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2014年12月

愛知の野菜を知ろう ~田中先生と伝統野菜 八名丸里芋 を食す会~

愛知の野菜を知ろう ~田中先生と伝統野菜 八名丸里芋 を食す会~

日時:2014年11月14日(金)11:00~13:00
講師:田中稔先生
        (ジュニア野菜ソムリエコース ベジフルクッカリー講師)

場所:食堂ハタケタナカ

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今回の講座は、田中先生が手がけるお店、
食堂ハタケタナカにてレストランイベントでした。

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前回のレストランイベント時の宣言どおり、
伝統野菜 八名丸里芋」がテーマとなりました。


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あいち伝統野菜に指定される八名丸里芋は、
子イモ、孫イモを食用とし、肉質がとてもやわらかく、粘り気のある美味しい里芋です。





この講座は、八名丸里芋をふんだんに使った料理が並び、
その料理を食べながら田中先生のお話を聴くという贅沢な講座です。


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料理は、 ・里芋のオリーブオイル味噌煮 (盛り合わせ)
・八名丸里芋と銀杏の明太子和え ・宮重大根ビール漬け
・里芋ごはん ・畑の野菜汁 ・里芋のから揚げ メープルシロップ などなど。。。


味はどれも美味しく、里芋好きにはたまらないメニューでした。


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その中でも、デザートとして出された里芋のから揚げ 
メープルシロップが今までに食べたことのない食べ方でしたが、
香ばしくねっとりとした食感でメープルシロップとも良く合い美味しかったです。





先生は、八名丸里芋を栽培されているということで、
現物を見せていただくことができました。

親芋に子芋、孫芋が寄り添うようにできている様子が見て取れました。

また、八名丸里芋以外に、あいち伝統野菜の方領大根、
宮重大根も見せていただくことができました。

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こちらも先生が作られた大根です。
先生のお話は、八名丸里芋だけに収まらず、農業に関するお話、
農家の方の苦労話など多岐にわたるものでした。

実際に野菜を栽培されている先生のお話は、
説得力があり話に引き込まれます。

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後半には、新城市からJAの方がいらっしゃり、
生産現場のお話や良い里芋の見分け方保存方法についても
教えていただくことができました。

今回の講座は、八名丸里芋を色々な形で食すことができ、
田中先生やJAの方から勉強になる内容の話を聞くことができ
意義のあるものとなりました。

最後に、田中先生をはじめ、食堂ハタケタナカのスタッフの方、
遠く新城市からお越しいただいたJAの方、協会スタッフの方、
有意義な時を過ごすことができたことに感謝いたします。
ありがとうございました。

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レポート作成
野菜ソムリエ 勝股英昭

野菜ソムリエサークル~ゲスト:朝岡 せん~

野菜ソムリエサークル~ゲスト:朝岡 せん~

日時:2014年12月1日(月)10:30~12:00
ゲスト:アクティブ野菜ソムリエ 朝岡せん さん
場所:協会本部名古屋教室

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野菜ソムリエサークル テーマ:「なりたいワタシになる、たったひとつのコツ。」
ゲストは野菜×薬膳の講座などで活躍されている朝岡せんさん。

これからの夢や目標のために、また今後の活動のヒントを
みつけるために参加された方々と 朝岡さんを囲んでのサークルがスタート。

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はじめは参加者の方の自己紹介。
その後は朝岡さんご自身のことについてのお話を伺いました。

資格取得のきっかけ、資格取得後の活動から
薬膳をコラボさせた現在の活動に到るまで、
朝岡さんの経験や体験をもとに、
感じたことや苦労したことなど幅広くお話いただきました。

その中で活動していくにあたっての大事なポイントを教えていただき、
参加者の皆さんも個々に考え、アウトプットする場面もあり
とても有意義で和やかな雰囲気でした。

後半は朝岡さん特製の薬膳お菓子を食べながらの質問タイム。
・野菜ソムリエとしての活動で一番最初のスタートは?
・講師として気をつけていることは?
・講座での大失敗は?
・レシピを作るときに気をつけていることは? などなど。

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最後は参加者皆さんで名刺交換など交流をして終了。
今後の活動のヒントが得られた、
また一歩踏み出したくなる、そんなサークルでした。

キラキラせんさん。ありがとうございました。

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レポート作成
野菜ソムリエ
山本久美子

『野菜教室』サトイモ
年末年始にかかせない!

美味しく楽しく野菜生活を楽しもう!
 
野菜ソムリエによる「野菜教室」って?→クリック
 
■日時 2014年12月18日(木)19:00~21:00
■場所 日本野菜ソムリエ協会本部 渋谷教室
■講師名 福島 玲子さん ブログ:簡単おうちごはん
     アクティブ野菜ソムリエ/ジュニア食育マイスター
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*******年末年始にかかせない!~サトイモ~*****************
 
寒い冬は温かい料理が食べたくなりますよね。
その代表的なものに豚汁やけんちん汁があります。
そしてその中に必ず登場するのがサトイモ。サトイモには沢山の種類があることは
知っていましたが、なかなか口にする機会がありませんでした。
今回はいろいろな種類の食べ比べを楽しみに参加しました。
 
教室に入ると・・・
机の上には初めて目にする採りたてのサトイモのかたまり、そして何種類ものサトイモが
並べられていました。
 
講義が始まる前からワクワクしてきました。
 
野菜を食べよう
 
まずは野菜の話から始まりました。
野菜は赤、黄、緑、紫、黒、白と色とりどりできれいです。
野菜を選ぶ時にその色に注目すると自然といろいろな野菜をまんべんなく
食べることができます。そして、その野菜の色はファイトケミカルといって
野菜自身が紫外線から身を守るための自己防衛で抗酸化作用を持つものです。
野菜を食べることで私達もその恩恵を受けることができます。
野菜の生きていく力が私達が健康であるための力になるのですね。
 
サトイモについて
 
サトイモの原産地はインドおよびインドに隣接する中国です。
暖かい地域で作られたものなので、低温と乾燥には弱い野菜です。
ですので、保存する際には冷蔵庫ではなく新聞紙に包んで泥つきのまま冷暗所
おいておくと長持ちします。
 
サトイモの皮をむいた時に赤い筋が見えることがありますよね。
これは保存した時の温度が低すぎるとできるそうです。体に害はないのですが
筋張ってしまい食味も落ちるので取り除いたほうが良いそうです。
 
また、サトイモは稲よりも古くからある野菜で長い間日本人に親しまれてきました。
古代の人も食べていたのかと思うと不思議な気持ちになります。
 
日本の各地域で特色のあるサトイモが作られていますが
、寒い北海道だけは作られていません。
生産量の一位は私が住んでいる千葉県であることを知りました。
 
しかし、産出額の1位は一つの価値が高いサトイモを作っている埼玉県です。
生産量と産出額は比例しないものですね。
 
サトイモをよく見ると、縞模様がありますが、これは成長していく過程でできるもので、
この縞がはっきり見えて丸みを帯びてふっくらとしたものを選ぶとよいそうです。
 
きぬかつぎといってよく初詣に行った時に露店で売られていますよね。
これはサトイモを皮ごと茹でて塩などを振っていただく食べ方で
平安時代の女性の被り物であるきぬかつぎから命名されたということです。
今までそういう種類のサトイモだと思っていたので勉強になりました。
 
サトイモ栽培
サトイモは3月~4月頃までに種芋を植え付けます。
そこから収穫するまでの間にかなりの手間ひまを要します。
まず6月に泥よせといってサトイモの頭が出ないように左右から土を
かぶせます。サトイモは暗い所で育っていくので日に当たってしまうと
ひびが入ってしまうそうです。
 
そして、8月~9月の子芋が成長していく時期には水をきらしてはいけないそうです。
水を切らすとひび割れして大きくならないからです。
 
10月に収穫しますが、そのあとに親芋から子芋、孫芋を離して等級分けをします。
等級はなんと10段階もあります。とても手間のかかる作業です。
親芋に沢山の子芋、孫芋がついている掘りたてのサトイモを初めて見ました。
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講師の福島さんが一つ一つもぎとり、みんなで数えていくと29個もありました。
収穫する時はサトイモの周りの土を掘り起こして芋の外側から掘るように
するそうですが、これも重労働のようです。
 
サトイモは連作障害が出る野菜なので、毎年同じ畑で栽培できず、畑を4等分にして
4種類の野菜を植え毎年ずらしながら栽培していくなどして工夫しているそうです。
講師の先生から生産者の方の生の声を聴けるのも野菜教室の魅力の一つです。
 
食べ比べ
いよいよ楽しみにしていた食べ比べの時間になりました。
サトイモの展示品種は10種類!ととても豊富です。
 
 土垂  蓮葉芋  八つ頭  丸系八つ頭  悪戸芋
 からとり芋  タケノコ芋  海老芋  セレベス ⑩ 芋茎
 
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その中で今回は②、④、⑤、⑥、⑦、⑧の6種類を食べ比べました。
 
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ねっとりしたもの、ほくほくしたもの、甘みが強いものそれぞれに良さがありました。
 
色も白いものから少し灰色がかったもの、黄色みがあるものと一つ一つ
違いがみられました。
私はその中でもサツマイモに味が近い④の丸系八つ頭が一番好みの味でした。
ほかの方からの人気も高かったです。
⑧の海老芋は唐芋を何度も何度も土寄せをして海老のように少し曲がった形
作りあげたもので、京都の伝統野菜の一つです。
⑦のタケノコ芋も掘りたてを見せてもらいました。
芋についている皮を一枚一枚むいていくとタケノコのような形の芋になっていきます。
 
サトイモのレシピ紹介
 ~クリスマスメニュー~
 
サトイモのイタリアン風トマト煮
サトイモの黒ゴマバター和え
 
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普段サトイモを料理する時は和風にすることが多いので、
洋風の味つけはとても新鮮でした。
トマト煮は蓮葉芋を、バター和えはタケノコ芋を使っていました。
 
蓮葉芋は普段口にすることが多い土垂芋に味が似てさっぱりしているの
トマト煮に向いていると思いました。
 
タケノコ芋は京芋とも呼ばれているもので、ほどよい水分が感じられ
バターのコクとよくマッチしていました。
 
最後は講師の福島さんが生産者の方から頂いたサトイモを
参加者の皆さまで分けました。
私も親芋からもぎとった子芋とタケノコ芋をいただきました。
タケノコ芋はまだ皮が青くてむきづらいため少しの間逆さまにして土の中に
埋めておいたほうが良いということなので、まだ土の中にあります。
食べるのを楽しみに待ちたいと思っています。
 
野菜教室は講師の福島さんの温かいお人柄を感じながら
お話を伺ったり、サトイモを味わったりとアッという間の2時間でした。
講師の福島さん、ご一緒した皆様ありがとうございました。
今回、勉強したサトイモの種類を見つけたら、是非!購入して料理してみようと思います。
 
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レポート作成:ジュニア野菜ソムリエ 小澤 真弓
野菜ソムリエ1次試験合格☆2次試験がんばります!
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この度ご協力頂きました皆さま本当にありがとうございました。
 
・なるかわ農園 http://profile.ameba.jp/oyasai-dayori/   鳴河一成さん
・グリーンショップはらだ http://www.haradayaoya.com/  山口美香さん 
・農所 台所」 farm&kitchen  http://ameblo.jp/etsumaki/  牧野悦子さん
 
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
2014年度の最後の野菜教室は「年末年始に欠かせないサトイモ」の魅力を
この時期に学んで頂きたく開催いたしました。又、クリスマスパーティーメニューにもぜひ!
講師の福島さんの優しい愛情により、学ぶことの楽しさ を感じた講座となりました。
 
今後も野菜教室では野菜ソムリエがテーマ野菜について
詳しく、楽しく皆様にお伝えしていきます。
日本野菜ソムリエ協会 野菜教室

【乾しいたけを進める会アカデミックレストラン】知っているようで知られていない 乾しいたけの魅力




日本産・原木乾しいたけをすすめる会アカデミックレストラン
「知っているようで知られていない 
乾しいたけの魅力 」

【開催日時】
2014年 12月16日 12:00~14:00

【場 所】
ヤマガタ サンダンデロ 銀座

【講 師】
アル・ケッチャーノ シェフ         奥田 政行 シェフ  
日本産・原木乾しいたけをすすめる会 顧問  小川 武廣  氏
野菜ソムリエ・大分乾しいたけ 食の伝道師  岩崎 真理子 さん


そうでした!アカデミックレストランの魅力のひとつ、レストランや講師の皆様、スタッフ、お客様が「一体となり感動する!」それがアカデミックレストランの醍醐味です!!
テーマは「乾しいたけ」!!!

(※干ししいたけ=天日干しのしいたけ・乾しいたけ=乾燥機で乾かしたしいたけ)

 
最初に、乾しいたけについて少し勉強しました。小川先生のお話です。

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生しいたけは、実は昭和20年ころから食べるようになったのですが、干ししいたけの歴史は1000年以上前からあるそうです。そんな乾しいたけには、栄養がたっぷり!健康パワーについて伺いました。

【乾しいたけの栄養】

 旨み成分(グアニル酸)が、生しいたけの10倍
 …乾燥機で乾かして細胞を壊すことにより、旨み成分が増える
 
 ビタミンDが多い…これは70年~80年前から分かっていたそう 
 血圧やコレステロール値が低下すると言われる 
 カリウムが多く生活習慣病予防に 
 レンチナン…Β―グルカンの一種で、抗ガン作用、坑腫瘍作用があるとされる 
 食物繊維が豊富 

岩崎真理子さんからは、乾しいたけが出来るまでに、多くの方々の「手」がかかっている事を伺いました。木を切って、乾かして丸太にするのに40日、その後チェーンソーで切って、しいたけ菌を打ち込んで1年。やっと原木ができ、生しいたけができ、収穫して乾しいたけにして、選別してビニールに入れて段ボール箱に入れて、輸送して、、、、一連の作業は人の「手」によって行われていること。まさに、「あちこち駆け走り回ってくれた人」に対して「ご馳走様」なのだと実感しました。
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大分県は、乾しいたけ生産日本一ですが、実は山形県でも生産しています。そんな山形を代表する奥田シェフのお料理が運ばれてきました!!!

基本的に、全てのお料理は薄味で素材の良さを最大限に生かしてあります。調味料は殆ど使わずさっぱりしており、無理なくスルスルと細胞へ吸収されていくため、食べていて「疲れない」ですし、全く喉が乾きませんでした。

   【1皿目】牡蠣と白菜の乾しいたけパウダー
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しいたけの戻し汁で白菜を煮て、牡蠣を入れてお皿に盛り、上からパリッパリの春巻きの皮をまぶしたもの。春巻きの皮は短冊に切って揚げてあり、カレー粉と塩で味付け。ベビースターラーメンのようです。スープと春巻きの皮が絶妙に融合し、乾しいたけの風味にカレーのアクセント!そして乾しいたけの実の、コリコリっとした食感が美味しさを引き立てます。



   【2皿目】乾しいたけとキノコのフェデリーニ
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乾しいたけの戻し汁でパスタをアルデンテに茹でて、そこへ敢えて「生のしいたけ」を入れてあるのは、他のお皿で登場する乾しいたけ自体に飽きないように、とのはからい。乾しいたけのダシと水だけのパスタ!ほんの少しディルをまぶしてあるのは、なんと、きのことディルを合わせると「苔」の香りがするから、だそうです。それにしても、殆ど味付けしてないのに、この風味と奥深さと満足感!お皿に残ったソースもパンに付けて頂きます。

   【3皿目】乾しいたけと鮭のアクアパッツア
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鮭とアサリ、そこへ乾しいたけ、ドライトマトが加わり、旨み成分のカルテット!醤油の代わりに使ったのはブラックオリーブ。そして、誰もが驚いたのは、鮭の骨!鮭の骨を
130°で25分程火を通すとトロトロになり、スモークサーモンの実を食べているようなコクと甘み。「鮭の骨がこんなに美味しいなんて!」という声が、アチコチから聞かれました。和風なアクアパッツアのスープも、もちろんパンに付けて頂きました。

   【4皿目】乾しいたけのアルフレッド風フェットチーネ
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もともとはマッシュルームで作るイタリアの伝統的なパスタを、今日は乾しいたけで!ベーコン、玉ねぎを炒めて、生クリームと、ほんの少しのグラナパダーノチーズを降りかけて頂きました。ずっと食べていたい、と思う程さっぱりしたクリームパスタです。

   【5皿目】牛タンの煮込み 乾しいたけの赤ワインペースト
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牛タンを乾しいたけの戻し汁と赤ワインで、肉がトロける程煮込みました。牛タンは、口の中で、まるでフォアグラのように溶けていきます。彩りのパセリは、敢えて日本のパセリ。それが牛タンに合うのです!実は、お肉とお酒が苦手な私が、何年ぶりに口にしたのか思い出せませんが、今日だけはお肉とワインで煮込んだこのお料理を、体が求めていた気がしてなりません。

 【6皿目】ミルクジェラートに乾しいたけパウダー
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乾しいたけのパウダー?どこにあったのかな?同じテーブルの皆様が、口をそろえておっしゃっていました。細かいシリアルのようなものに、乾しいたけのパウダーが混ざったものがジェラートに振りかけてありましたが、乾しいたけの風味というより、ココアかチョコレートのような風味がほんのりと!旨み成分のグアニル酸が甘いジェラートと混ざると、ココアのような風味になるのかな、と、私の味覚は感じています。

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奥田シェフは、乾しいたけを戻す時の温度まで考えていらっしゃるとのこと。氷水に入れて一晩かけて戻すそうで、その方がコリコリした歯ごたえが残り、イタリアンにはマッチすると言うのです。また、乾しいたけを、①味 ②ヌメリ ③香り ④ 食感 の
4つに使い分けていらっしゃるそうです。ヌメリのあるものは煮物にしたり、食感の良いものは炒め物にしたり、またはその2種を最後にミックスさせてみたり、、、

フルコースを頂き、最後に小川先生がお話くださいました。和食や中華は、ぬるま湯で早めに戻して、しいたけ自体に味を入れていく調理法だが、イタリアンは低温で時間をかけて戻し、コリコリの食感を楽しむところが素晴らしい。乾しいたけとイタリアンが、こんなに合うという新発見に、興奮していらっしゃいました。「今日は奥田シェフから学んだ!こうでなければならない、という概念をなくして、柔軟な発想によりこんなに美味しい乾しいたけになるなんて、奥田シェフは素晴らしい!」とおっしゃっている小川先生は、なんと86歳!ツヤッツヤのお肌と生き生きとお話なさる姿は、青年のようです。常に新しいものを受け入れていく柔軟性を持った考え方が、小川先生の「若さ」の秘密なのだと実感しました。小川先生ご自身が、熟成され、味があり、様々な形に変化する乾しいたけのような魅力を持った方です。同じように、人として奥深い奥田シェフは、「料理で皆様へ感動を残そう!」という想いで作って下さるそうです。

 最後に、岩崎真理子さんからの乾ししいたけミニ知識!
しいたけには、3つのタイプがあります。
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冬茹(どんこ)…寒い時期にゆっくりと成長し、春先に収穫されたもの。肉厚で丸型のもの。乾燥させると表面にひび割れができるが、旨み成分が凝縮されている証でもある。煮込みや汁物や中華におすすめ。

 香信(こうしん)…暖かい時期に短期間で成長し、秋に収穫されたもの。かさが大きく薄い。ちらし寿司や炒め物におすすめ。

 香茹(こうこ)…冬茹と香茹の中間。両方の利点を兼ねそろえている為、重宝される。和食から中華まで全ての料理におすすめ。
 


乾しいたけには、収穫された季節によって名前がついているそうです。春に収穫したら春子。冬なら冬子。他にも雨子、寒子、藤子など。生産者さんは、乾しいたけを我が子のように思っているのですね。乾しいたけのお話をなさる岩崎真理子さんが、少女のように目を輝かせていらっしゃる様子は、乾しいたけが好きで好きでたまらない!のだと伝わってきました。

私のお隣の女性は奥田シェフの本を読み人生が変わったのよとおっしゃっていました。今日ご参加の皆様も、五感や細胞が、刺激され癒され、活性化され、少し人生が変わったのではないでしょうか?

銀座「サンダンデロヤマガタ」の1階は、山形のアンテナショップ。山形食材が満載ですが、乾しいたけの種類も豊富です。お土産の乾しいたけとは別の種類の乾しいたけを購入し、皆様ウキウキと、クリスマスの銀座へと出かけていきました。
 

レポート作成者  
  伊藤 友子
(
野菜ソムリエ・ベジフルビューティーアドバイザー・食育マイスター)

 

香る野菜『セロリ』

日時:126日 13:3015:30

講師:鬼丸 幸子さん アクティブ野菜ソムリエ

 Saecoさん アクティブ野菜ソムリエ

会場:教会本部福岡教室

普段なかなか買わない野菜、セロリ。その理由は自分が作る料理のレパートリーが少ないから……。セロリのことをもっと知れば、作る料理の幅も広がるのでは、と思い参加させていただきました!

セロリはセリ科、オランダミツバ属。種類は、緑色種、黄色種、中間種、芹菜、ホワイトセロリ、セロリアックなどがあり、日本で主に栽培されているのは中間種なのだそう。

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国内の主な産地は1位長野、2位静岡、それに3位福岡。特に福岡県産セロリは、その約9割以上が福岡県みやま市のJA南筑後瀬高町セロリ部会のもの!一つの部会で作られたセロリが全国生産量3位のうち9割を占めるのですから驚きです。実はこの瀬高町セロリ部会、講師の鬼丸先生も所属しているそう。部会全体で品質向上や厳しい規則をつくり、取り組んでいるそうです。

 セロリは暖かさや日に当たることで品質劣化につながるとのこと。そのため、お持ち帰り用のセロリも非常階段のところに出してありました。また、夏は寒冷紗を使って苗を育成するハウスを涼しくしたり、冬はパイプに温水を通して苗を温めたりする必要がある、というように、セロリは思った以上にデリケートな野菜でした。

種あてクイズもありました。みなさんは、どれがセロリの種だかわかりますか?

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 正解は……、Cです!

ちなみにAはホウレン草、Bは大根の種なのだそう。私は間違えてAを選んでしまいましたが、Cの袋を開けると確かにセロリの香りが……。こんな種の時からあのセロリ特有の香りがするなんて、驚きです。

食べ比べでは、セロリの葉柄の外側の上の方の物、外側の下の方のもの、芯の部分、セロリの葉を食べ比べました。

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外側の上の方の物はとてもみずみずしく、さすが水分がほとんどの野菜、という感じでした。下の方はパリパリした食感、内側の物は柔らかめでした。葉は予想以上の苦さでしたが、葉柄の2倍のカロテンが含まれていたりと栄養満点!捨てずに食べてほしいとのことでした。

最後はSaecoさんが考案されたセロリレシピの紹介と試食。今回のテーマは「大人可愛い」。メニュー、ディスプレイともピセロリ色とアンティークピンクの組み合わせで大人可愛いを表現したとのことでした。

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試食させていただいたのは、サラダ(桃ジャムのドレッシングで)、コンフィ、チーズトースト、カレーパン。トーストにセロリをのせるという発想は今までなかったので、びっくりしました。

どれもセロリの風味が生きておいしかったです今まで自分にとって身近とは言い難かったセロリ。しかし、今回の教室のおかげで手を伸ばしやすい野菜となりました。講師の鬼丸さんの生産者だからこそわかる苦労、Saecoさんの素敵なレシピと、とても濃い2時間となりました。

 貴重なお話、ありがとうございました!!

レポート作成者

福田香穂理(ジュニア野菜ソムリエ 大学生)

 

イイジマ農園のミニ根菜ブーケを作ろう!
~六本木農園deアカデミックレストラン!~

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アカデミックレストランとは・・・


『素材を知る』『素材がお料理に変化する、その感動を味わう』
この2つの体験が同時に体験できるレストランイベントです。


素材について、お料理について、ひとりでも多くの生活者に
“知らないで食べる”から“知って食べる”を体験をしてほしい・・・
私達はそう願ってアカデミックレストランを定期的に開催しています。


お腹を満たすだけでなく、頭もココロも満たすことで、
毎日の食卓や食文化をより豊かに楽しめる環境を作りながら、
21世紀の新たな外食の愉しみ方をアカデミックにお伝えしています。


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日時:2014年11月24日(月/祝)
   11:00~15:30
場所:六本木農園
講師:シニア野菜ソムリエ 立原瑞穂さん
シェフ:グランシェフ 比嘉康洋さん



六本木といえば“六本木ヒルズ”“ミッドタウン”をイメージする六本木ですが、
今回のアカデミックレストランは、そんな都会のど真ん中に佇む『六本木農園』


農園?!と思いながらレストランに近づくと会場には大きな円形のテントが張られ、
中にはストーブが焚かれています。


始まる前から大人も子どももワクワクしてます♪


まずはミニ根菜ブーケを作る野菜選びです。


ビタミン大根・もものすけ・ハーモニーにんじん・
レディーサラダ・あやめゆき・金美人にんじん・三浦大根


色とりどりのなんときれいな根菜たち!!
大きいのもあれば小さいものもあってどれを使おうか迷ってしまいます。



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さあ、待ちに待ったスタートです!!


まずは今日の先生、立原さんの挨拶から始まります。


初めに自己紹介。
大人も子どもも好きな野菜を教えてもらいました。


ちょっと緊張気味の子どもたち。
恥ずかしながらも“よろしくね!”のご挨拶。


六本木農園からのウエルカムドリンクは、三重県中森製茶の玄米ほうじ茶。
香ばしい香りが、ほっとした気持ちを誘います。




続いて六本木農園 比嘉シェフのご紹介。


“ひげがあるから怖そう?!でもそんなことなくて、優しいそしておいしいお料理をたくさん作ってくれたシェフです!!”
と立原さんから紹介されました。


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続いて、イイジマ農園 飯島聡さんのご紹介、
そして待ちに待ったブーケ作りです!!

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テーブルに野菜を置く位置から始まって、
しっかりとバランスをとって束ねていく方法を丁寧に教えていただきました。


子どもたちも野菜の色合い・大きさのバランスを考えながら作っています。
みんな真剣!!


最後のまとめるところは、大人が子どもを優しくサポート。


それぞれ個性のあるブーケがたくさん出来上がりました。
メッセージカードを添えて出来上がり。
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みんな誰にプレゼントしたのでしょうね♪


ブーケが出来上がったら、お待ちかね!!ランチビュッフェのスタートです!!




イイジマ農園のウエルカムベジタブル~豆乳バーニャカウダーソース~
おからを土に見立てて野菜が植えられているイメージで盛り付けられています。
大地に生えた力強い野菜を感じますね。
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そして、イイジマ農園の彩蕪とミニトマト、鮮魚のカルパッチョ
微妙に違う赤い色の野菜たちをメインに、とっても明るい一品です!!
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イイジマ農園の長葱と赤蕪のトロトログラタン
まろやかな味付けで、赤蕪の赤と白のコントラストがグラタンに映えていて、
イイジマ農園さんのお野菜が引き立ちます。

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イイジマ農園の三浦大根と大山鶏のロースト
大根が甘く柔らかくローストされて鶏のうまみと合い何ともやさしいお味は、
とっても優しい比嘉シェフだからこそ!!

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イイジマ農園の彩根菜シチュー
緑黄色野菜満載、にんじんとブロッコリー、
色濃い野菜が柔らかくしっかりと煮込まれていました。


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大人も子どももおなかいっぱい!!


子どもたちもみんなすっかり仲良しになって、
みんな元気に遊び始めると・・・


待ってました!!スペシャルサプライズ!!
おしゃれな臼が出てきましたよ~。


何が始まるのかな???
と思ったら、お餅のお兄さんの掛け声で餅つき大会の開始です♪


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参加者一同で楽しく餅をついていきます。


初めは、子どもたちから大きな杵を振り上げてペッタンペッタン。
みんなとっても力持ち♪


子どもに続いて大人も参加。
楽しい雰囲気で包まれた会場で、思わず私も餅つきに参加してしまいました。


もちろんつきたてのお餅をいただきます。


お餅には・・・・
きなこ・抹茶・三浦大根・ビタミン大根・赤大根のすりおろし・納豆・あんこ
またまたたくさんの味を楽しむことができました。


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さあラストは、みんな自分で作った根菜ブーケをもって記念写真!!
みんな、上手に作れました!!


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新鮮な野菜においしいお料理、自分たちでついたお餅をいただいて、
みんなの笑顔は何物にも変えられないほどだったように思います。


こんなに素敵なアカデミックレストランに参加できて幸せでした。


立原さんをはじめ比嘉シェフ・飯嶋さん、六本木農園の皆様ありがとうございました。
今回は、第2回目また第3回目も考えています!!とのこと。
期待して待っています!!




レポート:福島玲子
(野菜ソムリエ・ジュニア食育マイスター・ジュニアアスリートフードマイスター)

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