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【名古屋】愛知の野菜を知ろう ~田中先生と伝統野菜 てんぐなす を食す会~

愛知の野菜を知ろう 
~田中先生と伝統野菜 てんぐなす を食す会~

●日時:2014年7月26日(土)11:00~13:00

●講師:田中稔先生
        (ジュニア野菜ソムリエコース ベジフルクッカリー講師)

●場所:食堂ハタケタナカ

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今日の講座はレストランイベント!
場所は田中先生が手がけるお店、食堂ハタケタナカでの開催です。

てんぐなすとは・・・
奥三河で種とりをし続けているナスの一種で、愛知県の伝統野菜に指定されています。
見た目はとても大きく、人の顔以上の長さがあります。もちろん重さもずっしり。
皮は薄く、果肉はやわらかく水分を多く含んでいるため、おいしいとの評判です。
ナスの側面から天狗の鼻のような突起がニョキっと出ることもあるそう!
今回の材料用に仕入した50本の中に唯一あった、
まさに天狗鼻を持ったてんぐなすも見させてもらいました。
かわいいです!

明るくて開放感抜群の店内は満席!参加者と田中先生の熱気で満ち溢れています。
あいさつもそこそこに、さっそくてんぐなすを使ったお料理が出てきました。

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まずは蒸してんぐなすのサラダです。
4切れあるてんぐなすのうち一切れは生のままでしたが、生でもアクもなくおいしい!
やはり新鮮なものはアクが少ないそうです。
オクラやミニトマトのしっかりした食感の中に、
蒸したてんぐなすのとろっとした柔らかい食感が際立っていました。

続いてはランチプレートです。

厚焼き玉子
畑のジャガイモサラダ
かぼちゃコロッケ
トマト・緑野菜のごま油和え
炒めてんぐなすのだし醤油かけ

そしてご飯はとうもろこし入りのとうもろこしご飯
汁物にはこれまた焼きてんぐなす入りのお味噌汁をいただきました。

どのお料理も素材そのものの味を生かす味付けで調理されており、
彩り、形や盛り付けにも田中先生のこだわりが伺えます。
肝心のてんぐなすの味はと言えば、炒めてんぐなすのだし醤油かけは
かなり厚切りにされたナスが
やわらかーくなっていて、うまみがぎゅっと詰まっているようです。
箸で割けるとろっと感。決め手はフタを閉じて蒸し煮の状態にするそうです。
シェフならではのひと手間まで惜しみなく教えていただきました。

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最後にてんぐなすのキャラメル煮ロールケーキもでてきました。
ロールケーキの芯の部分に、キャラメル煮にして甘くなったてんぐなすが
入っているものです。
野菜スイーツでありがちな、野菜の原型を留めないスイーツではなく、
ナスが真ん中に存在感をはなっています。
甘いナスを今まで食べたことも考えたこともなかった私は、恐る恐る口に入れてみました。
その瞬間の衝撃といったらありません。
噛むとじんわりと広がる程よいキャラメルの甘みと、それに負けないナスの旨み。
それを包むスポンジのコラボはもう最高でした!

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今回の講座にはてんぐなすを食すだけではなく、
実際に生産していらっしゃる方をお招きしており、
食事の合間に田中先生や参加者の方からの質問に答えていただきました。
てんぐなすは一つの実が大きくなって収穫に至るまで、実に約1か月も要するのだとか。

そんなに大きな株なので、ノリの養殖で使われていたノリ網で、
枝が垂れ下がらないように上から支えているそうです。
さらに生産者ならではの食べ方で、焼きナスの方法を教えてもらいました。
その方法に参加者のみなさんも驚きを隠せない様子で盛り上がりました。

今回の講座では田中先生の軽快なトークと
生産者ならではの栽培の話を聞き、さらにてんぐなすを様々な
おいしい調理法で食べ、新たな魅力を知ることができました。
田中先生、てんぐなすの生産者さん、有意義な講座をありがとうございました。

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【レポート作成者】
野菜ソムリエ 小笠原 直美