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愛知県からイチジクの世界をひろげよう

開催日時 :2011年9月13日(火)19:00~21:00
場所    :協会本部渋谷A教室
企画    :野菜ソムリエ 上原恭子さん 大橋淑恵さん

愛知応援ワークショップ3回目に登場したのは、日本一の生産量を誇る愛知県のイチジク。
人気シリーズの講座なので今回も満席状態でした。
愛知県の伝統野菜とイチジクについての講義に加え、圃場の視察レポートや、イチジクの食べ比べとレシピ試食もあり、
盛りだくさんで大満足の内容でした。

①愛知県の伝統野菜と愛知県野菜のトピック(トウガン)
愛知県東京事務所 行政課 鈴木章文様があいちの伝統野菜についてご説明くださいました。
愛知県の伝統野菜は、35品種。なんと長野県・京都府に続いて3番目に多いそうです。
更に愛知県の伝統野菜には、青首大根や寒玉キャベツ・ファーストトマトのもととなった品種も、含まれています。
そう聞くと急に身近に感じます。伝統野菜のひとつである早生トウガンは、熟するとブルームが吹くので、
流通に適さず、敬遠される傾向があることから、市場には表皮が鮮やかなグリーン色の琉球種のトウガンが
出荷されており、その量は全国2位。1位の沖縄と周年で全国の市場へ供給しているそうです。
②愛知県のイチジクを知る
JAあいち経済連 内田学様が、イチジクの産地、栄養価、栽培方法の説明をしてくださいました。
愛知県の生産量は全国生産量の21%で1位。
昭和50年頃から導入したハウス栽培のおかげで、露地栽培と併せて半年以上、
店頭に並べることが可能となりました。
Photo_5 
主な品種は桝井ドーフィン
Photo_6
サマーレッド
栽培比率は8:2。
サマーレッドの方が栽培が難しいそうです。栽培方法は枝を地面に水平に這わせる一文字整枝が多く、
他の栽培方法と比べて風通しがよく作業効率がよいとのことです。
JAの選果場では、目揃会や3玉検査(3玉連続で半分に切ってみて、合格だったら出荷可能)
を行い品質保持に力を注いでいるそうです。

③野菜ソムリエの産地視察レポート
野菜ソムリエの大橋淑恵さんが圃場や市場の様子を、プロジェクターを使いながらレポートしてくださいました。
クイズを交えながらの大橋さんのお話は、とても楽しく聞き入ってしまい、
自分も一緒に産地にいるような気分になれました。

④イチジクの世界を広げる/イチジクの食べ方紹介
産地レポートに引き続き、大橋さんが、世界におけるイチジクの歴史と、日本への伝来についてお話くださいました。
イチジクは最も古くから栽培されていた果物のひとつで、古代ギリシャではオリンピックのトレーニング食材として
食されていたそうです。中でも面白かったのは、イチジクを好んで食べた著名人たちとの関わり。
かのクレオパトラはドライイチジクを使ったチーズケーキを好み、毒蛇に胸を噛ませて自害する直前にイチジクの籠の中に
その毒蛇を偲ばせ運ばせたという逸話が残っているそうです。

⑤イチジク料理の紹介と食べ比べ
野菜ソムリエの上原恭子さんが、考案されたレシピをご紹介してくださいました。
上原さんのレシピは、舌の肥えた食通も唸りそうな本格的な味わいなので、いつも勉強させてもらっています。
最初に桝井ドーフィンとサマーレッドをそのまま食べ比べ、次にいろいろな食材と
合わせた時の味の違いを楽しむという2段構成でした。
【サマーレッド】
さっぱりとした味わいで香り豊か。個人的には桝井ドーフィンよりも好みでした。
【桝井ドーフィン】 
今まで食べたイチジクの中で、一番甘味が強く濃厚な味わいで食べ応えがありました。
≪レシピ≫
【イチジクdeソース】
イチジク酢とハチミツを煮詰めたソース。ソースをかけると、果物から料理に一気に変身。驚きのソースでした。
【白あえ(和風)】

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絹ごし豆腐とすり胡麻を和えたもの。家庭でも是非試してみようと思いました。
【白あえ(洋風)】
絹ごし豆腐にブルーチーズのフルムダンベールを和えたもの。思わず「ワインください」と言いたくなるお味でした。
【イチジクとブルーチーズのマリアージュ】
フルムダンベールとロックフォールを、イチジクと合わせていただきました。
上原さんが、チーズに合うワインもご紹介してくださいました。

⑥試食と食べ比べについての意見交換と質疑応答
講師の方々と和やかに歓談。ここで、大橋さんから注意事項が。
イチジクに含まれるフィジンという成分は、整腸作用などの嬉しい効果が期待されますが牛乳やヨーグルトと合わせると、苦味を引き出してしまうので、
ジュースを美味しく飲むコツは、すぐに飲むことだそうです。
また、イチジクはとってもデリケートな果物なので、市場に出回っているのは適熟で収穫されたもの。
産地のレシピを参考にするときは、完熟かどうかも注意して見たほうがよいそうです。
⑦最後に
お土産として、1/4サイズのトウガンと、イチジク1パック丸ごといただきました。豪華です。
(感想)
イチジクの幹を横に這わせる栽培方法は新鮮で驚きました。
これまでイチジクはデザートとしてそのまま食べていましたが、
これからはイチジクのレシピもどんどん考えていきたいと思います。
次回の愛知応援ワークショップも楽しみにしています。ありがとうございました。

レポート:アクティブ野菜ソムリエ/調理師 知久 幸子
板場での修業経験を生かして、レシピ考案や野菜教室の講師として活動中。
野菜ソムリエのベジベジライフhttp://ameblo.jp/vege-sachi/