「翌日から売り上げを10倍に伸ばす販売トーク術」
開催日時: 2012年10月4日(木)
場所: 日本野菜ソムリエ協会本部 渋谷B教室
講師名: 岩崎真理子 先生
講座名: 「翌日から売り上げを10倍に伸ばす販売トーク術」
百貨店の青果売場に立ち、お客様と接しながら野菜とフルーツのお話しをしたり、
試食をお出ししたりする現場にいながらも「接客」について体系的な勉強をしたことがなく、
また試食や売場作りについても手探りで実施している部分が多いことから
お話を伺って学びたいと思い今回のセミナーに参加しました。
この日のセミナーには20名弱の方が参加されていました。
会場の教室へ入ると机が3つのグループになるよう並べられていました。
【接客サービスとは何か?接客に必要なことは何か?】
まずはこのテーマについて学びました。
グループディスカッションになり、3つのグループで思い付くだけ多くの回答を出して発表です。
「接客サービス」にはきちんとした定義があること、その定義を実戦するメソッドについて
これ以降の先生のお話しで学習していくことになります。
説得力で一番大事なことは「身だしなみ」であること。
さらに「接客態度」と「話法」と「センス」が重要とのお話。
印象に残ったのは
「コストを掛けずに売り上げを伸ばす一番効果的な手法が販売トークである」という言葉。
なるほどと納得です。
【販売トーク術について】
それではその一番効果がある販売トークはどのように実践するのか、という講義に入っていきます。
効果の高い実績のあるお客様とのトークのポイントや自分の意識の持ち方などを教えて頂きました。
いくつかのポイントとなるワードについては大変ためになりましたし、すぐにやってみようと思うものでした。
たとえば「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と話しかけてみる手法。
ホントかいな?と思いつつも翌日からお店で実行してみました。
チョット驚いたふうにしながらも「こんにちは」と返してくれるお客様が結構いたのにびっくりです。
関西出身の先生は、時々関西風のイントネーションでドンドンと講義を進めていきます。
スピードが速くてメモを取るのに苦労することもありましたが、
笑いを交えて進む先生の講義はとても楽しめるものでした。
販売トーク術のポイントとして「遊び心」と「声の出し方」の2つがあることを教えて頂きました。
遊び心については連想ゲームを行って体感することをします。
受講者の中から1名が答えの品物を見て、その他の受講者にヒントを出して当ててもらうというゲームです。
お客様と接する現場での柔軟な思考の訓練ということでしょう。
また発声のやり方も教えて頂きました。
丹田を意識してお客様へ届く声を出す方法です。
座学だけでない受講生同士のコミュニケーション豊富な楽しめるセミナーでした。
【AIDAの法則】
マーケットについて学ぶと出てくる「AIDMA」とか「AISAS」の集客と販売のメソッドをふまえながらも、
青果の現場ではスピードが大切なので「AIDA」の法則で良いというお話しを学びました。
Attention→Interest→Desire→Action
この流れで試食販売には非常に高い効果があるというお話しがありました。
また売場をいじっていることで集客に繋がっていくということも解りました。
今回のセミナーに参加して販売トークの具体的な手法を学べたことと、
現場で行っていることが間違いではないことが解ったことが、大きな収穫となりました。
ありがとうございました。
【リポータープロフィール】
古川雅巳
ジュニア野菜ソムリエ
HP/http://www.mafoods.jp
千葉県船橋市で青果業に従事しています。
生活者の皆さんが昨今の状況で食品への興味が高まっている中、正確な情報を提供して
品質の高い青果をご提供したいと思います。