『野菜教室』かぼちゃ~奥深い世界~











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開催日・・ 2014年8月2日(土) 14:00~16:00
講師 ・・ 鬼丸幸子(おにまるさちこ)さん アクティブ野菜ソムリエ
会場 ・・ 協会本部 福岡教室
まぼろしのピーチってなに??
この言葉にひかれて、この講座に参加しょうと思いいざ福岡教室へ
講師の鬼丸幸子先生の、やさしい笑顔に、出迎えられ、
もうすぐまぼろしのピーチに会えると思うと期待は高まりワクワクです。
まずは、桃のお話
産地・栄養・保存方法などを、学びました。
皮のところに多くの栄養素が含まれているとのこと、なるべく皮ごと食べるよう心掛けたいですね。
桃はすぐに食べないときは、冷蔵庫保存1週間ほどもつが、甘味は、落ちるそうです。(甘味が少なくなるそうです)
桃は日持ちしないのですね。
また、桃の実は、幹から遠くについた実から熟すそうです。
ちなみに実はお尻のほうが甘いので切る時は桃の割れ目に沿って縦切りにし、皮はお尻のほうからが、むきやすいそうです。勉強になります。
次は、白桃栽培の様子
*生産者様 みやま市山川町 松尾農園 松尾さん
写真付きの説明でとでも分かりやすかったです。
6月収穫の早生品種は袋掛けしなくても、虫は付かないそうです。
また、幹の下一面に白いシートを敷き詰め、キレイな桃色になるよう工夫をされているのだそうです。農家さんは手間暇かけ、頑張って美味しい桃を栽培されていることを改めて知りました。
続いては、今回メインテーマ まぼろしの反田ネクタリンのお話です。
特徴栽培の様子
*生産者様 久留米市田主丸町 みやま農園 倉富さん
反田ネクタリンは、山梨県甲州市の、反田喜雄氏が、昭和38年に、白桃とネクタリンの自然交配種として育成した品種であり、糖度15度以上 酸味少なく白桃の味がするネクタリンです。
雨の多い九州での栽培は、非常に難しいが10年の歳月をかけ、施設栽培により実現されたそうです。
また、収穫量も10aあたり桃2トンに対し、反田ネクタリンは1トンと、半分だそうです。
しかも全国に栽培されているところは、山梨に一つそして、西日本にこの倉富さんの農園ただ一つだそうです。
これで納得!! 貴重ですしまぼろしの反田ネクタリンというわけですね。
ますます試食が楽しみになってきました。
桃類は種からは栽培に適した桃の木にはならず、原種に近い山モモなどの台木に接ぎ木をするそうです。
木の上の枝のほうが甘い桃になるらしく、下の枝は切るとのこと。
施設栽培の場合は枝をねじって、横に伸ばしているそうです。枝がねじれるなんてびっくりですね!
7月は、虫が来るので、コンフューザーという、メスのフェロモンを出す器具を付け、交尾をできなくする工夫を、されているのだとか。管理も湿度や温度、袋かけの時期 雨が続くと、落ちてしまうのだそうです。大変!!
本当に手間暇かけて育てられていますね。
ついにお待ちかねの、 食べ比べの試食タイムです。
左からネクタリン、反田ネクタリン、白桃です。
写真 丸のまま 写真 切ったもの
ネクタリン・・・果肉黄色 やはり少し酸味ありますが美味しいです。
白桃 ・・・果肉白 みずみずしい甘さで、とても美味しいです。
反田ネクタリン・・これは、皮のまま丸かじりしてください。とのことなので、さっそくがぶり
果汁がジュワ― 水分たっぷり 本当にネクタリン?というくらい甘くて白桃見たいに果肉は白でも、皮は、ネクタリンなので皮ごと食べることができ、食べやすかったです。
これはやはりまぼろしのネクタリンですね、感動しました。全国発送もされているので、
皆さんも一度 是非食べてみて、この感動を味わって頂きたいです!!
この食べ比べでもとても有意義な時間だったのですが、この後桃のレシピ紹介と試食もありました。
桃のシロップ煮 ・・むいた皮も捨てずにいれる。ほんのりピンクに色づくそうです。
桃マフィン・・桃のシロップ煮が、入った鬼丸さん手作りのマフィンふんわりとして美味でした。
桃サラダ ・・シソの葉みじん切りと、ドレッシングであえる。
生ハムと桃・・白ワインの、辛口に合うとのこと
また反田ネクタリンを使用した特別仕様のアイスを2種類頂きました。
知り合いのアイス工房さんのオリジナルで、皮まで入った、果実のうま味たっぷりのアイスヨーグルト味とシャーベット味を頂きました。
程よい甘さと、さっぱりとした味わいで、とっても美味しかったです。
最後に、こんなに充実した講座を開いていただき感謝です。
帰りは、お土産に、反田ネクタリン2個まで頂き本当にありがとうございました。
大満足の一日でした。
翌日 いただいた反田ネクタリンを、家族で、他の桃と食べ比べを、していただきました。
みんな反田ネクタリンの、美味しさにびっくり!感動していました。
今回の講座参加でき本当に良かったです。
レポート作成: 富永素子 ジュニア野菜ソムリエ
長崎にてアテンド業務 野菜を通じて新しい発見、仲間作り 地域のお役に立てることを
やってみたいと思っています。 家庭菜園により、健康づくり、ストレス解消に役立てています。
2014年7月15日(火)
VMC 食べ比べ講座 ~ズッキーニ~
●日時:2014年7月15日(火)10:00~12:00
●講師:山村友宏先生
(ジュニア野菜ソムリエコース ベジフル入門(理論・野菜・果物編)
野菜ソムリエコース 生産、流通 講師)
●企画・運営:アクティブ野菜ソムリエ 山本 久美子
●場所:協会本部名古屋教室
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久々のVMC講座に参加してきました。
本日は山村友宏先生の食べ比べ講座『ズッキーニ』です!
始まる前から、教室の感じが前と何か変ったよね~という声もちらほら。
すでに教室には8種類のズッキーニときれいに揃った花ズッキーニが
並べられていました。(花丸キュウリのイメージです)
6月末、地元の畑に伺い、ズッキーニを見てきたばかり・・・。
だが、一度にこれだけの種類はなかなかお目にかかれない!!
普段、ズッキーニの食べ比べというのはなかなか出来る物でもないし、
想像も全くつかない。
そんな、期待もあり、ついに講座がスタートしました。
まずは、ズッキーニの分類を山村先生から詳しく聞かせて頂きました。
ズッキーニは、見た目はキュウリと似ていますが、実はカボチャの一種なんですね。
ウリ科のカボチャ属 更には、ベジタブルマロー群に属しているという事。
また、ズッキーニの品種についても写真を見ながら説明して下さいました。
珍しい物では、
『UFOズッキーニ』・・・名前の通りUFOの様な形のズッキーニ
『グリーンパンツ』・・パンツをはいている様なツートンカラーのズッキーニ
などなど、さまざまな形や色・世界各国の物も紹介して頂きました。
写真を見ながらの栽培事例では、
(規模は全く違いますが・・・)実際に家庭菜園をしている私にとって、
昨年は失敗に終わり今年はリベンジの2年目!なので、
しっかり聞いてズッキーニを収穫出来るまでに育てたいな。
という意気込みで講義に聞き入っていました。
後半には、楽しみにしていた8種類のズッキーニの食べ比べが登場してきました!
ソテーされた香ばしい香りが、教室中に広がりはじめました。
配られると皆、すぐさま試食!
ソテーされた黄色・緑・薄緑・縞(黄色・緑)の輪切りのスライスが5種類と
生食の縞・緑があり、しっかり覚えておかないと忘れてしまいそうなくらい。
もう一皿には、丸ズッキーニの黄色・緑とUFOズッキーニ、そしてこちらも生食がありました。
こんなにじっくりズッキーニを頂いた事はこれまでの人生でなかったのですが、
やはり、1つずつ違うんですね~!
野菜にも個性があるんですね。
《感想》
*黄色は比較的、くせがなく食べやすい。
*UFOズッキーニは種の量によって、しゃきしゃきと歯ごたえが違っていた。
*生食でも青臭さはない。
*油との相性がいい。
私達がズッキーニの食べ比べで盛り上がる中、野菜ソムリエの山本久美子さんが、
「花ズッキーニのフリッター」を揚げはじめていらっしゃいました。
匂いと音にそそられ、レシピもその場で教えて頂きました。
フリッターが配られ手に取ると、ずっしりとした重量感!
そして、きれいに丸ごと1本揚げられていました。
花もオレンジ色を残しつつ、炭酸水を使用したという事でふっくら仕上がっていました。
幼果もホクホクとした食感で頂けました。
続いて、野菜麺の登場!!
亜麻仁油と麺つゆをかけて頂く、これがまたいくらでも食べられてしまう・・・。
ソテーしたり、切って生で食べるのとはまた違って、
この時期にはさらさらっと口に入る。
いつも、ありきたりなズッキーニの食べ方をしていた自分。
今後のワンデイシェフの為にも、今日からは、少し挑戦したレシピを作ろうと、
目標ができた講座でした。
最後になりましたが、
山村先生からズッキーニの詳しい講義以外にも
病害虫のお話し、今が旬のナスについてもご紹介頂きました。
たっぷり、学んだ2時間でした。ありがとうございました。
また、8種類ものズッキーニを暑い中、ひたすら焼いて準備して下さった
名古屋支社の方々、ズッキーニ・花ズッキーニを一生懸命、手配して下さった
企画・運営の山本さんに感謝を伝えたいと思います!
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【レポート作成者】
アクティブ野菜ソムリエ 別府 日都美