【東京】今こそ考える日本の農業~農産加工から明日の農業を考えよう~(後編)
日時: 2011年10月20日(木) 19:00~21:00
講師: 中村敏樹先生
日本野菜ソムリエ協会講師
農業コンサルタント
東京農業大学講師
場所: 協会本部渋谷B教室
テーマ:農業の6次化の具体例と野菜ソムリエとして農産加工のアイデアを考えよう。
1.後編はじめに
・農業の6次産業化について、前編の復習をしながら中村先生の
加工品(瓶詰・ピクルス)を見せていただきました。
①カット野菜のピクルス
材料:
タマネギ・・・切って入れる(規格を気にせず、味しみもよい)
ニンジン・・・割れたニンジン(星型等に切る、見せ方の工夫)
セロリ
ニンニク
ナタマメ
香辛料、ピクルス液
②ミニトマトのピクルス
材料:
青ミニトマト
タマネギ
カレー粉
黒コショウ ピクルス液
③イチジクのワインコンポート
材料:
イチジク
赤ワイン
農産物を加工するポイントは、割れたものやキズが付いたもの等、
規格外として畑で余っているものを材料としているのに、
見た目も美しく、購入したらすぐに食べられることです。
2.前編で出された質問に答えながら農産物を加工した場合の
付加価値について瓶詰を例にお話していただきました。
・大手食品メーカーの場合は添加物を加えることで品質が安定し食中毒を防ぐ。
しかし、逆に付加価値をつけるためにこの添加物を減らすことが
個人やグループでのポイントとなる。
(添加物を使わないためにはしっかり殺菌して賞味期間を短くする。)
・使用する材料の安全性や農薬管理等のトレーサビリティを明確にする
・自分なりの見せ方を工夫しオシャレ感を出す。
・試食を出して味わってもらう。
・ピクルスの評判がよかったら、ピクルス液を作って販売するのも一つのアイデア。
・ネーミングの工夫の一例として、『ゆずこしょう~私が作りましたゆず・こしょうです~』
など説明をしっかり入れる。
3.実際に加工品を考えてみる
今回は2つのテーマが出され、各グループで話し合い発表しました。
① トマトの加工について
② 規格外野菜、果物の加工について
様々なアイデアが発表されましたが、これらの売り場をどこにするかということは
野菜同様、販路の確保が課題なのですが、いまのところ直売所、マルシェが
よいのではというアドバイスがありました。
販売する場合は食品加工所の許可申請をして営業許可を取得し、
食品の表示(製造者 賞味期限 要冷蔵等)をすることも必要となります。
4.また農業プロデュースを考えた場合、そこに野菜ソムリエとして
どのようにかかわっていくべきかというお話がありました。
・規格外や摘果したものを加工し商品化することで小さな農家の人も
生きる方法となるので、野菜ソムリエが加工所をマネージメント
(どう作るか・いかに売るか)するという提案が出されました。
・農業生産法人や直売所をビジネスパートナーにして加工品作りやデザイン指導の
アドバイスをしますと売り込むこともできるのではというお話もありました。
5.ゴールは農業の6次産業化につないでいくことなので、
まずマルシェや直売所で売ってみる、売れても売れなくてもその反応を
見ることが大事だということを教えていただきました。
感想
まず何よりも行動を起こすこと。
中村先生のお話からたくさんのエールとヒントを受け取りました。
野菜ソムリエとして、できることから農業の6次産業化に
取り組んでみたいと思います。
野菜ソムリエ 笠原美智子
教職17年退職後、専業主婦となり、東京と山形を往復して、農業をしています。
いろいろな種をまいて、その生長を楽しみながら、新鮮な野菜を食べて元気な毎日
ブログ:野菜ソムリエの野菜畑・笠原美智子
http://ameblo.jp/yasaisomurie11yasaibatak/


