【東京】実るプロジェクトvol.12テーマ:「ハンダンリョク:判断力」
活動日時:2011年2月18日(金)18:30~21:00
講師:田中稔先生
開催場所:協会本部渋谷B教室
今回、「野菜ソムリエに仕事依頼が発生した際に、求められる内容」を前提に
仕事の案件発生から終了まで、具体的な仕事の仕方(判断の仕方)を学び、
講義後半には、田中先生による料理デモンストレーションと試食もありました。
◆◆ 講義内容 ◆◆
仕事が依頼される主な流れ
a:クライアント→広告代理店-→製作会社-→あなた
b:クライアント→広告代理店-------→あなた
c:クライアント-------------→あなた
①お仕事の「依頼がきたとき」、最初に何を確認しますか?
●自分に仕事がきた理由。(誰からの紹介、ネット、媒体等)
●どんなクライアントか。(食品メーカー、自治体、その他団体等)
●クライアントが依頼した目的
(商品、主力商品等のアピール、新規開拓、現在の問題点打破等)
●最終的に誰に向けての企画(レシピ考案)か。(対象年齢、性別、所得水準、地域性等)
●自分に求められているものは何か。(ブランド力、レシピアイディア力、値段、センス等)
●撮影場所・講習会会場の確認。(調理をするスペース、電源、収容人数等)
●目的の共有。(達成すべきゴールの共有)
・企画書等を作成し、目で見える形で提案をする。
●期日と予算。(費用)
見積書の項目設定を詳細にする事で、業務の内容が明確になり、
費用の削減等の調整がしやすくなる。「一式¥000000-」が一番危険である。
・見積書価格決定方法。
→時間単価決定→各業務の所要時間を設定し、各種項目ごとに単価を決定する。
→所要時間・拘束時間は半日(4時間以下)と全日(8時間以下)を設定するなど、
自身の基準を決める。
②お仕事が「決定したとき」、何から進めていきますか?
「撮影業務・メニュー開発の場合」
製作スケジュールの作成[確認]→メニューのご提案→試作(レシピ作成)→
試食会の開催(※)→最終レシピ提出→撮影→納品(→報告書作成・お礼状送付)
(※)実際に試作品を用意し、クライアントの判断で内容決定・了承を得ると、
クレーム防止になる。「いった、いわない」や、「イメージと違う」等の共有のズレを
防ぐ為でもある。
「講演会・講習会の場合」
製作スケジュールの作成[確認]→企画[内容の提案]→会場確認[事前下見]→
実施要項・配布用資料作成→前日準備・搬入→当日→報告書作成・お礼状送付
③お仕事の「本番に向けて」、どの様に準備していきますか?
「撮影業務について」
●材料表の作成と器具表・段取り表の作成。
●器・クロス・小物・食材等の準備はどちらが用意するのかを確認。
●ないものは購入する。(予算がでるかを確認の上)
※できれば、食材は自分で用意する。器が決まれば、食材の大きさも決まる。
※念のため、食材は予備でもう1単位用意する。
材料が残っても、料理し、クライアントに食べてもらうこともできる。
「講演会について」
●配布資料の準備。
●試食などがあれば内容に準じ、材料表・段取り表・試食に伴う消耗品などの準備。
④お仕事が「終わったら」、どの時点を終了としますか?
●料理撮影の場合は文字校正・色校正を必ず確認。
●作品・製品として出てからの評価、ヒアリング。
(世の中に出た時、どんな状況でも真摯に受止め、今後に活かす)
⑤お仕事を「次に繋げる」、ポイントってなんだろう?
●クライアントの望み、考えを意識し、満足度を高める。
(自分がしたいメニュー、ギャランティーとの比較といった自己判断や、
自身の満足に偏らない事)
●クライアント満足度と自身の単価は比例し、「この人に仕事を依頼したい」となれば、
自身の価値は高くなる。
●クライアントの問題を、共に解決する姿勢が次の仕事に繋がる。
●クライアントへの定期的なアプローチ
(季節の挨拶状、定期的なイベントの案内、お礼状など)
◆◆ 人参料理3品の試食・食べ比べ ◆◆
田中先生による料理デモンストレーションと試食・食べ比べ。
●品種
①朱衣(宮崎県産/第5回野菜ソムリエサミット第5回 1位 生産管理元:㈱伊藤園)
②ミノル(愛知県産/愛知伝統野菜 生産者:田中先生)
が使われました。
メニューは「人参のサラダ」、「人参の明太子バター炒め」、
「人参のにんにくアンチョビソース」フランスパン添え。
お料理にどの品種が使われたのか等、食べ比べしながらの試食でした。
◆◆ 感想 ◆◆
田中先生の講義は実践的で興味深く、楽しいお話でした。
2時間半はあっという間。しかも、美味しい試食付き(レシピも)で、充実した内容でした。
最初から最後まで、「野菜ソムリエが社会で活躍する手助けをする」といった
田中先生の情熱が伝わってきました。実るプロジェクトに最初から参加できなかったのが残念です。
田中先生の参加者全員への質問「自分のレシピの値段は?」
これにはいろいろ考えさせられました。
最後に、田中先生から元氣もいただきました。ありがとうございました。
野菜ソムリエ:谷山晶子
プロフィール
現在、野菜を使ったパン作り、レシピ作成を楽しんでいます。
野菜ソムリエとして、これから社会で活動をしていきたいと考えています。













「京野菜」とは、京都の文化、歴史を彷彿させるとともに、
「京の伝統野菜」は、種を守り続け栽培しているため、昔ながらの味と栄養が伝えられています。














