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【東京】茨城県産イチゴ「いばらキッス」他、丸ごとイチゴのワークショップ

日時:2011年2月14日(月) 13:00-15:00
場所:協会本部 渋谷A教室 
講師: 茨城県農業総合センター     主任専門技術指導員  西宮 聡さん
    茨城県農産物販売推進東京本部  主   任      飯塚 俊祐さん
 

皆が好きなイチゴ。どれもおいしいので、品種にまでこだわっていなかった私。今日はまだ
ほとんど出回っていない貴重な「いばらキッス」を知りたいまた改めて品種の違うイチゴを
じっくり比べたいと思い、講座に参加しました。会場には沢山のイチゴ達が並びます。とても楽しみです。
Photo 今日登場のイチゴ達
まずはイチゴについての5つの項目のお話から
1.イチゴの特徴
2.栽培の歴史
3.栽培の1年
4.イチゴに含まれる成分
5.品種と産地

1. イチゴの特徴
・イチゴは種子ではなく栄養体によって増える
  ランナー(匍匐茎)と呼ばれる親株から出ているツルを利用して繁殖
・食用にするのは花托の肥大した部分
  いつも食べているのは花托(花弁や雌しべをつける土台)の肥大した部分で、
  実は本来の果実は種子に見えるツブツブである
・茎が極端に短い
   クラウンという株から葉が出ているので、一見地際から葉が出ている様に見える
・本来は冬に休眠し、春に開花・結実する
   促成栽培では、人工的に半休眠状態にし、秋から春に開花・結実させている
2. 栽培の歴史
・北米に自生の野生種バージニアと南米に自生のチリイチゴ、両者の交配から現在の「栽培イチゴ」へ
・日本へは幕末オランダから長崎へ、本格的な栽培は明治政府により「福羽イチゴ」を育成
・石垣栽培から1960~80年以降、施設栽培で現在の形へ
3. 栽培の1年
  イチゴの一作は12カ月以上に及ぶ
  親株の管理 ~採苗~育苗 ~花芽分化促進 ~定植後の管理~秋期の管理~収穫~厳寒期の管理 
・育苗の際は炭そ病など病害虫から守るため湿度(通気)の管理が必須
・花芽分化促進のため、温度、日長、肥料、葉枚数などを細かく管理し、実の大きさや収穫時期を調整
・厳寒期は、日射の確保と温度管理のために1日の中での日照や水やりの時間、夜中の電照(休眠を防ぐ)などが必要
・交配はミツバチ(またはクロマルハナバチ)を使用しているとのこと
・ハダニ防止のために天敵によるミヤコカブリダニを使用することで農薬減
4. イチゴに含まれる成分
・甘味 →ブドウ糖1:果糖1、残りのわずかがショ糖
・酸味 →クエン酸
・ 機能性分 → 抗酸化作用のあるアスコルビン酸やポリフェノール(フラボノイド・
アントシアニン・エラグ酸・ケルセチン)など
・色素 → フラボノイド
・香気成分 → カラメル様、ココナッツやモモ、ココナッツ、酸臭、シナモンなどと
        色々な表現であらわされるが、大きく分けて「グリーン」「サワー」
        「スウィート・フルーティ」に分けられる 
5.品種と産地
・国内の主なイチゴ生産地は大きく分けて、関東~東北、中部、九州
・12月のクリスマスと3月のひな祭りは出荷のピーク。12月は関東、2月以降は九州
 8~10月は北海道や長野、アメリカ産も使われる
・品種別の取扱量は「とちおとめ」「あまおう」「さがほのか」「紅ほっぺ」が多い
・品種の特徴
   各イチゴの特徴を簡単に説明してくださいましたが、やはり聞きたかったのは
   「いばらキッス」。糖度が高く酸味が適度でジューシー。果肉はやや軟らかめだが
   日持ちが良くやや弾力があるので、持ち運びしやすい品種とのこと

そしていよいよ試食!
Photo_2 今日の品種は8種類

「とちおとめ(栃木産)」「いばらキッス(茨城産)」「あまおう(福岡産)」「ひのしずく(熊本産)」
「ゆめのか(愛知産)」「紅ほっぺ(静岡産)」「さがほのか(佐賀産)」「さちのか(長崎産)」

これらを食べて食味官能評価表を記入します。「甘味」「食感」「色」「香り」それぞれ最高5点で評価していきます。
皆「おいしい!」と言いつつ顔は真剣。一つ一つをよく観察します。
色、形、香り、味、比べてみると本当に個性的です。どれも甲乙つけがたくおいしいのですが、心を鬼にして
評価しました。幸せなひと時です!食味官能評価表を記入して、今日の講座は終了。とても勉強になりました。

(講座の感想)
おいしいイチゴを作るためには、産地の方が1年間休みなく大変な作業をされていることを知り驚きました。また、
品種によって様々な特徴があること、そしてやはりイチゴはおいしく栄養たっぷりだと改めて実感しました。
試食では、「いばらキッス」をはじめ沢山の品種を食べ比べるという自宅ではなかなか実践できない貴重な体験ができ、
本当に参加して良かったです。

野菜ソムリエ 吉田 美和 (http://ameblo.jp/mimiminomiwa/
野菜ソムリエ、また2児の母として、野菜と果物の魅力を多くの人々に伝えたいと日々努力しています。
これからもっと活動の幅を広げていきたいと思います。