知られざる野菜果物の物語「ベジフル秘話ヒストリア」~フルーツのとりこになった人々~
日時:2011年12月2日(土)19時~21時
場所:野菜ソムリエ協会 協会本部渋谷A教室
講師:石戸谷 学先生
野菜ソムリエナ仲間から石戸谷先生の人柄などを聞いていたのと、自分が普段フルモニ派
(フルーツモーニング=朝食は果物)ということで興味があり、さらに歴史が好きだったのでセミナーに参加しました。
早めに会場に着くと、受講者の方々が話をしています。ほとんどが常連の方なので、
ゆったりした感じで緊張することもなく講座が始まりました。
まず、先生の本業である青果輸入業務の話から始まります。
黄色いバナナは防疫上入国できないということは知っていましたが、倉庫内の室(ムロ)に入れて
4~5日かけて人工的にエチレンガスをかけて追熟するというところまでは知りませんでした。
日にちがたてば勝手に黄色くなると思い込んでいました。
あとは販売店側の注文に合わせて店頭で食べ頃になるように調整しているそうです。
船の上は外国の領土だということも初めて知りました。関係者以外は入れないそうです。
次に、カラー写真付きのレジメに沿って本題に移ります。
植物の移動が自然現象以外にも人間が意図的に広げてきたことを学びます。
国の興亡や宗教の拡散などで特定の果物が世界に広がることとなります。
続いて個別の果物についてのお話。
まずはオレンジ。
インド原産のオレンジがどういう経路で世界に広がっていったのか、また宗教的にどういう意味を
持っているかについて学びます。
カリフォルニアをオレンジ栽培の一大産地の礎にした、ある夫妻によるところが大きかったという小話も。
バナナが消える日、というショッキングなテーマに移ります。
この世界一生産されている果物、生産高1位の国はフィリピンだと思っていました。
ところが、これを抑えてインドがトップなのですね、知らなかったというかそういうイメージが全くなかったです。
職場の近くのインド料理屋さんの人に聞いてみましたが、確かによく食べるそうです。
そんなバナナが食べられなくなるかも?となったら驚きますよね。
経済のある国でないと食べられない果物と言われ、発展途上国で約8割が栽培されています。
もし、感染力の強い病気にかかったら大変なことになります(壊滅状態になった種類もある)。
万一の場合に備えて、あらたな救済方法が開発されることを祈るばかりです。
また、フルーツハンター奮闘記として4人のハンターを紹介。
あるフランス人がイチゴの虜になったおかげで今のおいしいイチゴになっていると思うと面白い話です。
最後に、シードバンクの話やトロピカルフルーツの紹介があり、まだ見かける機会が少ないイエローピタヤを試食しました。
食べるのは2回目でしたが、独特の食感と甘さでおいしかったです。ごちそうさまでした。
【感想】
全体的にゆったりとした話し方で聴きやすく、テーマについての内容はもちろん、先生の小話も面白く、楽しく受講できました。
1・2弾も機会があればぜひ聞いてみたく、また次回セミナーも楽しみです。
レポート作成:野菜ソムリエ 宮城吉宏
野菜ソムリエコミュニティさいたま役員。さいたま市ランドコーディネーター協議会会員。
地域活性化に興味。マラソンに挑戦すべくランニング継続中。


