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2013年11月

「知ろう!食べよう!ふくしまの恵み」ツアーレポート

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★お知らせ★

福島応援プロジェクト“チームふくしま”
~フード・アクション・ニッポン アワード『審査委員特別賞』を受賞~
詳しくはコチラから
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開催日時 :2013年11月9日(土)
      場所  :福島県(須賀川市、郡山市)
      講師名:野菜ソムリエコミュニティ福島
藤原かおりさん・藤田浩志さん
「チームふくしま第一号」岩崎真理子さん
「チームふくしま第二号」浅見みちるさん
講座名:知ろう!食べよう!ふくしまの恵み

『知ろう!食べよう!福島の恵み』日帰り弾丸ツアーに参加してまいりました。
7時上野出発と朝早かったのですが、みなさんとっても元気。
バスの中もとっても賑やかでした。

バスの中で、コミュニティ福島の藤原かおりさん、藤田浩志さんから
福島の現況をお話いただきました。
福島の子供たちの遊び場の変化、給食の現状、風評被害のご苦労など。
それでもみなさん前向きにがんばっているということを
とっても明るいお二人が証明してくださいました。

お話をお聞きしている間に
須賀川の直売所「はたけんぼ」に到着。
県内で売上一番の直売所だそうです。
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到着するとコミュニティ福島の方々が私たちを迎えてくださいました。

店内にはとれたて新鮮な野菜が次々並べられていきます。
新鮮な野菜果物がたくさん並んで入店者も多く賑わっていました。

おいしそうな野菜を前に、みんなテンションUP!
カートいっぱい買って自宅まで送る方もいらっしゃいました。
選んでいるとき、根菜類や大きめの野菜のお尻を”ポンポン“と撫でていく野菜ソムリエたち。
同じ行動をしているのは野菜果物への愛情表現だったのかもしれませんね。
ただいま売り場は拡張工事中。来年にはさらに広くなって売り上げも倍増かもしれません。

バスで移動し、
須賀川市果樹農家 佐藤政美さんのりんご園を見学、りんご狩りもしました。
赤々と色づいたりんごが実っていて、ここでもテンションUP!
_photo_2 Photo_6 
温かなお人柄の佐藤さんからおいしい蜜入りりんごの見分け方を教えていただきました。
均等に赤く色づいて、お尻が大きく開いているものだそうです。
そんなりんごを探してその場で
ガブッとほおばる贅沢体験をさせていただきました。

次は、
郡山の直売所「菜食健美 ベレッシュ」。
買い物と放射性物質検査室を見学。
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福島の方々からいろいろなお話をお聞きしました。
あの日から2年以上たっているのに、まだまだ風評被害にあい、
収穫したものを即、流通にのせられないご苦労なお話は胸が痛みました。
「同じ土俵に上りたい」「マイナスにもプラスにも特別扱いでなく普通に取り扱ってもらいたい」
それが願いだそうです。

放射性物質検査が毎日厳しく行われています。

(これが検査機 鉛でできていて蓋を閉めるのも一苦労です)
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今回見学させていただいた公開型の検査室でも、
大量の食品をフードプロセッサーで刻みそれを検査機にかけています。
生鮮品も加工品もです。検査に出す食品量分当然売り上げは減るわけですから、
検査自体も死活問題です。

それでも必ず検査をして問題のないものを流通させているわけですから、
他のNO!チェックものよりむしろ安心できるように感じます。

私自身は特に福島県産、それ以外の意識無く買い物をしていたつもりですが、
まだまだ、こだわっていらっしゃる方が大勢いるようです。
自分だけでなく、周りの生活者へも、もっとPRすべきだなと思いました。
周りでそんなお話を聞いたら、私は「流通している福島県産は特に安心!」と伝えようと思います。
こんなに重いお仕事なのに、検査している方はとっても明るくて穏やかな方でした。
福島県の方のお人柄でしょうか。
「起きてしまったことは仕方ない、これからをどう良くしてくか」を常に考えて
みなさん前向きで明るい方が多いことがとてもすばらしかったです。

深刻な話もお聞きしましたが、バスの中、買い物中、宴会中、楽しい会話が弾み、
和気あいあい笑顔もいっぱい。

そしてそして、
福島産の野菜を使ったお料理をたっぷり食べられる「比内やサスケ」に到着。
福島の野菜ソムリエの方々と一緒に大交流会。

その前に、ちょっとお勉強。
福島県産のりんごの食べ比べ。
「ふじ」「王林」「高徳」「こうみつ」
どれもおいしかったのですが、中でも抜群の糖酸比の「高徳」の人気が高かったです。
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楽しくって、美味しくって、勉強になる一日でした。
参加者の中には野菜ソムリエだけでなく、一般の方もいらっしゃいました。
中には80歳を超える女性もいらして、これからの日本について若い人たちへの
メッセージもいただきました。
和歌山や宮崎など遠方からの参加もありました。
年齢、性別、資格関係なく交流し、みんな福島のことを大好きになって、
身近に感じてお帰りになったと思います。

企画してくださった福島の野菜ソムリエコミュニティのみなさま、
お世話になった福島のみなさま、そしてチームふくしまのお二人、
ありがとうございました。
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<訪問先URL>
・「野菜ソムリエコミュニティ福島」http://vfcfukushima.blog25.fc2.com/
・須賀川の直売所「はたけんぼ」http://hatakenbo.de-blog.jp/blog/
・郡山の直売所「菜食健美 ベレッシュ」
 http://www.pref.fukushima.jp/industry/local/21shops/17beresshu.html
・「比内やサスケ郡山本店」http://www.hinaiya-sasuke.jp/index.html

<レポート作成:アクティブ野菜ソムリエ 荒井 さなみ>
野菜・果物を通して、健康=しあわせ、幸せ=まず健康!をモットーに情報発信をしています。
野菜・果物たちのおしゃべりを聞いてみよう
http://ameblo.jp/sole-mare-delfino/

【熊本】[アカデミックレストラン] くまもとの赤をまるごといただきます!

開催日・・・ 2013年11月10日(日)16:30~19:00
場所 ・・・・ 四季のイタリア料理 リストランテ ミヤモト

オーナーシェフ ; 宮本けんしんさん
            (プロフィール)
            2011農林水産省料理人顕彰制度「料理マスターズ」ブロンズ賞を
            史上最年少及び九州初の受賞
            今年5月に認定された「阿蘇地域世界農業遺産」登録の立役者

ナビゲーター ; シニア野菜ソムリエ 持田成子さん
       
ゲスト生産者 ;  あか根蓮根    水の子会の上村さん
           はちべえトマト  本田農園の本田さん
           あか牛       井 信行さん
           ゴールドキウイ  にしだ果樹園の西田さん

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今回熊本初となるアカデミックレストラン。
福岡、宮崎からも参加されての会となりました。
熊本の赤の食材の魅力とストーリーを知り、秋の恵みをまるごと楽しむと言うことで
シニア野菜ソムリエの持田さんが、圃場まで足を運んで取材なさっての
エピソードなどを交えたナビゲート。

生産者の方々の食材に対しての想いやストーリーをお聞きしながら
宮本シェフが、豊かな自然と豊富な地下水に育まれた
熊本の農水産物(赤)を中心に作られたお料理を頂きました。

前菜 
熊本野菜とアナゴのテリーヌ バーニャカウダソース
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12、3種類の熊本の野菜たちを彩りよく配置されたテリーヌは
野菜の一つ一つの食感が感じられ、南小国町のおぐにんにくと
大分県日田市のあゆの魚醤を使ったバーニャカウダソースが添えられていました。
見せていただいた「おぐにんにく」は手のひらいっぱいの超巨大にんにく。
臭いが普通の10分の1ぐらいに抑えられている通り、ほのかに香るほどでした。
また、あゆの魚醤を使われていたせいか 日本人の舌に馴染む柔らかな味でした。

ズッパ  
氷川町 水の子会さんのあか根蓮根のズッパとニョッキ
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「あか根蓮根」とは、自然環境を大切にし、水俣病の支援にもご尽力なさっているという、
「水の子会」さんが守り続けていらっしゃる希少な在来種の蓮根です。
包丁で割ってみると糸を引き、細長く皮が少し赤みがかっていて栄養価が高いというのが
特徴だそうです。
通常の蓮根の花は白ですが、
上村さんの蓮根畑には薄いピンクの花が咲き乱れている光景が見られるとか…
普通の蓮根に比べてポリフェノールの値が高いから、
花の色にも色素が出ているのかもとおっしゃいました。
宮本シェフもこのあか根蓮根を初めて食べたときには、
味の奥深さに衝撃を感じられたそうです。

ズッパは蓮根の甘みと香りがまろやかに味わえ、
トッピングの蓮根チップスは甘みと香りが凝縮されていました。

パスタ
ナスとあか牛のラザーニャ トマトのクレーマ
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八代市は全国一の冬春トマトの産地です。
本田さんの「はちべえトマト」は無施肥無防除の自然栽培。
今日のソースはトマトをちょっとドライにして生クリームを少し加えただけの
クリームソースだと、シェフはおっしゃっていましたが、
トマトの甘酸っぱさがとても濃厚で、丁寧にグリルされた在来種の佐土原なすと
しっかりした味のラザニアを爽やかに引き立てていました。

メイン
井さんのあか牛のグリル
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「全国あか毛和牛協会」の最高位三つ星を獲得された井さんは
「人間が美味しいと思うものを食べ、草原で元気に遊ぶ牛」を育てるをモットーに
阿蘇の草を主体に九州産の飼料100%で育てられています。
あか牛は霜降り肉とは違ってしっかりした肉質なのですが、
柔らかくて肉本来の旨みが口の中で広がって優しい甘みが感じられました。

デザート
大藪デイリーファームのヨーグルトのババロア
自然栽培の紅茶(赤)
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クリームチーズを思わせるかのように濃厚で爽やかな酸味のあるヨーグルトババロアに
にしだ果樹園さんのゴールドキウイの優しい甘さのソースで美味しく頂きました。
また、本田さんのグリーンゼブラのトッピングがアクセントになっていて
口の中が爽やかになりました。
西田さんはキウイ園で自然循環が出来るようにと
自然のバランス(月の力や虫の力)を大切に無肥料・無農薬栽培で育てられています。
クモは園内のスタッフですとおっしゃっるほど。
そんな園地を是非一度訪れてみたくなりました。
最後に水俣市桜野園の自然栽培紅茶(赤)にて締めくくりました。

持田さんのお人柄が出たナビゲートで ほんわかした和やかな会になりました。
宮本シェフは時間が押していたにも関わらず 食の安全性への配慮とともに 
地域循環型農業の大切さを熱くお話し下さり、感激しました。

熊本の自然を守りながらそれぞれのストーリーを持って
素敵に頑張っておられる生産者の方々、
そしてその生産者さんたちを応援されている宮本シェフ…。

今日限定のお料理を頂きながらお話しを伺い、とっても充実した貴重な時間を過ごせました。
私も一生活者としては自然を大切に作られたものを選んで美味しく食べること 
そして野菜ソムリエとして、熊本の食材の魅力をたくさんの方々にお伝えしていきたいと
強く思いました。

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レポート作成者 森田 由美子(野菜ソムリエ)

実るプロジェクト ダンドリリョク:段取力

2013年11月10日(日)
VMC 実るプロジェクト ダンドリリョク:段取力

●日時:2013年11月10日(日)13:00~15:30

●講師:田中稔先生
        (ベジフルクッカリー講師)

●場所:東邦ガス料理教室クッキングサロン栄

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私の夢はcafeオーナーです。

前回の「cafeオーナーへのミチ」に続き、実るプロジェクト2回目の参加です。
期待に胸をふくらませて行って来ました。

今日のテーマは「段取力」

野菜ソムリエを仕事として進めていく上で
最も大切なビジネスルールを教えて頂きました。

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≪講座内容≫

①「仕事の依頼が来た時」          
 
最初に確認すべき事項がいくつかあります。
*どうして自分のところに仕事が来たのか。 
*そして、どの様なクライアントなのか。     
 相手をしっかり把握する。


②「仕事が決定した時」 
 
☆撮影業務・メニュー開発の場合 

1.制作スケジュールの作成

2.メニュー提案       
・誰の為のメニュー考案なのか。クライアントのイメージメニュー。

3.試作レシピ作成      
・材料は出来る限り良質な物を使い、費用は必ず代理店からもらう。

4.試食会の開催             
・関わった方々に感想を聞こう。そしてメニュー単価、売値を出す。        

5.最終レシピ提出

6.撮影           
・材料表、器具表、段取り表をつくる。            

7.納品           
・期日は明確にし、前日の午前中提出を心掛ける。評価が上がります。
     

☆講演会・講習会の場合

1.制作スケジュールの作成

2.企画・内容の提案     
・クライアントの求めるイメージが、共有できる様に心使いする。

3.会場確認(事前下見)   
・目的に対して環境がどの程度対応できるか確認する。

4.実施要項・配布資料作成

5.前日準備・搬入

6.当日

7.報告書作成・お礼送付   
・次につなげる大事なポイント。定期的なアプローチ。
 メールより手紙が良い。暑中見舞い、年賀状など必ず送付する。




今回も満足度の高い講座でした。

野菜ソムリエとして仕事へ繋げるにはまず、自分の得意分野を持つこと。
仕事の流れを知り、お客様と目的達成が出来る様、
必ず詳細な見積もりを出し明確にする。

シュミレーションが大切ですね。

さて後半は楽しみにしていた調理実習。

メニューは天ぷらです。

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調理のポイントから、スムーズに、段取り良く作業するコツを丁寧に教えてくださいました。

愛知伝統野菜や海老を、サックサックに揚げることができました。

田中稔先生、ありがとうございました。 

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【レポート作成者】
ジュニア野菜ソムリエ
岩田 美幸

【福岡】調味料ラボ@福岡 今日から実践!“調味料”の選び方・使い方。Vol.9 だし編

開催日・・・ 2013年11月7日(木)13:30~15:30
講師 ・・・・ 神谷禎恵さん(調味料マイスター、生活工房とうがらし代表)
場所 ・・・・ 協会本部 福岡教室

『マダムゆず』神谷さんの調味料講座も第9回目。
和食が世界遺産に認定されようとしているこの時期に、待ってましたと“だし講座”。
日本が世界に誇る日本の調味料の代表格。「だし」を学びました。
     
1.「だし」とは何か。
  ・「だし」とは、動物性・植物性食品を煮出したり、水に浸したりして旨味成分を抽出した汁のこと。 
  ・日本人に親しまれてきた旨味。
  ・かつお、昆布、煮干し、しいたけ、等。
  ・新鮮なものからは自然に「だし」がとれる。
  ・ゆっくり乾燥させたものをゆっくり戻す→しっかり味が出る。

2.「だし」の種類。
  ・かつお節…なまり節、あら節、裸節、枯節
   雑節…宗田節、鮪節、鯖節、鰺節、鰯節、秋刀魚節
  ・昆布…真昆布、羅臼、利尻、日高、長、細目
  ・煮干し…マイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシ、キビナゴ、アジ
  ・しいたけ…冬枯(どんこ)、香信(こうしん)

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  ※地域や季節により使用する種類が変化する。各々微妙に旨味が変わる。
  ※『お雑煮のだしについて参加の皆さんの家庭のだしは何か?』の問いかけで、
   博多雑煮と言えば“あごだし”と言うのが一般的だと思っていたが、
   意外にも鶏だしや昆布だし、珍しいところで神谷さんの“はぜだし”等地域によって、
   また家庭によって様々なだしであることがわかった。
   参加者のお一人に詳しい方がいらっしゃって、その方の雑煮だしの話は
   とても参考になった。

3.「だし」の効果・必要性。
  ・旨味成分…グルタミン酸・イノシン酸・グァニル酸・アミノ酸。 
  ・香り。
  ・健康効果…アミノ酸・ビタミン類⇒肥満予防・認知症予防。
  ・だしの相乗効果…感動する・ほっとする。

4.「だし」試飲。
  ①かつおだし…だしの王様・削りたてがよくでる・香りが豊富・甘い・黄金色。
  ②昆布だし…羅臼昆布より抽出・甘い・多少のとろみ・海の香りがする。
  ③しいたけ…国東半島産・甘い・香りが良い・生より乾燥した方が風味が良く旨味が出る。
  ④いりこ…新物で内臓をとらずに抽出・苦味がなく甘い。
  ⑤合わせだし…上記の4種類を混ぜたもの・各々が順番にきちんと味と風味がする・香りも甘味も増す。
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5.受講して。
  講師の調味料マイスター神谷さんの調味料講座は「砂糖」以外全て受講しています。
  神谷さんは「調味料は奥が深いです。」といつもおっしゃいます。
  私は回を重ねるごとに調味料と神谷さんに益々引き込まれます。
  調味料は欠かすことの出来ない存在で、使う種類で全く別の味に変わってしまう程、
  魅力のあるものだと毎回教えられます。
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「だし」は日本の独特の調味料で、
 ・しっかり「だし」をとることによって他の味付けを減らすことができ、減塩や減糖できる。
 ・乾燥させることにより旨味が増す。
 ・和食には欠かせない香り・旨味の重要な役割であること。
 ・私はお手軽手抜きで、インスタントだしやいりこを粉末にして使っていますが、
 本格的に贅沢にとっていただいた今回の試飲の「だし」は格別で芳醇な香りと旨味でいっぱいで、
 コーヒーや紅茶の代わりに毎日いただいてもいいくらいしっかり味があること。
 ・味だけでなく、香りでなぜかホッとする、行儀よくなってしまう。
 ・「だし」をとることは手間ひまがかかると構えてしまうが、粉末でもインスタントでも充分に
 味わうことが出来る。
等、たくさんの効果・魅力があることを学ばせていただきました。

そして大事なことは、
この日本独特の調味料「だし」を継承し、広めていけるのが野菜ソムリエではないか
とおっしゃっていました。
「だし」の奥深さと魅力を確認しました。

調味料ってスゴイ! また引き込まれました。

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レポート作成者 梅原 節(ジュニア野菜ソムリエ)

青果市場で青果の卸業に携わる。
実家が農家であることから農家野菜ソムリエを目指し勉強中。
農業と青果の流通・販売・食卓を一つで繋ぐことを目標にしています。

「金沢のつくる×3(キュービック)」

開催日時:2013年11月8日(金)ランチつきイベント
場所:渋谷シティラウンジ

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加賀野菜生産者
工芸作家
レストランシェフ 

食文化を担う3人のプロが
職域を超えて「おいしい!」を支える技と心を披露されました。

モデレーター
アクティブ野菜ソムリエ 牧野悦子さん
畑から食卓へをテーマに、野菜づくりはライフワーク
認定料理教室 旬の野菜 料理教室 主宰

シェフ
多賀伸幸 氏
約20年間、ホテルやレストランにてフランス料理、イタリア料理の経験を積む。
現在は『用賀倶楽部』『碑文谷テラス』『けやき坂ベーカリー』
『渋谷シティラウンジ』のグランドシェフを務める。
渋谷シティラウンジ「金沢カフェ」で加賀野菜メニューをプロデュース。

加賀野菜生産者
松本充明 氏
JA金沢市砂丘地出荷場大根部会部会長。
源助だいこん・打木赤皮甘栗かぼちゃを育種した祖父 佐一郎さんの遺志を
受継ぎ、源助だいこんの生産、加賀野菜のブランド化に尽力。
    

工芸作家
相川 繁隆 氏
石川県生まれ、金沢美術工芸大学卒
通産省グッドデザイン・中小企業庁長官特別賞 など受賞多数
創作のかたわら2012年まで金沢卯辰山工芸工房の館長補佐として、
若手作家の育成・支援に携わる。

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■<主な内容(予定>
第1部
 モデレーター:野菜ソムリエ
 登壇者:加賀野菜生産者、工芸作家、レストランシェフによるパネルディスカッション
・金沢での活動(農業、創作)に関する日頃の思い

3人のプロの一日のタイムスケジュールをおききしました。
睡眠時間や起床時間は様々でしたが共通点は、仕事時間はもちろん、
レシピ開発やアイデアの創出、昼寝、家族との団らん時間を
バランス良く取り入れている点でした。
ご家族の話も飛び出し、温かな人柄が伺えました。
  
・他の職種に対する印象、期待
野菜ソムリエに期待すること、次世代の若者に技術を伝承することなど
貴重な意見を頂きました。

・金沢の食を創造し、発信するには
地元に足を運んでもらい、伝統工芸と食を重ね、
常に変化しながら魅力を発信していきたいとのことでした。

最後に「プロフェッショナルとは?」と牧野さんの質問に

・加賀野菜 生産者 松本 充明 氏  野菜とお話しができる。

・工芸作家 相川 繁隆 氏 クライアントの欲しいと思うものを作れる。

シェフの多賀伸幸 氏は準備で席をはずされておりましたが、
お二人のプロから定義を頂きました。

素敵だなぁと思いました。

第2部
・加賀野菜ランチプレート試食と交流会

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【加賀野菜のサラダバー】

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【加賀野菜ラタトゥユのサンドイッチ】
 
加賀野菜の「和」のイメージを覆す
まさかのサンドウィッチとサラダバーの演出でした。

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【五朗島金時(こっぼこぼ)/源助大根/加賀太きゅうり/打木赤皮甘栗かぼちゃ】

生産者 松本充明 氏が定義する加賀野菜とは、「その時にしか採れない旬の野菜」
この秋冬は、源助だいこん、加賀れんこん、五朗島金時が旬を迎えます。
青首大根のように市場にあふれるほどの量は生産できないが、
みずみずしさ、甘味、繊維のやわらかさは格別です、と自信あるお言葉を頂きました。

私も、サラダバーのシンプルにスティック状にカットされた源助だいこんを頂き、
繊維のやわらかさ、みずみずしさに、驚きました。
そして、甘味も強く、日常で食べている大根の辛味が、全くありませんでした。
生産者 松本充明 氏はみずみずしいがゆえに「大根おろしにすると
シャビシャビになって飲む感じです」とおっしゃっていましたが、
これからの季節、みぞれ鍋や、おろし煮に使用すると甘味がぐっと強まると感じました。
もちろん、おでんや、ぶり大根にも最適です。

松本充明 氏の加賀太きゅうりのオススメレシピは、
①縦半分に切り、種を除き、味噌に漬ける
②1日くらい漬けて取り出し、味噌を取る
③そのまま食べる
生産者ならではの保存も兼ねた漬物の食べ方です。

・意見交換会

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【交流会】

つくる側、伝える側でグループワークを組み、
金沢旅行企画、パワースポットと食のコラボ企画、伝統工芸と食のコラボなど
様々な意見の交流会となりました。

生産者として土へのこだわりを伺ったところ、加賀野菜の生産地は
石川県の海沿いが中心で、砂地が多く、水はけの調整がポイントとなるということでした。
もともと、微生物の多い土ではないので、有機質の肥料を加えることよりも、
水分調整が難しいということでした。

そして、生産者の松本氏は
「ぜひ、加賀野菜の圃場を見て欲しい、
案内させて頂きたい」
と何度もおっしゃっていました。
越前ガニの季節、温泉 プラス 加賀野菜の産地見学ツアーを企画したいです。

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渋谷シティラウンジの斬新な展示と
幅広く、深い視野のモデレーター牧野さんの素敵な演出でした。

レポート作成:野菜ソムリエ 松本 絵里香
日本野菜ソムリエ協会認定レストラン 「えあん」店主
日本野菜ソムリエ協会認定料理教室 「ぐりとぐらのお料理教室」主宰

『野菜教室』 ~味わいのある国産レモン~

野菜教室 「味わいのある国産レモン」
開催日時:2013年10月28日(月)
場所:協会本部渋谷B教室

講師:荒井さなみさん(アクティブ野菜ソムリエ)
    http://ameblo.jp/sole-mare-delfino/

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今回のテーマは、国産レモン。
10月から収穫が始まる国産レモンの旬を迎え、
グリーンレモンの知識を深める講座となりました。

「み る い っていう言葉わかるかなぁ」 
清水の生産者 渡辺仁さんは、グリーンレモンを「みるいレモンとも言うね。」
と言っておりました。

みるいとは、清水(静岡県)の方言で、若い、柔かいという意味。
「ミルクとか、なんか 優しいイメージの言葉だね」と。
「あの娘、まだ みるい よね なんて使い方もするかな」なんて。

今回のレモン教室のご縁で、静岡県清水市のレモン農家 渡辺仁さんの
レモン山を訪れました。仁さんは、30年以上無農薬でレモン、ミカンを生産し
小売しております。

レモン山に入ってみると斜面が急なこと葉が柑橘かいよう病に侵されていること
直射日光を避けるように大きな木の陰に植えられていること

採りたてのレモンがジューシーで切った途端に断面がもりあがること
酸っぱくないこと などなど多くの新しい発見がありました。

仁さんは、お孫さんが生まれたばかりで、「赤ちゃんは、裸の王様だね」
「レモンも人間と同じ、子供と同じでね、愛情を注げば、自然のリズムで育っていくんだね」
なんて、温かい人柄が太陽を浴びて 生業をたてている、黒く焼けた肌に
深く刻まれた しわが、やさしく 大切なことを教えてくれました。

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レモン教室では、6種類の食べ比べ輸入の問題点グリーンレモンならではのレシピ
加工品の紹介など、主役にはなりにくいレモンの魅力を
荒井さなみさんワールドで
様々な角度から学びました。

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【レモン大根ソテー 】

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【香り爽やかグリーンレモン】

レモンの葉をかざして覗いてみたり、葉や枝を切って、香りを嗅いでみたり、
今まで体験したことのない新しい視点でレモンの魅力を発見しました。

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冷凍レモンをスライスして使用する方法も驚きでした。
色と香りが新鮮な状態で保存することができるのです!

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「今回 レモン山を訪れ、生産者 仁さんのお話を聴き、レモンをもいで、食べて、
すーっとレモンが体の中に 頭の中に入ってきた」そんな体験をさせて頂きました。
 
レポート作成:野菜ソムリエ 松本 絵里香
日本野菜ソムリエ認定レストラン 「えあん」店主
日本野菜ソムリエ協会認定料理教室 「ぐりとぐらのお料理教室」主宰

【福岡】売上が伸びる!販売力UPセミナー<野菜&果物編>

開催日・・・ 2013年10月22日(火)14:00~16:00
講師 ・・・・ 足立 みゆきさん  (アクティブ野菜ソムリエ)
場所 ・・・・ 協会本部 福岡教室


「おはようございます!
 当館お勧めのきゅうりやかぼすはいかがでしょうか!!」


本日の講師である足立先生の元気いっぱいの声から本日の講座がスタートしました。
集まったのは23名。
それぞれ5~6名ずつのグループに分かれた席に座り開始を待っていました。
先生からの第一声は教室中にしっかりと響き、一気に引き込まれていきます。

まずは先生の自己紹介から。
先生は別の業種に関わっていた頃に野菜ソムリエになられて、
野菜ソムリエとして来て欲しいと言われて現在の店舗へ入られたとのことで、
現役で売り場に立っている先生からの実践的なお話がたくさん出てきます。

第一声が "おはようございます" で始まったのにも深いわけがありました。

"いらっしゃいませ" は お店側としてお客様を迎えるあいさつだからで、
まずは人と人の関係として "おはようございます" を先に言われたそうです。
挨拶ひとつにも気遣いがすでに出ていたのです。

最初は先生から出された「販売力とは?」「好感度の○○○○○」など
テーマについてみんなで考えていきます。
また先生からは"どんどん声を出してください" と言われたのですが、
最初はみんなあまり声が出ません。
先生の明るい声に引っ張ってもらい、みんな徐々に声が出てくるようになってきました。

先生からは販売力に必要なこととして、"売り上げ目標は忘れましょう。"
との言葉がありました。
"目の前のお客様に集中することが必要です" と言われ、
続けて先生からの
"お客様が遠巻きにしていませんか"
"自分がいないときの方が良く売れていませんか" といった鋭い指摘が。
身に覚えがあるのは私だけではないようで、笑いが起きてしまいました。

お客様に伝えるためのセールストークでは、
実際に先生が売り場で伝えていることも教えてもらいました。
サツマイモは「ホクホク」きゅうりは「パリパリ」など

簡単でわかり易い言葉で伝えることや、
生産者の方と実際に話した中での印象的な話を伝えることです。
ほかにも、話すペースはお客様が歩くペースと変えることや "あと2個で完売します!"
といった売り場の実況中継を行うなど。
先生のセールストークは聞いているうちになんだか楽しくなってきます。

続いて行われたのはグループワークです。
先生が用意された3種類の胡瓜。

それぞれ3名の方が作られた胡瓜でしたが、品種はみな同じ。
少しずつ違う味や食感の違いをまずはそれぞれ考えるところから行います。
先生は売り場に立つ際に各生産者の野菜を食べ比べて、
味を確認してから販売されるんだそうです。
私も食べてみたのですが…違いが判りません。
グループみんなで話をしてみると、一番おいしいと思った胡瓜からしてみんなバラバラ。

味の違いが分かりにくい胡瓜ということでみんな悩みながらそれぞれ特徴を挙げていきます。
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そのあとは各グループから3種類の中から一つを選んで
ほかのグループの人に紹介をしていきます。
どれを選んだかを言わず、特徴を伝えて3種類のうちどの胡瓜が紹介されているのかを
ほかのグループの人が当てる、ということだったのですが、
私は全然当たりませんでした。
味の違いをしっかり理解し、ほかの人に伝えるということの大変さを実体験いたしました。

続いてPOPを手書きで作ります。

課題は「胡瓜」。
先生からのお手本も見せていただいたのですが、
とても手書きとは思えないくらいに丁寧に作られています。
わかりやすくて目を引くのです。
イラストもかわいく書かれていました。

みんなすっかり見とれてしまい、
自分の分を書くのは後回しにして奪い合うようにして見つめていました。
あんな素敵なPOPを見た後に自分で書くのは勇気が要ります。
実際の売り場ではその場でささっと書かなくてはいけなくなったり、
3色ボールペンしかなかったりと条件が揃わないこともあるので
"そんな時にもすぐに書ける訓練をしましょう" ということでした。

その為POP作成の時間は長くはありません。
迷っている時間はないのです。
POPを作ったことはありましたがパソコン頼みの私。
手書きでさらっと書くということはとても難しく緊張しました。

Photo_2

"書き終わったら、グループみんなで自分の作ったPOPを見せ合いましょう"
と言われたのですが、なんだかみんな恥ずかしがってしまいます。

そんな私たちに先生からは
"実際の売り場ではもっとたくさんのお客様にお見せするのですからね" との言葉が。

その通りですよね。
そんなわけで「えい!」という思い切りで見せてみます。

しかしみなさんとってもお上手。
イラスト入りで書かれた方や丁寧な説明を書かれた方。
同じ「胡瓜」のPOPでも同じものは一つとないし、それぞれ趣が違っています。

最後は "明日から素敵な販売員になれるように頑張ろう!"
という先生からの掛け声と
みんなの「おー!」という声で本日のセミナーは終了しました。

みんな自由に発言したり、アットホームな中にも熱意を感じました。
予定時間を上回る先生の熱意になんだか早く売り場に立って売ってみたい気持ちになった、
そんな素敵なセミナーでした。

今回のセミナーは実際の売り場での体験などいろいろな貴重な話を伺いました。
先生も自分の技術を惜しむことなく伝えてくださっていました。
大変勉強になりました。

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レポート作成者 桑原 加奈(アクティブ野菜ソムリエ)

農家の娘として農家からの情報発信について考える日々。
一番好きな野菜はアスパラガスです。

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