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【名古屋7/18】山村塾~おさえておきたい日本の食と農のキーワード~「6次産業化」

2012年7月18日(水)
VMC山村塾~おさえておきたい日本の食と農のキーワード~
◆テーマ:6次産業化◆

●日時:2012年7月18日(水)19:00~21:00

●講師:山村友宏先生
        (ベジフル入門講師/野菜ソムリエコース:生産・流通講師)

●場所:協会本部名古屋教室

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毎回大好評の「山村塾」に初めて参加しました。
第4回目のテーマ
”おさえておきたい 日本の食と農のキーワード6次産業化

6次産業化プランナーも務めている山村先生から
6次産業化とは何か、法認定についてや、取組事例等をゆっくり丁寧に説明していただきました。

Img_0181

<前半>
1.6次産業化とは

*東大名誉教授、農業経済学者である今村奈良臣氏が農業活性のために提唱したもの。
 
 今村氏は、「これまでの農業は農業生産過程のみ(1次産業)を担当しているだけだが、
農産物加工・食品加工等(2次産業)や、農産物の流通・小売サービス等(3次産業)を
農業の分野に可能な限り取り戻していこうではないか」と提案しこれを6次産業化とした。

6次産業化=1次産業+2次産業+3次産業 (1+2+3=6)

*国内食品マーケットに対し農業産出額は10%と、現状は極めて少ない。
農業の活性化を目的としている6次産業をもっと広め、規模をどんどん拡大していきたい。
  -目標は、6次産業の規模を現状(1兆円)から5年後に3兆円、10年後に10兆円

2.法認定について

*法認定制度とは、年に3回農政局を窓口として、生産者が自ら作成した「総合化事業計画」が審査・認定される。

*認定には以下の3つの要件を満たしている事が条件。
1.農林漁業者であること
2.自分の農林水産物を使った新商品の開発・生産・需要の開拓、
  自分の農林水産物の新たな販売方式を導入していること等
3.対象農林水産物及び新商品の売上が5年で5%以上増加し、
  農林漁業関連所得が終了までに向上し、最終年度は黒字になること

*農商工連携との違い
農商工連携
・農林漁業者と中小企業者の双方の経営改善が目的
・農林漁業者と中小企業者が連携して行う取組が対象
6次産業化
・農林漁業の振興及び農産漁村の活性化等が目的
・農林漁業者等による取組が対象

つまり、6次産業は誰とも連携しない、全て農林漁業者自らの行為である。

*農家にとってのメリット
・6次産業化プランナーによるフォローアップがある(国負担)
・改良資金等を借りられる
・ソフト事業(新商品開発等)に関する補助、ハード事業(施設整備等)に関する補助に申請可能となる
・認定自体が宣伝となる

あなたの持っている資源の意味を知り、活かすことが大切。

3.東三河地域における取組事例

*山村先生が担当されている杉田組の例
・稲武地域の特産品であるブルーベリーを利用した商品の加工・販売

*取組概要
・新たに加工施設を整備し、新商品を販売及び提供することにより経営の多角化・高度化を図る
  (ブルーベリーパイ・ブルーベリーマフィンを開発)
・販売は自営の観光農園のほか、新たにインターネットや近所の観光施設で販売を開始

*ポイント
・ブルーベリー栽培開始時から、ブルーベリーの第一人者に栽培技術や様々な品種を教わり、
 現在では国内最多クラスの50品種を超える
・ブルーベリーに対する愛情が強い
・パイやマフィンの開発には、実力のあるパティシエに協力を依頼し「一流」「本物」を目指す高い志
・最終的にはこうなりたいという映像がリアルに描けている
・開発に十分な人材・経費をかけられる

きちんとした計画(食品加工・流通等)をベースに、高い志を持ち、妥協せず一流を目指す事が大切。

<後半>
ブルーベリーの食べ比べ

*ブルーベリー(ツツジ科スノキ属)
・アメリカ原産、19世紀中頃までは野生のローブッシュの採集が行われていた。
・南北戦争を境に売買の対象となり、1906年USDAコビル氏の系統選抜から栽培化が始まった。(ハイブッシュになった。)
・日本に導入されたのは1951年。
・成熟期で糖度は7~10%、酸度は0.5~1.0%

*食べ比べをしたブルーベリーの種類は6種類

Img_0178 ・ノーザンハイブッシュ
-デューク
-ブルージェイ
-ブルークロップ
-バークレー

・サザンハイブッシュ
-ケープフェア
-シャープブルー
(全て杉田組のブルーベリーを山村先生が摘んできてくれたもの)

*ブルーベリーを使った商品(ブルーベリーパイ)の試食
・6次産業化商品の紹介

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<感想>
「6次産業化について」から、「6次産業化の商品試食」までとても満足の内容でした。
特に6次産業化のプランナーとして活躍されている山村先生の授業だったので、
現場での裏話や現状が聴けたり、先生が実際に担当されている事例やその商品を食べられて五感を刺激される授業でした。
6次産業化の商品として意識して食べたのは、これが初めてでしたが
さすが一流を目指しているだけあり、本当にケーキ屋さんで売っているようなブルーベリーパイでした。
味もとても美味しく、パイ生地がサクサクとしていて焼きたてを食べているようでした。

また近日!?「山村塾」が開講になるようなので、是非参加したいと思いました。
ありがとうございました。

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【レポート作成者】
ジュニア野菜ソムリエ
丸尾 亜佳音