」に話を戻しましょう。

紀元前200年頃の、中国最古の薬学書『神農本草経』に、
ショウガが薬として登場しました。この頃は、
生のショウガも乾燥したものも、同じ「生姜」とされていました。
それから約1500年後の薬学書『本草綱目』で、区別されました。
それは長年かけて使われていくうちに、
生と乾燥したものとの成分や、効能の違いが判明したからです。

漢方薬でショウガを使用する場合、
生のままのものを「生姜(ショウキョウ)」、
乾燥させたものを「乾姜(カンキョウ)」、と呼びます。

 主な効能は以下の通りです。
 「生姜」・・・・・ 調味、解毒、発表(発汗)、嘔吐、気鬱作用など
 「乾姜」・・・・・ 鎮痛、温中、止瀉(下痢止め)作用など

  ここで「冷え」に関する作用に注目すると、

  「生姜」・・・・・ 末梢血管を拡張させ、汗をかかせて体温を下げる作用。
         つまり、体の中の温度を体の表面にうつしただけとなります。
         しばらくすると、また体は冷えてしまいます。

  「乾姜」・・・・・ 胃腸の働きを活発にして、内臓を温める作用。 よって、
         体の奥の冷えを取る効果が持続し、体温を上げてくれるのです。
  
  この違い、お分かりいただけましたでしょうか?
 体の深部体温を下げないことが、体全体が温まる重要なポイントとなります。

  「生姜」と「乾姜」の違いの決め手となる成分についてもご説明いただきました。

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◆ジンゲロールとショウガオール
 
  生のショウガのピリっとした辛味成分が、「ジンゲロール」。
  乾燥させたり、熱を加えることにより、『ショウガオール』へ変化します。
  乾燥や加熱の時間が長ければ長いほど、この変化は大きくなります。

  この『ショウガオール』が、体を温めることにおいて、
より有効な成分であることが確認されました。
生のショウガには存在しませんので、乾燥させたショウガが、
体温を上げる力を発揮する、というわけです。
  
  この『ショウガオール』に変身してくれる「乾燥ショウガ」は
  ご自宅でも簡単に作ることが出来ます。
  ここでは、天日干し をご紹介します。

① 水でよく洗ったショウガを、皮をむかずに1~5mmくらいの薄切りにする。
② ①を重ならない様にざるに並べて、よく日の当たる場所で天日干しにする。
表面がカラカラになるまで干すのがポイント。
夏場なら1日で、冬場は2日ほどかかります。
③ 乾燥ショウガは、密閉容器に入れて、冷暗所で保存。(カビにご注意)

出来上がった乾燥ショウガをふんだんに使いたいところですが、ここでご注意。
一度に大量の摂取は避けましょう。
普段、生ショウガを摂られている方でしたら、
その1/5~1/10くらいの量を1日1回か2回です。
紅茶や、お味噌汁、スープ、ショウガ焼きなど炒め物や煮物にオススメです。
他にも、ショウガにまつわる色々なお話を漢方を交えて説明してくださいました。

◆ショウガのおやつ♪ 試食タイム 

 植谷先生手作りのショウガのおやつをいただきました♪
 まずは、『お芋のジンジャーボール♪』

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サツマイモや粉ものに、パウダー状の乾燥ショウガ入りです。
中がもっちり、ショウガの隠し味に、お子様にも人気間違いなし!
もちろん大人のおつまみにも最高~♪な美味しさでした。
植谷先生自家製の「乾燥ショウガ」も見せていただきました。

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そして、磯じまんの「はちみつしょうが」で簡単ディップも2種類
 いただきました♪

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植谷先生自家製の柚子味噌と、市販のクリームチーズに、混ぜただけよ♪
とのこと。どちらも、やみつきになりそうな美味しさで、
あっという間に完食いたしました。

この後、田部先生のサービスで、質問コーナーを設けて頂きました。
『ジンジャエールって効果ありますか?』
『紅茶に入れるなら、生のすりおろし?それとも乾燥?』
『大ショウガ、小ショウガって?』
などなど、目からウロコがとれた皆さんから質問責めにされていました。

ウェルカムドリンクから始まり、ショウガのおやつで体もぽかぽか、
とてもわかりやすいご説明で、脳も心もぽかぽか満足の中、
おしまれるように講義が終了いたしました。
お土産までいただきまして、有難うございました。

年末のお忙しい中、大変貴重な、今後の生活にも大いに役立つお話を
盛りだくさん、どうも有難うございました!
別の機会に、ぜひとも『金時ショウガ』についても、講義していただけたら、
と希望しています。

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レポート作成者 : 溝渕 潤子
野菜ソムリエ
ベジフルビューティー・セルフアドバイザー
ジュニア・アスリートフードマイスター