Pan voyage ! パンとともに世界をめぐる旅 vol.1~パン×お米の関係~
開催日時:2011年12月9日(金) 13:00~15:00
場所:日本野菜ソムリエ協会 渋谷A教室
講師:牛原琴愛さん(アクティブ野菜ソムリエ、ジュニア・パンアドバイザー)
坂口もとこさん(アクティブ野菜ソムリエ、ジュニア・パンアドバイザー)
「あなたの好きなパンを教えてください」と質問されたら何と答えますか?
柔らかいパン、硬いパン、シンプルなパン、リッチなパン・・・
日本では世界各国のパンを食べることができますが、そのパンが誕生した歴史や文化を知る旅に
牛原先生と坂口先生がナビゲートしてくださります。
第1回目は出発地の日本。米粉で作る「お米パン」について教えていただきました。
★日本のパンの歴史
日本での本格的なパンの始まりは、江戸時代末期の1842年(天保13年)4月12日に
江川太郎左衛門という代官が兵糧パンを焼いたこととされています。
パン業界では日本人による日本人のためのパンを焼いた彼を「パンの祖」と呼び、
4月12日にちなんで毎月12日を「パンの日」に定めています。
その後、明治天皇に献上するために考案されたあんパンが大ヒットし、ジャムパン、クリームパンなど
おやつとしてパンが食べられるようになりました。
★米粉ブームの背景
①食料自給率
現在、日本の食料自給率は39%。世界の主要先進国の中でも最低水準で、食料のほとんどを
輸入に頼っています。近年の小麦粉の価格高騰に伴って米粉が注目されるようになったことから、
米粉の需要が増えれば食料自給率アップにもつながると、政府が「FOOD ACTION NIPPON」
の活動を通して普及に取り組んでいます。
②小麦アレルギー
最近新聞などで見かけた方も多いのでは。幼少期にかゆみ・湿疹などの症状がでるが
大人になると改善するまたは大人になってから発症する場合も。
小麦粉の代用として米粉を使った食品に注目が集まっている。
③日本人の嗜好性
日本人の多くは「もちもち」「ふわふわ」した食感が大好き。お米を粉末にした米粉は和・洋・中の
食材にも合い、パンや麺類など徐々にその用途が広がっています。
★米粉の特徴
①保水性がある(翌日もしっとりしている)
②ダマにならない(固まらないのでふるわなくてよい)
③栄養価が高い(アミノ酸のバランスが優れている)
④油を吸収しにくい(天ぷらや唐揚げの衣はカリッと仕上がる)
★お米パンの食べ比べ
①米粉のお米パン
米粉パン専門店の米粉100%で作られたパン。
弾力があるのでよく噛んで食べる。手でちぎるとかなり伸びる。
②冷ごはんのお米パン
ホームベーカリーの冷ごはんコースで作ったパン。
米粒が見え隠れしている皮はパリっとして香ばしい。
④GOPANのお米パン
生米にグルテン、イーストを加えて作ったパン。
お米の香りが際立ち、しっとりしている。甘みや風味、モチモチ感も感じられる。
★感想
たくさんの魅力がある米粉ですが、まだそのまだ認知度は低いです。
もっと身近な食材として米粉を利用したいと思いました。
日本から出発した旅。
次はどの国へ連れて行ってくださるのか今からとても楽しみです。
レポート作成:勝野 礼子
ベジフルビューティーアドバイザー、ジュニア・パンアドバイザー
損害保険会社に勤務。ケガや病気のリスクを補償する商品管理に携わる。
調味料マイスター、ジュニア・カレーマイスター、ホームパーティースタイリスト。


