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 【名古屋】野菜ソムリエコミュニティあいちコラボ企画

野菜ソムリエコミュニティあいちコラボ企画☆デンパークで梨生産者との勉強会

●日時:2014年8月2日(土)10:00~12:30

●講師:猪飼孝志氏
(梨生産者、愛甘水・甘ひびきの育成者)

●場所:安城市 デンパーク

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今年もの季節がやって来ました。
シャリっとした食感、瑞々しい果肉、清涼感のある香り…
の魅力はたくさんあります。


今日は安城デンパークにおいて「梨名人」猪飼孝志氏をお迎えして梨の勉強会です。
新しい品種「甘ひびき」の食べ比べとお話が聞けることがとても楽しみです。


まず梨についてコミュニティあいち代表の森さんからお話がありました。
  

<原産地> 中国、朝鮮半島
 
 

 中国や朝鮮半島から導入されたという説   
 日本に古くからある野生種(ニホンヤマナシ)から改良されたとする説   
 二つの説がある。


<栽培の歴史> 

梨は日本で栽培される果物の中でも歴史が古く、弥生時代にはすでに食べられて
いたそうです。
江戸時代には品種も増加し、明治以降に現在のような甘味が強く果肉のやわらかい
梨に品種改良されました。

梨の話、栽培の歴史は興味深いお話でした。

そして笑顔が素敵な”梨名人”猪飼孝志氏の登場です。

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猪飼氏は安城市で極早生品種の「愛甘水」を自ら育成し、晩成品種と組み合わせた
長期出荷体制を確立しました。
また「愛甘水」の品種登録から20年、2010年に新品種「甘ひびき」を登録し、
地域への普及を展開中です。
現在安城市の産直店舗2か所のみで限定販売している「甘ひびき」のお話です。


甘ひびき 
 ・愛甘水を親に赤梨の特性をもった新品種
 ・幸水より大玉(大きいもので800g以上)
 ・糖度は13度以上と甘味が強く多汁で繊細な果肉
 ・完熟させて収穫する         などの特徴があります。 

農家にとっても生活者にとっても良い品種を作ろうと種を蒔き、接ぎ木をし、
美味しくて病気になりにくいものを何十年もかけて探します。
100個の種は100種類のものになり、ひとつも同じものは出来ません。
偶然と偶然が重なって新しい品種が出来るそうです。
何十年かかってもそれは苦労ではなく、楽しくて仕方がないと言われたことがとても印象的でした



いよいよ食べ比べ です。

『極早生の愛甘水』
『甘ひびき』
『幸水』 
       の三種類をそろえることが出来る日程が難しかったそうです。

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その御苦労に感謝して大切に味わおうと思いました。
初めて食べる甘ひびきがとても楽しみでした。

外観、甘味、食感、清涼感、香りなどについて皆でゆっくり味わいました。

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好みは人それぞれですが、甘ひびきの人気は高かったようです。

梨の品種は早生から晩成まで特徴のある品種がたくさんあります。
甘味、食感、清涼感、香りもそれぞれ違います。
皆さんも時期を逃さないように食べ比べをしてください。 
また、新品種「甘ひびき」も食べてみてくださいね。

甘ひびきを20年かけて作った猪飼氏のお話は力強く、情熱が伝わってきました。
何十年もいろいろ試して偶然と偶然が重なって新しい品種が出来ると言われましたが、
単なる偶然ではなく何十年間かけて作り出した賜物だと思います。

また、デンパークに猪飼氏が植えた梨の木がたくさんありました。
見ながらのお話はまた格別で、時間が経つのも忘れてしまいそうでした。
多くの質問にニコニコと本当に嬉しそうに話される猪飼氏、
なかなか聞くことの出来ない貴重な話、参加しないと出来ない体験が出来て有意義な時間となりました。

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猪飼氏、そして企画開催された皆さん、ありがとうございました。
また参加したくなるような講座でした。

≪レポート作成≫
シニア野菜ソムリエ小川由美子