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『野菜教室』サトイモ
年末年始にかかせない!

美味しく楽しく野菜生活を楽しもう!
 
野菜ソムリエによる「野菜教室」って?→クリック
 
■日時 2014年12月18日(木)19:00~21:00
■場所 日本野菜ソムリエ協会本部 渋谷教室
■講師名 福島 玲子さん ブログ:簡単おうちごはん
     アクティブ野菜ソムリエ/ジュニア食育マイスター
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*******年末年始にかかせない!~サトイモ~*****************
 
寒い冬は温かい料理が食べたくなりますよね。
その代表的なものに豚汁やけんちん汁があります。
そしてその中に必ず登場するのがサトイモ。サトイモには沢山の種類があることは
知っていましたが、なかなか口にする機会がありませんでした。
今回はいろいろな種類の食べ比べを楽しみに参加しました。
 
教室に入ると・・・
机の上には初めて目にする採りたてのサトイモのかたまり、そして何種類ものサトイモが
並べられていました。
 
講義が始まる前からワクワクしてきました。
 
野菜を食べよう
 
まずは野菜の話から始まりました。
野菜は赤、黄、緑、紫、黒、白と色とりどりできれいです。
野菜を選ぶ時にその色に注目すると自然といろいろな野菜をまんべんなく
食べることができます。そして、その野菜の色はファイトケミカルといって
野菜自身が紫外線から身を守るための自己防衛で抗酸化作用を持つものです。
野菜を食べることで私達もその恩恵を受けることができます。
野菜の生きていく力が私達が健康であるための力になるのですね。
 
サトイモについて
 
サトイモの原産地はインドおよびインドに隣接する中国です。
暖かい地域で作られたものなので、低温と乾燥には弱い野菜です。
ですので、保存する際には冷蔵庫ではなく新聞紙に包んで泥つきのまま冷暗所
おいておくと長持ちします。
 
サトイモの皮をむいた時に赤い筋が見えることがありますよね。
これは保存した時の温度が低すぎるとできるそうです。体に害はないのですが
筋張ってしまい食味も落ちるので取り除いたほうが良いそうです。
 
また、サトイモは稲よりも古くからある野菜で長い間日本人に親しまれてきました。
古代の人も食べていたのかと思うと不思議な気持ちになります。
 
日本の各地域で特色のあるサトイモが作られていますが
、寒い北海道だけは作られていません。
生産量の一位は私が住んでいる千葉県であることを知りました。
 
しかし、産出額の1位は一つの価値が高いサトイモを作っている埼玉県です。
生産量と産出額は比例しないものですね。
 
サトイモをよく見ると、縞模様がありますが、これは成長していく過程でできるもので、
この縞がはっきり見えて丸みを帯びてふっくらとしたものを選ぶとよいそうです。
 
きぬかつぎといってよく初詣に行った時に露店で売られていますよね。
これはサトイモを皮ごと茹でて塩などを振っていただく食べ方で
平安時代の女性の被り物であるきぬかつぎから命名されたということです。
今までそういう種類のサトイモだと思っていたので勉強になりました。
 
サトイモ栽培
サトイモは3月~4月頃までに種芋を植え付けます。
そこから収穫するまでの間にかなりの手間ひまを要します。
まず6月に泥よせといってサトイモの頭が出ないように左右から土を
かぶせます。サトイモは暗い所で育っていくので日に当たってしまうと
ひびが入ってしまうそうです。
 
そして、8月~9月の子芋が成長していく時期には水をきらしてはいけないそうです。
水を切らすとひび割れして大きくならないからです。
 
10月に収穫しますが、そのあとに親芋から子芋、孫芋を離して等級分けをします。
等級はなんと10段階もあります。とても手間のかかる作業です。
親芋に沢山の子芋、孫芋がついている掘りたてのサトイモを初めて見ました。
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講師の福島さんが一つ一つもぎとり、みんなで数えていくと29個もありました。
収穫する時はサトイモの周りの土を掘り起こして芋の外側から掘るように
するそうですが、これも重労働のようです。
 
サトイモは連作障害が出る野菜なので、毎年同じ畑で栽培できず、畑を4等分にして
4種類の野菜を植え毎年ずらしながら栽培していくなどして工夫しているそうです。
講師の先生から生産者の方の生の声を聴けるのも野菜教室の魅力の一つです。
 
食べ比べ
いよいよ楽しみにしていた食べ比べの時間になりました。
サトイモの展示品種は10種類!ととても豊富です。
 
 土垂  蓮葉芋  八つ頭  丸系八つ頭  悪戸芋
 からとり芋  タケノコ芋  海老芋  セレベス ⑩ 芋茎
 
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4 5
 
その中で今回は②、④、⑤、⑥、⑦、⑧の6種類を食べ比べました。
 
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ねっとりしたもの、ほくほくしたもの、甘みが強いものそれぞれに良さがありました。
 
色も白いものから少し灰色がかったもの、黄色みがあるものと一つ一つ
違いがみられました。
私はその中でもサツマイモに味が近い④の丸系八つ頭が一番好みの味でした。
ほかの方からの人気も高かったです。
⑧の海老芋は唐芋を何度も何度も土寄せをして海老のように少し曲がった形
作りあげたもので、京都の伝統野菜の一つです。
⑦のタケノコ芋も掘りたてを見せてもらいました。
芋についている皮を一枚一枚むいていくとタケノコのような形の芋になっていきます。
 
サトイモのレシピ紹介
 ~クリスマスメニュー~
 
サトイモのイタリアン風トマト煮
サトイモの黒ゴマバター和え
 
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普段サトイモを料理する時は和風にすることが多いので、
洋風の味つけはとても新鮮でした。
トマト煮は蓮葉芋を、バター和えはタケノコ芋を使っていました。
 
蓮葉芋は普段口にすることが多い土垂芋に味が似てさっぱりしているの
トマト煮に向いていると思いました。
 
タケノコ芋は京芋とも呼ばれているもので、ほどよい水分が感じられ
バターのコクとよくマッチしていました。
 
最後は講師の福島さんが生産者の方から頂いたサトイモを
参加者の皆さまで分けました。
私も親芋からもぎとった子芋とタケノコ芋をいただきました。
タケノコ芋はまだ皮が青くてむきづらいため少しの間逆さまにして土の中に
埋めておいたほうが良いということなので、まだ土の中にあります。
食べるのを楽しみに待ちたいと思っています。
 
野菜教室は講師の福島さんの温かいお人柄を感じながら
お話を伺ったり、サトイモを味わったりとアッという間の2時間でした。
講師の福島さん、ご一緒した皆様ありがとうございました。
今回、勉強したサトイモの種類を見つけたら、是非!購入して料理してみようと思います。
 
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レポート作成:ジュニア野菜ソムリエ 小澤 真弓
野菜ソムリエ1次試験合格☆2次試験がんばります!
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この度ご協力頂きました皆さま本当にありがとうございました。
 
・なるかわ農園 http://profile.ameba.jp/oyasai-dayori/   鳴河一成さん
・グリーンショップはらだ http://www.haradayaoya.com/  山口美香さん 
・農所 台所」 farm&kitchen  http://ameblo.jp/etsumaki/  牧野悦子さん
 
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
2014年度の最後の野菜教室は「年末年始に欠かせないサトイモ」の魅力を
この時期に学んで頂きたく開催いたしました。又、クリスマスパーティーメニューにもぜひ!
講師の福島さんの優しい愛情により、学ぶことの楽しさ を感じた講座となりました。
 
今後も野菜教室では野菜ソムリエがテーマ野菜について
詳しく、楽しく皆様にお伝えしていきます。
日本野菜ソムリエ協会 野菜教室