« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »

2012年1月

「ちゃんと朝ごはん。」
家族みんなのための朝ジュースワークショップ

開催日時:2012年1月10日(火) 14:00~16:00
場所:野菜ソムリエ協会 協会本部渋谷A教室
講師:南谷 志保 さん
       食育マイスター
       アクティブ野菜ソムリエ
       ベジフルビューティアドバイザー
       ジュニア・アスリートフードマイスター

野菜ソムリエとして活動していく上で欠かせない食育の知識。
ひとことで「食育」と言っても、具体的にどんなことなの?
野菜ソムリエとしての食育って?
そんな疑問やハテナを、食育マイスター×野菜ソムリエの南谷志保さんに
わかりやすく教えていただきました。

南谷さんは、食育の勉強を始められたきっかけが、お子さんの学校生活で知り合ったお母様方の
食事に関する考え方に違和感を覚えられたというお話でしたが、運動会でのお弁当がスーパーでの
お弁当だったり、デリバリーだったりというお話をお聞きし、食生活の変化、子育て世代の食の
価値観の変化を目の当たりにした感じがしました。そんな食育講座の一端を伺いました。

食育の基礎を知ろう!
「食育」という言葉は明治時代から使われていたとのこと。
明治時代のお医者さまである石塚左玄が「体育知育才育は即ち食育なり」
報知新聞編集長、村井弦斎は「小児には徳育よりも、知育よりも、体育よりも食育がさき」と記述。
「食育」って、最近の言葉かと思っていたら、そのルーツは意外と古く、以前から使われていたんですね。

現代においては、食生活の変化、社会情勢の変化を受けて、肥満・糖尿病人口の増加だったり、
中学生にとってもダイエットが日常的だったりという現状と、国の食育政策である「食育基本法」が成立したこと。
「食育基本法」について、厚生労働省、文部科学省、農林水産省の立場があり、同じ「食育」という言葉でも、
目的や活動が異なるという事でした。
また「なんでもいいから食べたい」という時代から現代の「知って食べる時代」へと変化し、野菜ソムリエや
食べる側の資格の活躍や位置づけを明確化し、食育講座の内容も詳細に教えて頂きました。

【食育講座の流れ】

■食生活の話
「なぜ野菜・果物を食べるのか」
「どんな野菜を食べればいいのか」
「旬の野菜とはどういうものか」

■各ライフステージによる食育ゴールの違い
[成長期]・・・食の自立
◇乳児期・・・生理的欲求の充足
◇幼児期・・・食習慣の基礎作り
◇学童期・・・食習慣の完成期
[自立期]・・・自己実現
◇思春期 ・・・食生活の自立・自律の基礎作り
◇成人女子・・・食生活の自立・自律期
◇成人男子・壮年期・・・食生活の自立・自律・生活習慣の見直し
◇高齢期 ・・・健康寿命促進期
乳幼児を持つお母様方へのフォローが大切だったり、あこがれの芸能人と比較しての
アドバイスだったり、事前アンケート等、食育マイスターとしての関わり方を、お話しくださいました。

■朝ごはんの大切さ
朝ごはんの役割はもちろん、朝ご飯を食べてない子供の問題行動なども例をあげて、保護者が朝ごはんを
食べない習慣の家庭においても、子供には朝ごはんを習慣にするため、食育マイスターとしての
ご苦労なども伺いました。

■朝ジュースのメリット。
朝ごはん、野菜・果物としての1品に。
朝は忙しい、時間がないという時に。
咀嚼・嚥下という観点から、高齢者にも適する。等々

ジュースレシピを考えるポイント
①酸味と甘みを組み合わせる。
②テーマを決める。(「貧血予防」など、野菜・果物の特性を生かす)
③出来上がりコップ2杯分で各材料を1個(カップ)~1/2個程度にする。
④色は、大切
また、今回はミキサーを使用し、野菜果物を余すところなくジュースにしましたが、
ジューサーを使用する場合には、野菜果物の残りカスを他のレシピに使用し、もったいないをなくす事も
アドバイスいただきました。

【講師オリジナルフルーツジュースの試飲】
Tingensai_2 

貧血予防に「青梗菜と八朔」
・・・とても鮮やかな緑色が、食欲をそそりました。
Ringo_2 
腸美人に「リンゴとヤーコン」
・・・すっきりとした白色

Dekopon
風邪予防に「デコポンと金美人参」
・・・淡いオレンジ色が爽快な感じ。

どれもみな、爽やかな飲み心地で、朝のすっきりとした目覚めの1杯にぜひ取り入れたいジュースでした。

■グループワーク
【みんなで実際につくってみよう】
少人数でグループを作り、揃えて頂いた野菜や果物を手に、ああでもない、こうでもないと和気藹々と
ジュースづくりにチャレンジしました。
・アボカド+マンゴ―+小松菜
・イチゴ+豆乳+カリフラワー
・バナナ+トマト
出来上がったオリジナルジュースを試飲し、楽しいひと時を過ごさせて頂きました。

【感想】
野菜ソムリエの活動と食育活動は切り離せない関係だということを改めて認識させていただき、
現代の食生活や食意識の多様化、子供の食習慣、食の自立・自律の
お手伝いの方法、子供の成長過程に沿った食育、お母様方への食意識改革やフォローなどの必要性、
またこれから親になる世代への食育のあり方など、とても勉強になりました。
また、ちょっとしたアドバイスや知識を知ってもらうことで、食意識、食生活の変化が生じるという事、
忙しい時の朝の生ジュース提案もその一つという事でした。
ごはんはしっかり噛んで食べる事が基本ですが、食べないよりは朝ジュースを、というお話でしたが、
こんなに美味しく簡単にオリジナルジュースができるのなら、毎朝、朝ジュースだけでも良いかもと思ってしまいました。

レポート作成者:長谷川 恵理子プロフィール
アクティブ野菜ソムリエ コミュニティ群馬役員 
群馬県で施設野菜、露地野菜の生産を営む農家の嫁。市内の小学生から大学生までの体験農業を受け入れ、
子供たちに農業学習を通じて野菜との触れ合いを楽しみながら、野菜と親しめるように活動中。
またマルシェやイベントで、群馬県の野菜の多様性と美味しさをアピールしています。

« 2011年12月 | トップページ | 2012年2月 »