『野菜教室』梨みずみずしい果実~梨~
美味しく楽しく野菜生活を楽しもう!
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■日時 2014年9月16日(火)19:00~21:00
■場所 日本野菜ソムリエ協会本部 渋谷教室
■講師名 アクティブ野菜ソムリエ 鵜藤佳奈さん
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*******みずみずしい果実~梨~*******
梨はいろいろな品種が出ていますが、多くの品種を一度に味わう機会がなかった為、
参加させて頂きました。
講師の鵜藤さんの講座は以前のアスパラガスの時にも参加をさせて頂いています。
その時も盛りだくさんの内容でしたので、今回も楽しみに参加させて頂きました。
実は鵜藤さんが講師をされる「野菜教室 梨」は昨年に続き2回目なのだそうです。
鵜藤さんは千葉県松戸市の出身で、松戸市といえば梨に大変縁のある土地です。
なので、梨の講座をしたいという鵜藤さんの思いが実り、
昨年初めて梨の講座で野菜講師の講師デビューをされました。
今回は昨年よりさらにパワーアップをされたい!という希望で
第2弾となったという経緯を話して下さいました。

最初に「酵素について」の話がありました。
酵素の種類や特徴についても話して下さいました。
そして、タンパク質分解酵素が本当に働くのか?についての実験もして下さいました。
キウイ、パイナップル、梨、人参、大根をそれぞれのゼリーの上にのせ、
溶け具合によってタンパク質分解酵素が働いているかという実験です。
結果はキウイとパイナップルが特にかたまりにくく、
タンパク質分解酵素が特に
はたらいているという結果になりました。

ワークショップは、酵素たっぷり?!オリジナル焼肉のタレ作りをしました。
梨(おろし、角)、煮切り赤ワイン、ゴールドキウイ、パイナップル、
おろし玉ねぎ、みそ、しょうゆ麹、白ごま、コチュジャン、にんにく、しょうが、ごま油で、
1人ずつそれぞれ好みの配合で作るというものです。全部入れをする人、
酵素の入ったものにこだわる人などそれぞれの個性が出て
盛りあがるワークショップとなりました。

次に「なしを知る」をテーマに、梨の花はどれかというクイズがありました。




梨といえばバラ科の果物ですが、今回選択肢の4つはどれもバラ科の花だった為、
難しいクイズでした。
そして、今回受講された伊藤友子さんのお母様が作られたという
梨の歌も紹介して下さいました。
次に、なし年表の紹介もありました。
歴史や文学の授業で聞いたことのある人物や作品も
登場したこともあり、引き込まれました。
そしてその中でも、特に梨好きな正岡子規の梨のエピソードを
紹介して下さいました。
梨以外にも果物全般を好み、その思いが情熱的にかかれている資料も頂きました。
そして、梨の栄養や効能についてや、主な産地、収穫量について話がありました。
赤なし、青なしの違いの説明や、代表なし4品種の紹介。
「幸水」 「豊水」 「二十世紀」 「新高」




次に、人気急上昇!おすすめの4品種の紹介がありました。
「南水」 「秋月」 「かおり」 「にっこり」




さらに全国ご当地ブランド梨ということで、
・刈屋梨(山形県庄内地区)、
・生水(神奈川県生田地区)、
・呉羽梨(富山県呉羽山地区)、
・鞍月(市川県金沢市鞍月地区)、
・日田梨(大分県日田市)
の紹介がありました。
中には直売所でもほとんど並ばない珍しい品種の
梨もあるときき、今度調べてみようと思いました。
次に「なし」を感じるということで食べ比べをしました。
A.八幡梨 B.志太梨 C.豊水 D.南水 E.あきづき F.八達 G.二十世紀 H.かおり
梨に限ったことではありませんが、味には人それぞれ好みがあります。
今回参加された方は、
シャキシャキで甘い梨を好む方が比較的多いことが
今回の食べ比べでわかりました。
最後に、なしレシピの紹介がありました。
実際に試食したのは「梨と押麦のカラフルサラダ」
「角切り梨とひき肉のアジアンご飯」
「梨のバターソテー 金木犀の香りのジュレを添えて」です。

「梨と押麦のカラフルサラダ」では梨のシャキシャキ感を、
「角切り梨とひき肉のアジアンご飯」では梨の甘みを出したり、
梨のよいところを活かすレシピでした。
2時間とは思えない程、密度の濃く素敵な講座でした。
ありがとうございました。
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レポート作成:アクティブ野菜ソムリエ 斎藤 里織
ブログ:前向きフードLIFE
ブログ:前向きフードLIFE
食関係のスクールで事務の仕事をしながら、野菜ソムリエとして活動しています。
野菜・果物を通して人を助けたり、笑顔にできる活動にてがけていきたいです。
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