熊本県産野菜果物をとことん知って楽しむ「ベジフルフラワーワークショップ」
講座名 ベジフルフラワーワークショップ
日時 2017年8月25日
講師 佐々野 祐加さん
第6回野菜ソムリエアワード「ベジフルフラワー部門」金賞受賞
九州唯一のベジフルフラワーアーティスト・プロフェッサー(上級)
資格者 野菜ソムリエ 食育インストラクター フードサロネーゼ
ご協力 佐藤 真美さん
ベジフルフラワーアーティスト 野菜ソムリエプロ
場所 日本野菜ソムリエ協会 福岡教室
831(やさいの日)特別企画で熊本県産野菜を使ってベジフルフラワーワークショップが開催されました。
教室には机いっぱいに野菜が並べてありました。
人参 サツマイモ 水前寺菜 モロヘイヤ サニーレタス パプリカ ピーマン 坊ちゃんなす 伏見甘長 オクラ ししとう ミニトマト(赤 黄)パープルレッド(トマト)
どんな感じのブーケになるのか始まる前から楽しみでワクワクしました。
ベジフルフラワーとは野菜(Vege)果物(fru)をブーケやオブジェとして仕立てた新しいアートです。仕立てることでインテリア 空間演出として見て楽しむことができます。贈り物として花束みたいなベジフルフラワーをいただいたらびっくりしますよね。
まず最初に左手(利き手でないほう)を親指と人差し指の間をあけて人参サツマイモの順に手に持って、水前寺菜 モロヘイヤ サニーレタスを見栄えよく間に入れ込み輪ゴムで軽く止め鮮度ビニールでキャラメル包みにして形を整えます。
パプリカ ピーマン 坊ちゃんなす 伏見甘長 オクラ ししとう ミニトマトは竹串やつまようじで動かない程度にそれぞれに差し込んでおきます。
鮮度ビニールで巻いた(人参サツマイモ)上にラッピング用の紙をキャラメル包みにして形を整えて輪ゴムでとめ、その上にリボンをむすびます。
ビニールとラッピング用紙を広げてパプリカをメインにピーマンやミニトマトなど竹串に刺した野菜などをセンスよく?!差し込んでいきます。形を整えて出来上がりです。初めてのわりにはよく出来たと思います。
製作中に感じましたが、曲がったオクラや違った方向に向いたししとうなど、ちょっと変わった面白い形をした野菜がベジフルフラワーを引き立ててくれます。これこそお店に出せないB級品の野菜たちが活躍する場だなぁと思いました。
初めてのベジフルフラワーはとても楽しかったです。次回はまた違った野菜で挑戦してみたいです。見て楽しんだあとは美味しく食べることもベジフルフラワーの楽しみのひとつです。私はサラダを作りました。色とりどりの豪華なサラダができ野菜そのものの味も楽しめました。
ベジフルフラワーを楽しんだあとは、佐藤真美さんのお話しがありました。
佐藤さんもベジフルフラワーアーティストで野菜ソムリエプロをされています。
佐々野さんと同じく熊本県在住で一緒に野菜果物を育てられベジフルフラワーを広める活動をされています。
佐藤さんは熊本の野菜「水前寺菜」とベジフルフラワーの畑「かえふぁーむ研究所」を作られています。
水前寺菜は熊本の伝統野菜です。水前寺公園でも栽培されており公園内で苗も
普通に販売されているそうです。水前寺菜は地域によって呼び名があり、石川県では金時草、沖縄ではハンダマ、愛知県は式部草、京都長岡ではガラシャ菜と呼ばれてるようです。
「かえふぁーむ研究所」はベジフルフラワーに使う野菜を種から育苗定植にこだわって作られているそうです。色とりどりの野菜はベジフルフラワーには必要です。色形にもこだわり約50種類も作られているそうです。
たくさんの野菜を育てるには自然との戦いに大変な苦労をされています。虫食い、青枯れ病、台風など、生産者の方の気持ちがわかり生産者の方は本当にすごいなと言われてました。
今後は土肥料へこだわり、美味しさへの追及をし「お野菜ボックス」も出荷されたいとの事でした。
野菜作りは簡単ではない事は分かっていましたが、佐藤さんのお話しを聞き大変さをつくづく感じました。
次回もぜひベジフルフラワーワークショップお願いします。
料理をして美味しくいただく野菜が、見て楽しむ野菜に気づかせていただきました。楽しい時間ありがとうございました。
レポート作者 小松 留美 野菜ソムリエ
野菜ソムリエとして活躍はまだまだですが、今後いろいろと知識を身につけて
少しでも多くの人に知識と感動を伝えていこうと思います。