青果物セールスコミュニケーションセミナー
日時 :平成26年7月16日(水)10:00~16:50
場所 :協会本部 渋谷A教室
講師 :岩崎真理子 先生
http://www.iwasakimariko.com/
当店は日本野菜ソムリエ協会認定青果取扱店ですが、
青果店スタッフとして
「お客様に対しての接し方や話し方、セールスの仕方、自己流だけど大丈夫か。」
そんなことを日々考えながらお店に立っていました。
そんな時、「青果物セールスコミュニケーションセミナー」の開講を知りました。
講師は、岩崎真理子先生。
「話し上手で相手を飽きさせない、笑顔の素敵なパワフルな真理子先生だから、
きっと勉強になるに違いない」
と自分磨き、自分確認をするために受講を決意。
その通りでした!!眠くなる暇もありません。
学ぶこと・納得すること・確認できたことがいっぱいの素晴らしい講座でした。
当日の朝、教室に入ると、さすがの真理子先生。
参加者みんながお友達!!
みたいな雰囲気を作り出してくださり、さっそく名刺交換からスタートでした。
4コマの授業、最初は基礎的な話し方レッスン。
参加者の自己紹介から始まります。
自分を野菜や果物に例えて、
なんで自分はその野菜なのかを発表します。(今回は鮮魚の方も!)
もうこの時点で参加者とのコミュニケーションは出来上がっています。
そこから、本題。
お客様を惹きつける声の出し方を学ぶため、
口の開け方、発声・発音の仕方、姿勢、呼吸法のレッスン。
次に、お客様が求めている接客について学びます。
それに応えるために私たちが身につけなくてはいけないことは多々あるのですが、
特に、身につけるべき接客話法、
そして、売り上げを上げる接客トークのポイントを教えていただきました。
うちの店舗では、お客様が来店してくださったとき、
「いらっしゃいませ」ではなく、
「おはようございます」「こんにちは」でお迎えしています。
別に決めごとになっているわけではないのですが、まず「あいさつ」。
でも、これが良いことなのか悪いことなのか。
普通は「いらっしゃいませ」がスタンダードですよね。
うちって変わってるのかな?なんて思ったりしていましたが、
真理子先生が「こんにちは」の秘密についてお話ししてくださる中で、
間違っていないことがわかり、ホッとしています。
2コマ目、売り上げを上げるための話術レッスンでは、
「伝える力」をつけることが大事だと勉強しました。
お客様は、買う時に「自分の生活にプラスをもたらすか」を考えて買っていきます。
楽しい食事風景や家族の笑顔が見えるような、そんな風景がトークから連想できたら
「買っていこう!」と思ってくれるのです。
相手を思いやれば自然と相手に伝わっていくんですね。
そして3コマ目に、話す(トーク)と同じくらい大事な
「聞くこと、聞いてあげること」について。
話し手に信頼感を与える「傾聴」と、
気持ちをあるがままに受け入れる「受容」の大事さを学びました。
お客様の中には話を聞いて欲しくて買い物に来てくださる方がいます。
話をしたいがためにわざわざ忙しい時間帯をずらしてきてくれます。
聴くことに専念し、あいづちをうったり同調したり…満足すると買い物をして帰っていきます。
こういったお客様への対応についても「これでいいのかなぁ?」思っていた一つでしたので、これも解決。
最後は、現場で売り上げを劇的に変えるコツについて。
重要なのは、5感に迫る「AIDA」の法則。
パッケージ、チラシ、ポップなどで注意を引き、試食をさせ、商品に関心を持たせ、
商品説明等で買っていただく!!という流れが大事。
売れないときは「風」を起こすことも必要。
一日の講座で学んだことは数多く、納得するものばかりでした。
自分が今までしてきたことがおおむね外れていなかったことが確認でき、
そしてぼんやりと抱いていた疑問に対して
真理子先生ならではのわかりやすい理論で納得できて、安堵しました。
そして、これからやらなくてはいけないことも新たに見つけることができました。
顧客の立場に立って物事が見られるよう、
喜んでいただけるように努力していきたいと思います。
◆プロフィール
下田祐子(野菜ソムリエ・日本野菜ソムリエ協会認定青果取扱店 八百健ストアー)
東京江戸川区で地域密着型の青果店でお客様とのコミュニケーションを大事にしています。